ワゴンR・スティングレー購入記

2009年1月4日(日) 一大決断!

 正月の連休も今日でオシマイ。楽あれば苦あり。苦あれば苦あり。ここ数日、クンクンでさえ「おやすみ、あとなんにち?」と言いながら、保育園のシールブックを何度も見てその度にショックを受けている。分かる分かるよねぇ。

 みけねこも、仕事の成績が悪いので2月から左遷される予定であり(場合によっては4月になる可能性あり)、そうなると通勤距離が一気に倍以上となる。今まで老骨にむち打ってバイク通勤を頑張ってきたが、雨の日や雪の日を思うと、さすがにもうつらいなぁと感じていたところだ。

 雨ニモマケ 風ニモマケ 雪ニモ夏ノ暑サニモマケ ヒ弱ナカラダヲモチ・・・

 これは、宮沢賢治の詩であるが、詩想を練る時に宮沢の頭にあったのは、みけねこのことに違いない。
 クソボロッチィ軽でも買うべきか・・・

 そういえば昨日。こんな広告(←)が入ってきたのじゃ。なんでも、スズキに行って、「試乗」か「見積」か「査定」をすると、新春お楽しみ福袋をくれるとな?耳より情報である。

 実は、軽の購入に動いたのは今日が初めてではない。やはり、みけねこ無能の理由により遠方へ左遷の話があって、昨年の4月の土日にあわててディーラー巡りをした頃があった。その時、ぐっと心惹かれたのがワゴンRスティングレー。試乗して見積まで取ったのが、いや。人気車だけに値引きが渋くて渋くて。
 スズキのディーラーの店長曰く。「今なら6万引きましょう。ハハ。値引きがどうも少ないとお考えでしたら、まあ他の店も当たってみてくださいよ。ぬっはっは!」我々が泣きながら戻ってきてどうか定価で売ってくれと懇願するのは間違いなしと言わんばかりに自信タップリだった。
 まあ、幸いというかその時は、みけねこの左遷がたち消えとなったので購入の件も必要なくなり、店長に泣きすがって靴に接吻しながら懇願しないで済んだのである...

 しかし今度ばかりはねぇ。みけねこの無能ぶりは当時よりますます進行してるし。ワゴンRスティングレーも前回見積の時からみけねこ同様進化し、9月に新型になって目がつり上がって悪相になった。

 最初に出かけたのはスズキアリーナ。近所にある主なSUZUKIショップ(新春特売の)は、前回見積もったディーラーのスズキと、別系統と思われるアリーナの二店だけなのである。

 アリーナに到着すると、入口の特設テントの中でハッピを着た営業マン達が暇そうにアクビしていた。新春大特売セールというのに、客一人見あたらないとは不景気を実感するなァ。
 「オホンオホン。金が余って困った困った。仕方ないから車でも買うか」大声で独り言を言いながら車を降りるや、営業マンが寄ってたかってクンクンにはさっそくお菓子袋とピンクの風船のプレゼントである。

 しかしこの金持ちの上客を確保したのは、ウラ若きオネーサンであった。
 「お客様。オホホ。お車をお探しですか?
 「フム・・・安い軽をな。ワゴンRスティングレーとか」一瞬、オネーサンの顔が般若のようになったらしく、それを見たクンクンはピンクの風船を離してしまい、フーセンはフラフラ二階天井に飛んでいってしまった。クンクンはオレンジの風船をまたいただいたが、ピンクの好きなクンクンは大ショックでうずくまってしまった。可愛そうに。

スズキ ワゴンR スティングレー(販売開始:2008年09月)
  グレード 価 格 駆動
方式
ミッション JC08モード
燃費
10・15モード
燃費
X 125万4750円 FF 4AT 20.4 21
X(CVT) 128万6250円 FF CVT 21.4 23
X 4WD 137万2350円 4WD 4AT 19 20
X(CVT) 4WD 140万3850円 4WD CVT 20.8 22
T(CVT) 141万7500円 FF CVT - 21.5
T(CVT) 4WD 153万5100円 4WD CVT - 20.5
TS(CVT) 155万4000円 FF CVT - 21.5
TS(CVT) 4WD 167万1600円 4WD CVT - 20.5
*価格はオーディオレス車。オーディオ付はX・Tが+21,000円。TSが+42,000円。

 「見積もってもらいたい(福袋をいただきたい)。XのCVTで)とみけねこ。
 ワゴンRスティングレーのグレードは、右表のとおりであるが、TとTSはターボ車(最上級グレードのTSは、15インチタイヤや室内のイルミネーションなどが追加)となるが、まあ、軽は所詮は軽。そこまで走りに拘るくらいなら、最初から軽にしないワイと考えたみけねこは、お安いXでいいと思ったのだ。さらにCVTと燃費の良さを考慮し、4ATとの値段の差がさほどないことを思えば、CVTに決まりなのである。

 「オプションであるが・・・」調子よくみけねこは続けた。 

1.ドアバイザー(9,608円) *必須
2.フロアマット(13,808円) *新聞紙を敷いておけばいいという人以外は必須
3.エスGコート(33,075円) ボディコートしておけば3年持つらしいが,ホントかのう?大金なので出来ればケチりたいところであるが,洗車の手間も大いにケチりたいのだ。
4.希望ナンバー(4,300円)  これを申し込んでおかないと,『4219』(シニイク)とかろくな番号にならないのだ。

 「ナビをオートバックスでいいのを安く付けるからオーディオレス車でいいです。車体色は特別塗装でない普通の。ぬはっ!ぬはぬはぬは!(ストレッチマン風)」」とみけねこ。
 なお、ノーマルバージョンの方も,実は「リモート格納ミラーオートドアロックシステム(43,680円)」(例の特別仕様車のといっしょ)が新車ご成約プレゼントで付くのである。さらに、ボディコートを申し込むと「オートライトシステム(19,688円)」がプレゼントとか。保険の契約書みたいに難解じゃ。

 「ところでナビでしたら、広告の特別仕様車をご存じですか?」とオネーサン。
 「ウム・・・もちろん知っておるが、今どき4ATではのう
 「CVTとの差額のプラスだけでお見積もり出来ます
 クラリオンのナビがDVDが使える”NX308”(下位のNX208はCDのみ)であることを確認した(となると、値段はまあまあ妥当かな)みけねこは、両方で見積もってもらうこととした。

ワゴンR スティングレー X
型式 DBA-MH23S
ルナグレーパールメタリック/ミステリアスバイオレットパール/スパークブラックパール/ノクターンブルーパール/クラッシーレッドパール/シルキーシルバーメタリック/パールホワイト/ブルーイッシュブラックパール3
*特別色は21,000円高。
車両本体価格(税抜) 1,265,250円(税抜1,205,000) *オーディオレス車。付きは21,000円高。
駆動方式 FF
乗車定員[人] 4
トランスミッション インパネCVT
ドア枚数 5
シート列数 2
全長×全幅×全高[mm] 3395×1475×1675
室内長×室内幅×室内高[mm] 1975×1295×1275
ホイールベース[mm] 2400
前トレッド×後トレッド[mm] 1295×1290
最低地上高[mm] 155
車両重量[kg] 860
最小回転半径[m] 4.4
ナンバーサイズ 5ナンバー
軽自動車
エンジン型式 K6A
エンジン種類 直列型3気筒DOHC
エンジン ガソリン
シリンダー内径×行程[mm] 68×60.4
総排気量[cc] 658
圧縮比 10.5
最大出力[kW/PS/RPM(最大)] 40/54/6500
最大トルク[NM/GM/RPM(最大)] 63/6.4/3500
サスペンション ストラット式
アイソレーテッド・トレーリング・リンク式
ブレーキ ディスク式
ドラム式
タイヤサイズ 155/65R14
155/65R14
燃費基準達成 平成27年燃費基準達成
低排出ガス認定 平成17年低排出ガス☆☆☆☆
ステアリングギア パワーアシスト付ラック&ピニオン式
燃料供給装置 電子制御式
使用燃料 レギュラー
燃料タンク容量[リットル] 30
標 準 装 備
エアコン フルオートエアコン
エアフィルター
パワーウインドウ
フロントベンチシート
シートアレンジ 2列目分割可倒シート、フルフラットシート、運転席シートリフター
床下ラゲージボックス
ステアリングホイール 本革巻き
UVカットガラス
プライバシーガラス
ホイール 14インチアルミホイール
フロントスポイラー
リアスポイラー
ディスチャージヘッドライト
フォグランプ マルチリフレクターフロントフォグランプ
スピーカー数 6
シートリフター
エアバッグ デュアルSRSエアバック
ABS 4輪ABS(EBD・ブレーキアシスト付き)
ブレーキアシスト
パワーステアリング
盗難防止装置
セキュリティアラーム
エンジンスタートボタン
キーレスエントリー
タイヤ空気圧警告システム

 さて,見積の結果は如何に。

・ノーマルバージョン:1,444,576円
・特別仕様バージョン:1,527,410円

 値段の差は82,834円しかなく、事実上これがETC+ナビの差ということになる。絶対特別仕様の方がいいに決まってる。

 「特別仕様がワンプライスだから引けないでしょうけど(オネーサンはウンウンと頷いた)、ノーマルバージョンの方は実際のところいくらになりますかの?
 期待に充ち満ちたこの質問への回答は明瞭だった。
 「端数の4,576円です
 「!(ギャオン)

 新年から渋い。フランク永井の低音の魅力みたいに渋い。押してもだめなら引いてみなと昔から云うけど,オネーサンの顔は一円だって引くくらいなら死んだ方がマシって決意だ。今後、後ろ向きに検討し善処しますと言い残してここはお仕舞い。帰る時に例のお楽しみ福袋をくれたので、とりあえず最初の目的はクリアーである。

 次なるは,期待のスズキディーラーである。こっちの方がまだしも値引いてくれるような気がしてきた。前回見積の時は6万も引くって言ってたしね!途中、クンクンは車の中で寝てしまった。正月休みの遊び疲れかな。
 店内には客が三組も来ていて熱心に商談中である。さらに我々に付いたのは,熟年の大ベテランの営業だ。こりゃ大幅な値引きが期待出来そうだ。

 商談開始前に軽くいただいたのは,小さなティッシュボックス(一応,車の形をした安いやつ)とちゃっちいハーブ栽培セット也。これを読んだ読者の皆さんは,何とケチくさいことかと思われるかも知れないが、ビッグな福袋は帰る時のお楽しみとして一番最後に下賜くださるものなのである。

 「これはこれはお客様」とベテラン氏は,みけねこのすり切れた服装を見ながら言った。「お得な軽でもお探しで?」やべぇ。さすがはベテラン。最初から見抜かれておるわい。
 「ヘェ」とペコペコ頭を下げながら(権威に弱い)みけねこ。「お見積などお願い出来ますれば恐悦至極に存じ上げ・・・

 同じ条件で見積もらった結果は!

・ノーマルバージョン:1,410,280円
・特別仕様バージョン:1,493,044円

 微妙にアリーナより安いようーな。さらにベテラン氏の大幅値引きを考慮すれば・・・
 「ウヘェ。ウヒョヒョ」とみけねこ。サクサク話を進めよう。「してお値引きなどは如何?

 ボクタチは,多額の値引にびっくりしてヒックリ返らないよう気を引き締めた。
 「まずは・・・
 「して、まずは?
 「ノーマルバーションですが・・・
 「して、ノーマルバージョンの(大幅)値引額は?
 「2万ほどで」ベテラン氏はニンマリ笑った。
 「がーん
 値引の余裕があるはずのノーマルバージョンでさえこの有様では、特別仕様バージョンは聞くまでもあるまい。粘っても2円くらいしか引いてくれないに決まってる。
 ついでに、走行中にクンクンにTVを見せるため,ハンドブレーキのアースをサービスで落としてくれと頼んだが、店の方針でダメとのこと。

 渋い・・・缶コーヒーのBOSSより渋い。

 よーく考えよ〜お金は大事だよ〜(と云っても、この店の例の特別仕様車の初売期間は3日〜6日までのたった4日間。残るは明日明後日の月・火しかない)と言い残して、ディーラを後にした...のだが,運転しながら二つばかり考慮すべきことがあった。
 まず,福袋は結局くれなかったということ。
 それから、やはり特別仕様車を今日決めなくては,もう(少なくとも3月の決算セールまでは)買えないんじゃないかということ。みけねこの左遷に間に合わないジャン。ホンダやトヨタと違ってスズキって結構お殿様商売。向こうから電話もしてくれないし,自宅に営業にもやって来ない(そもそも、こちらの住所も電話番号も聞かれなかったですし)。営業のコストをとことん削っているということだ。

 「やっぱりUターンして『ごめんなさい。売ってください。ヒヒーン』と言って契約しちゃおうか。あの特別仕様車は当分出ないよ
 「家に帰ってから、もう少し負けてくれたら買うと電話してみたら?」
 「ウン──


 スズキのページにはこんな表がある。
 軽乗用車を買う利点は、価格の安さと燃費の良さと維持費だが、まあ最近は軽自動車の重装備化とそれに伴う重量化で、価格と燃費の利点がリッタークラスのコンパクトカーと比べて見えてこなくなったのも事実。残る メリットは維持費だが、三年間で111,820円+自動車所得税でいくぶん。こうして見ると実際思っていたほどではないなぁ。

カラーは新色の”ルナグレーパール・メタリック”

 賢い彼女と相談の結果はこうだった。
 「あー。もしもし。ついさっき、スティングレーの見積をお願いした、ねこみけじゃなかった、みけねこですが、家でちと相談しまして・・・(1)ラゲッジマット(大:12,390円、小:8,190円と二種類あるが、小でいいつもり)を大サービス(2)納車時にガソリン満タン。この条件を呑んでくだされば、今からそちらに行って契約します。ヒヒーン
 「あー。そうですか。店長と相談して後ほどお電話します

 なんとなくつれないお返事。でも正直、ダメでも契約するつもりだ。その場合はせめて福袋くらいはいただこうか。
 30分ほどで電話がかかってきた。

 「え〜以前(去年)にも来ていただいたとのことですし、今までのお付き合いなども種々考慮しまして──
 「はいはい?」(ドキドキ)
 「ラゲージマットの方ですが、これは二種類ありまして、8,190円の安い方でしたらサービスします。それから──
 「それから?」(やったぜ)
 「ガソリン満タンの件ですが、昨今の原油の高騰のこともありまして店の方針としてそういうことはやっておりません──」(原油高っていつのコトじゃ?今下がってるのに。まあラゲージマットだけでも)
 「しかし、何度も足を運んでいただくお車代としまして、端数の3,044円は引きまして1,490,000円ということでどうですか。但し、今日契約してくださるというお客様を信頼しての条件です
 「かっかっかっかっ買ったー」(でもやっぱ、リッター100円を切っているガソリンの方が安いんじゃ?タンクは満タンで30リッターだし)

 という次第。

 18時頃、ディーラへ到着するとショッキングな出来事が待っていた。
 前の見積もりはうっかり間違いで、ホントは1,515,000円だというのである。そりゃ間違いは誰にでもあること。仕方ないが・・・なんかショック〜。それでもアリーナより少し安いし、ラゲッジマットも付いているので判子を押す以外、我々にはもはや選ぶ道はなかったのである。──完敗じゃ。

 それから、広告の特別仕様車の写真のアルミホイールと展示車の(ちゃっちい)が違うことを言ってみたら、広告のは(お客が勘違いしやすいように)実はTS専用の15インチアルミホイールなんですって。うーむ。さすがはスズキじゃ。
 「ところで、広告にご成約プレゼントと載ってる『ふるさとギフトセット』or『ディズニーリゾートペアチケット』or『ETC車載器』プレゼントはいただけるんですかの?」とずうずうしくみけねこ。
 「ETC車載器は既についているんで、ちょっと・・・店長に相談してみます」とケチなことを言うベテラン営業マン氏。この時までに分かったのだが、ベテラン営業マン氏はまだ採用1ヶ月の中途採用の人だったのだ。なんといってもこの厳しいご時世ですから、とりあえず一台売れて良かったですね。
 結局、なんとかディズニーリゾートペアチケットはいただけることとなった。でも、言わなかったら絶対くれなかったと思う。

 さて、ここで最終見積書を大公開。
 カラーは、ルナグレーパールメタリック。これはスティングレー専用の新色なのだ。最初は、黒(下写真のブルーイッシュブラックパール3)にするつもりだったが、展示車のややネズミがかったコレを見て、真っ黒は やっぱ汚れやすいからナ〜と、気を変えた次第。みけねこは洗車がキライなので。

 この見積書では、本来サービスのはずのオートライトが入っていたり(でも、本体の方の値引き額でやっているようだ)して分かりづらいのだが、これから購入を考えている皆さんの参考になれば 。


パールホワイト


ブルーイッシュブラックパール3

*色は、右上のとあわせ、全8色。

 それからペタペタ契約書にハンコを押して、頭金一万五千両を納めてっと。軽自動車の場合は、実印証明だの住民票だのいらないからラクチン。
 来週末に、手数料の分として十万両を。いつになるか分からない納車時に残金をということとなった。帰り際に忘れているみたいなので急かしたディズニーリゾートペアチケットは、納車の時にいただくことになった。
 結局、福袋は言い出せずじまいとなった。事前の相談では,彼女が 「まあ!あそこに並んでいる赤と白の袋はなにかしら〜?もしかして見積でもれなくプレゼントの筈なのに、さっき来たときはいただけなかった福袋だったりしてェ〜」と大声で叫ぶ手はずだったのだが。代わりに店頭に掲示してあった(もちろん、ボクタチは目を付けていた)ディーラー独自のご成約プレゼントのカニ雑炊セットはいただけたのである。まあ、これでいいですか。

 ここまでが1月4日。たった一日間の出来事だ。

 次の日。アリーナからハガキが届いていた(あそこでは、住所・電話番号を書かされたのじゃ)。特別仕様車は来週の土日まで(アリーナの初売期間は長いのだ)なので、是非いらしてね〜待ってますウフンアハンと書いてあった・・・あの場で150万と言ってくれていたら、良かったのに。

1月10日(土)のこと

 内金を払いにディーラーへ行く。そこでディーラーが提携している任意保険を勧められた...そうそう。みけねこって、任意保険を当時・最高等級の16等級で中断してたんだ。もう8年もね。中断証明は5年分もらっているが、その後制度が変わって10年までいいこととなり、5年を10年分の中断に読み替えOKということになっている。そんな複雑な事情からか、結局ディーラーのお勧めのノラネコ海上火災(海の上で火災とはこれいかに?)は、向こうから勧めてきたくせに断られちゃった。
 以前の保険を復活させるには、(1)新車登録1ヶ月以内に復活 (2)最高等級は今は20等級となっているが中断時の16等級から─が条件となるが、仕方ないでしょう。でも、車を持つっていろいろお金がかかるものですね。

 今まで車がなかったから、我が家でも多少貯金する余裕があったのかな?
 ちなみに、納車の時期は22日以降のいつかということらしい。思ったより早い。

 さて。去年買い換えしたVOXYの時も嬉しかったが、今回は久しぶりの自分の車。喜びもひとしおなのである。
 まずは、今更だが新型ワゴンRの特集雑誌を買ってみた。自分の車が褒められている記事(当然、この手の雑誌はメーカーから広告料をもらっているから褒める)を何度も読み返すと、喜びがいや増すというものである。皆さんそうでしょう?
 しかしその本をよく読んでみると、褒めてるのは最上級グレードのTSばっかり。ターボの出来が素晴らしいとか質感がなんだとか。我がXもちょっぴり書かれていて、廉価バージョンの割には「まあまあ悪くない」とあった。ヒデー!
 
 さらにドレスアップをしようと思って、早くも以下をネットで注文。

NZ958

BW706

・ナンバープレートカバーカーメイト (CARMATE) ナンバーフレーム&カバー 2枚 ゴールド NZ959” 290円
 フロントとリアの二枚組で290円の激安とは。枠がド派手なゴールドだというのが気になりますが、軽のプレートなら黄色いから目立たないか。しかしこれだけでは、送料が740円もかかっちまう。よっしゃ!
・ルームミラーナポレックス BW706ブロードウェイルームミラー300平面鏡” 800円
 注文した後、横300mmとはデカ過ぎたかと後悔。でもサイズの多少の大小では値段はほとんど変わらないので、ついつい。

 ゴムのフロアマット(泥靴とか、傘とか気にしないで済むので)も物色したが、どのサイズを選ぶべきか分からず断念。後でカー用品店で実物を見て選ぶとしましょうか。

 閑話休題。なぜワゴンRを選んだのか。その理由はみけねこが生まれた日にまで遡ることになる。

 ──その日は雪だった・・・それから数十年の月日が流れた。で、三年前のコト。親父がワゴンRを買ったのだ(前のが事故って調子悪くなったので)。しばらく経つとデコボコ・スリスリになってドアがゆがんだため、一度大金をかけて綺麗にしたが、その後も幾度かの車庫入れで左後ろのバンパーは擦り傷だらけ。ああもったいない!車庫の間口は十分広いのだが、いつも左に寄りすぎで、しかもこんな時ばかり思い切りが良すぎる極めて危険なドライバーだ。高齢者ドライバー問題の本質は、運転能力の衰えではなく、根拠なく抱く過信にこそあると思われるが、ここはその論を述べる場ではない。

 親父のワゴンRは新古車で110万だったが、何度か運転させてもらって、実にいい車だな〜と思った。見晴らしが良く、長距離でも疲れず、軽だから取り回しが極楽。みけねこの最初の車は中古のアルトだった。アルトがあるととても便利というCMがその頃流れていたが、確かに便利は便利かも知れないが、故障の連発にずいぶん悩まされ、軽に悪いイメージしかなかったのが、親父のワゴンRでその認識を改めたのである。

 親父のワゴンRの詳細だが、何回本人に聞いてみても「展示車だからいろんなオプションが付いていて、お得に買えたのじゃ」と言うばかりなので、調べてみた。年式と顔付きから、第三世代。2005年9月2日マイナーバージョンアップ版のFX-Sリミテッド( 2WD・コラム4AT)だろう。ワゴンRって、グレードやバージョンが多種に渡るので、調べるのに手こずってしまった。右上の写真がそうだが、格好いいでしょ?しかし、こんな広い車庫なんだから、擦る方が難しいくらいだと思うんだけどなぁ。

1月18日(日)のこと

 我が愛車スティングレーも組立完了の連絡があり、既に万札のブ厚い束を銀行からおろし、納車日はいつでもオーケーとなった。
 平日に仕事を休むなんてとても無理なので、土曜日か日曜日。もちろん土曜の朝一番に受取に行きたいところなのだが、土曜日は仏滅で日曜日は大安。

 皆さんならどうしますか・・・?
 
 この科学万能の21世紀である。仏滅だろうが13日の金曜日だろうが1999年7の月だろうが何でもいいや〜キニシナイと最初は思っていたのだが、ネットで”仏滅”・”納車”で調べると、結構気にしている人が多いんですね。
 実際、納車が仏滅だった人の体験談では『販売店から道に出る時、ブレーキとアクセルを踏み間違えて左から直進してきたベンツの横っ腹に突っ込んだ』とか『乗り込んでエンジンをかけた瞬間、空から隕石が落下してきて車を直撃した』とかいう確かな実例ばっかり。
 
 アワワワ・・・そうだったのか。仏滅に納車だなんてヤツは神をも畏れぬ不届き者で、地獄行き決定である。
 
 それならせめて日曜朝イチ。夜明けと共に〜と思ったのだが、なんと日曜日は大安吉日の大変お目出度い日であり、納車の予約がいっぱいとのこと(この不景気にネ〜)。結局,午後受取となっちゃったのである。ぐるるるる〜。
 
 さて。愛車の名前をどうしょうかなぁ。スティングレーだからスッチー号とか・・・迫力ないね。そう、阿修羅号とか・・・これは怖すぎるし。いいや。もっと良い名が思いつくまでは、マッハ号にしとこっと。もちろんその由来は、みけねこの大好きな番組『魔法使いサリー』のサリーちゃんの魔法の呪文「マッハリークマハーリタ ヤッパラヤンヤンイヤン」からとったものである。言うまでもなく。
 
 任意保険は結局、中断していた前の保険(全労済)を復活させて入り直すことが出来た。16等級から再スタートで、年27,650円(車両保険付)。
 車を持つって、やっぱり金がかかることですね。

1月25日(日) 納車の日

 本日は晴天也。朝の予報でも、「気になる本日の納車指数は全国的に100%です」と言ってた。昨日は、天がみけねこを祝福するが如く雪がバンバン降りおったが、その雪もすっかり消え去った。昨日、納車にした人は皆、スリップして全損になってしまったに違いない。もちろん仏滅なので自業自得ですがね。

 SUZUKIのディーラーの入口には、ちっちゃな車が鎮座ましていた。まったく邪魔かしいこった!と思いつつ、みけねこは、どれが我が麗しき愛車であろうかとキョロキョロしながらディーラーへ。
 さっそくベテラン氏がノコノコ出てきて、「まずは、お客様のお車のご説明をいたしましょう」と案内してくれたのが──(えっ!このおちびちゃんだったのか)。

 「これは方向舵ですが俗にハンドルとも言いまして、これを左右に回転させることにより、車体下部の前後左右四カ所のうち前二カ所にあります円盤状の物体(タイヤとも言います)の向きを左右に・・・」こんなコトは概ね知っている事柄ではあるが、一応、向こうは義務として説明しなければならないので、我慢して聞かなければならない。
 シートに保護ビニールがはってあったので、これは取ってくれるようにお願いした。人によっては、納車後も何年もビニールをつけたまま乗っている人もいるが、やがて茶色く変色しあちこち破れてボロボロとなり・・・あまりみっともいいものじゃないし、第一、座り心地がツルツルして、どうにもねぇ。

 店内に入って、残金ン百万円の支払と、申し込んだ”安心メンテナンスパック”の料金59,820円(うち20円負けてくれた)を支払う。このパックは、1回目の車検までの費用込み(従量税等法定料金除く)であり、一応49,748円お得だとか。最後にプレゼントのディズニーリゾートペアチケットを忘れずに受け取って(さて、いつ行けるのやら)、晴れてみけねこは、車持ちとなったのである。

 コガネムシは車持ちだ〜
 金蔵たてた車庫たてた
 子供に水飴なめさせた〜

 まあ、こういう気分である。お菓子に関して舌が肥えたクンクンなら、水飴ごときではとても喜ぶまいが。

 最初の行き先はオートバックスへ。走行中にクンクンがTVを見たがるに決まってるので,TVが使えるようになるキットを購入して設置してもらおうと思ったのだが、ワゴンRとディーラオプションのクラリオンのナビはキットの適合表に載ってないからダメとのこと。ならばせめて、ブレーキのアースだけでも落としてくれまいかと店員さんに頼んだが、ディーラーで取り付けたものを外してしまうと不都合が生じるかもしれないので、当社では扱えませんと冷たく断られてしまった。ケチ。
 激怒して興奮しきったみけねこは,この憎っきオートバックスでフロント×2枚+リア×1枚のゴムマットを購入したのである。想定どおりフロントは軽用、リアはミニバンの三列シート用の長いやつでおおむねOKなのだ。また、4千円ばかり吹っ飛んだ。
 トレイ型のゴムマットは見た目こそ悪いが、汚れた靴もOK。傘だって気にせず置けちゃうという優れものなのである。
 
 次はガソリンスタンドへ。ディーラーでは(やっぱり)チョッピリしか入れてくれなかったので、早いとこ入れとかんとヤバイのだ。目的のスタンドは我が家から十数キロ離れており、そこに到着するまでに多量のガソリンを消費したが、本日オープニングセールでなっなんとリッター88円の激安特価。わ〜オ。シヌシヌー!しかもティッシュ三箱プレゼント。案の定、ガツガツしたがめつい客共の車がスタンドへ長い渋滞の列を作っていたが、やっとこ給油することが出来た。

 本日はこんなところ。明日から・・・平日は乗る暇はないので、残念だ。完全な週末ドライバーとなりそう。
 例の左遷の件だが、2月からの線はなくなった。給料もカットしておいて、さらに車まで買わせおって大迷惑なのだ。クソー○×▲□(あ。これ、ひとりごとね。雇ってくださっていて感謝しなくちゃ。ナンマンダブ(地獄へ堕ちやがれ!))

ハンドル周り ナビ クラリオンNX308 三連メータ ハンドル下のビルトインETC 助手席下のバケツ

[ファーストインプレッション]

・イオナ。私は美しい・・・
 ルナグレーパールメタリック色は、とてもいい色。ただ、真っ黒よりは汚れが目立たないけど、それでもこんな感じ

・普通車と(意外なまでに)変わらぬ乗り心地。
 パワーも快適性も静粛性もVOXYを一回りか二回りレベルダウンしたようで、ある意味新鮮味がないかも。
・全体的に堅い。軽のくせにハンドルも重め。良く言えば、剛性と安定感があるってコト?
・小回りがきいて、狭い駐車スペースも楽々パーキング。狭い道も、恐れずにドンドコ入っていける。
・キーロックすることにより自動格納のサイドミラーはちょっと感動。ロックしたかどうかは、サイドミラーを見れば一目瞭然。
・運転席シートリフターは使い方が分からなくて、二日ばかり悩んだが、キコキコキコと何度もレバーを引くことでUP。
 何度も押し下げることでDOWNでした。てっきりぶっ壊れているのかと思った。一時的に高くしてみたのだが、やっぱり戻しちゃったが。
・収納スペースはあちこちに点在。特に気に入ったのが、助手席シートの下に隠れたバケツ。こりゃ驚き。

 ──軽に乗って感じることは、軽って普通車どもからヴァカにされてるってコト。普通の車間距離で走っていても、無理に割り込んできてブレーキを踏ませる危険運転の車のまあいることいること。(これは茨鬼県の県民性であり、ハンドルを握ると本性が顕れる根性ワルの割合が高いのだ)巨大なVOXYを運転している時はあまり感じなかったことであり,それにまだしもバイクの方が交通社会においては尊重されているようだ。
 とはいえ、軽が一方的に哀れな弱者も言い切れない。軽という性格上DQN率も結構な比率で、己(車の性能と自分の運転技能の低さの両方)を心得ぬヤンキー上がり(或いは下がりですかね?)の若年ドライバーも多くて困るのだが。ペダルをベタ踏みで必死にぶっ飛ばす軽というものは、みっともないと思うなぁ。悠々とクルージングしているビッグバイクを、原チャリ全開でぶっちぎったつもりで悦に入ってる高校生みたいなもんで。全然相手にされてないんですけどね。

2月2日(日) 新車安全祈願

大神宮へ

 新車安全祈願に、いつもの神社に出かけた。その名も『大神宮』。すげーでしょ。ストリームVOXYと二代続けて安全祈願をお願いし、偏にそのお陰で事故一つ起きなかったという霊験あらたかな神社なのである。なお、『あらたか』とは『灼』かと書き、いちじるしいという意味なので、その点よろしく。

御祈祷受付所はここ

 「あれ?やけに人出が多いなぁ?」格式は高いが、いつもは、ガラッガラなこの神社。お隣の超有名な虚空蔵尊が余りに目立つため、参拝客どころか、豆をあさっているハトまで、こぞってあっちに行ってるハズなのに、今日はいったいどうしたんだろう?

 受付所に入ると、先客達がワラワラと受付をしていた。「家内安全がいいかな」「海外旅行に行くから、旅行安全とかないのかしら」「じゃ、あたしはエッチ祈願にしよっと」大変な繁盛ぶりである。信じられん...新聞の広告に”御祈祷割引券”とか、”御神酒半額サービス券”とか入れたんじゃないだろうか。この神社もついに。

 長いこと待って、ようやく新車安全祈願を申し込んで(いつものように最低の5千円)、待合室に入ると、これまた座る場所もない有様。数えてみたら、31人もいた。ありえませんな。

 さんざん待って、ようやく拝殿へ。神主さんも「こりゃ何人いんだ?」と玉串を数えながらうんざりしたようにブツブツ言い、御祈祷も、ひとりひとりの分がちょっと短かったような印象。前はドロドロ叩いていた太鼓も叩かなかったし。
 どうやら今日は、節分豆まき祈願(そんなのあるの?)に来てる人が多かったみたい。御霊験がかなり薄まったような気がしたが、新車祈願のボクタチだけは、神主さんが車のところまで来てくれて、ホウキをバサッバサッってやってくれたので、まあいーや。

 思ったより時間がかかっちゃった(クンクンも「おなかすいた〜」と嘆くので)ので、戻るのに初めて高速を使う。いくぞスッチー号!ブロロロロン!新型スティングレーの自然吸気直列3気筒DOHC VVTエンジンが咆吼し、軽としちゃまあ、それなりの走りをしたのであった。

 もし、スッチー号が、ターボの”TS”や”T”だったら──そりゃあ、走りが違ったとは思う。いいとは思うんだけど。レビューとかインプレッションを見ると、『ターボ車を選択した貴方は、まるでリッタークラス、いや。1.3リッタークラスの車に劣るとも勝らない加速力・瞬発力を体感できるだろう・・・』とかなんとか書いてあるが、それってもしかして(もしかしなくても)、普通にヴィッツとかフィットとかデミオのことだよね。<スティングレーTS vs ヴィッツ>のマジ勝負やいかに!興味ありますな。

 しかし喜ぶべきことはその後に待っていたのである。軽自動車は、高速料金が普通車の8割なんでした。

2月7日(土) 傷物に

ゴムマット フロント  ゴムマット リア

 今週は、スッチー号(マッハ号でしたっけ?)を出張のため二日ばかり使ってみた。それでようやく燃料計が半分を切ったところ。

 メーターを瞬間燃費計の表示にしているせいか、ついエコ運転に徹してしまう。エコ運転といっても車の流れには乗らなければならないので、注意していることといったら、発進時の加速かな。前の車との車間距離が何台か分くらい開いたって、どーせすぐ追いつくのだから、アクセルをベタ踏みで必死こいて加速する必要などないのである。
 スティングレー X(CVT)の10・15モード燃費は公称23.0キロ/リッターだが、平均燃費計による現時点での数値は、15.2キロ/リッター。朝の渋滞、土日の買い物行きでの重量(みけねこ+彼女+クンクン)を考えると、こんなものなのかな。もう少し様子をみないと結論は出せませんが。

 と、なんのかんの、スッチー号(やっぱ、マッハ号はやめよう)がとても気に入ったみけねこ。

 こうなると、細かいところで気になるのが、リアのゴムマット。横幅がやや短い(ミニバン三列シート用100×40cm。あと10cm欲しいが100cmの次は125cmとなりこれだどオーバーなんだよなぁ)のは仕方ないとして、フロントがブラックであるのに対して、リアはオートバックスに売ってなかったのでクリアーにしちゃったのだが...汚れは目立つし、画竜点睛を欠くように思われてならないのである。一枚2,300円もするが、思い切ってブラックに買い直しちゃおうか、でも高いし・・・と毎日のようにクヨクヨ悩んでいたところ・・・

  「バーン!」──ガキッ!

 早くもや〜ら〜れ〜た。クンクンが右後ろのドアを思い切り開けて、コンクリートの塀に──。

 「そのうちやると思ってたよ。早いか遅いかの違いだけだ」と、クールなみけねこの談。

 しかし、この一事で、なぜかリアのゴムマットごときの色なんかもうどうでもよくなっちゃった。もう車が真っ二つに割れちゃっても平気の平左って感じ。洗車なんかも、かったるくて、ばからしいような気がしてきたのである。そんなことにつまらぬ時間を使うならヒルネでもしていた方がマシ。車なんて、屋根がついてて、ゴロゴロ走りゃいいもんですからね。

 一計を案じたみけねこは、ホームセンターでタッチアップペン(99工房)を買ってきた。これは、車を所有する人10人のうち、11人までが買う(一人で二本買う人がいますので)というボディのキズ補修ペンである。しかし、これを買った10人のうち、12人までが思い知る(一回やって忘れっちゃってまた思い出す人がいますので)ことであるが、絶対綺麗には塗れないのである。
 ルナグレーパールメタリックなんて奇妙な色はないので、やや似ているように思われるダークブルーイッシュグレーメタリック(トヨタ車用)にした。しかし車の色ってなかなか格好いいネーミングですな。聞いただけではどんな色か見当も付かない。みけねこオリジナルで考えたのだが、群青イッシュ黄土メタリック灰赤紫パールとかいうのはどうでしょう?

 ヌリヌリした結果は写真のとーり。どーです?2キロくらい先から離れてみれば、全然分からないでしょ?

 さて、いよいよ第一回目の給油を行った。パルパル三百万人愛読者の皆さんも、果たして燃費がどうなったか、この発表を固唾を呑んで待っていたことでしょうね。皆さん?・・・ (シーン)

トリップメーター:走行距離 389.6km この時点で:航続可能距離 65km 平均燃費 15.4km/L

 燃料タンク容量が30リッターしかないのが心許ないスティングレーだが、400キロ走った時点で給油して、まだ5リッター残があった。
 上の写真は、スタンドへ向かう途中で撮ったものだが、平均燃費計では15.4Km/Lであるが、満タン法での計算では、15.9Km/L。これは、近所の買い物程度の日曜ドライバーとしての燃費であり、これが毎朝の渋滞となると、どこまで落ちるかだ。

 1993年登場のワゴンRの車名の由来は、「ワゴンもあ〜る」だとか。深い!深すぎますな。
 2007年のスティングレーは、「スティング=刺激的な+レー=光線」だそーな。SUZUKIの技術陣はたぶんエロホテルのアレとかをイメージしてネーミングしたのであろう。これは浅すぎますな。コルベット スティングレイみたいにアカエイからイメージなのかと思った。

 それにつけてもオヤツは・・・じゃなかった、車は楽。バイクと比べ、なんと楽チンなことであるか。
 一昨夜の春の大風でも、これがもしバイクだったら、緊張の余り顔は真っ青、目は充血で真っ赤。風に流されないよう骨が折れんばかりにハンドルを握りしめつつ、噛みしめた唇からポタポタ出血しながら帰宅したに違いないが、たまたま車だったため、鼻歌しか出なかった。

 昨日は、ディーラーで1ヶ月点検。
 殆ど日曜ドライバー状態のため、まだ500キロ強しか走っていないが、特に問題もないので、エンジンオイル交換+サービス洗車のみで30分で終了。次は6ヶ月点検だから7月かな。
 ところで、例の『初売期間限定仕様車』。確か、「こんなにお得なプランはもう当分ありません。今買わないと・・・ワゴンじゃなかった、ワッハッハR」とかナントカ言ってたよーな気がするアレだが、今週末もしっかりやってた。このディーラでないが、あちこち近隣のアリーナの広告でも、寸分違わない限定仕様車が次々と入ってきてたし。
 クソーこれじゃ「週末限定仕様車」じゃないか。皆さん、車屋さんの「今だけ」は信用しないようにしましょう。

NX308 NHDT-W58G

 クラリオンのSDDナビ”NX308”。ナビとしては格安の部類だが、気に入っている。
 VOXY搭載のトヨタ純正ナビの”NHDT-W58G”がいくら学習させても、我が家への道を一向に覚えてくれない白痴ナビなのは我慢するとしても、肝心の地図でそこがどこなのか分からないってのが困っていた。ゴニョゴニョしていてどれが幹線道路やら国道なのやらさっぱり分からないのである。それに文字がクソでかくてねぇ。
 その点、”NX308”はいい感じ。機能こそ負けているが、見た目あっさりで、それが紙の地図帳っぽくて見やすい。欠点といえば、メモリ容量が8Gと小さいためか、市街地図が入ってないことくらいかな。入れる気になれば入るような気がするが、上位機種との差別化なのかも知れない。

スティングレー FX-Sリミテッド

 スティングレーのインテリアのアクセサリーは、(例の大神宮の)交通安全のお守りくらい。みけねこは、あんまりゴテゴテ飾り立てるのは好まない。

 対するに、親父の第三世代ワゴンRのFX-Sリミテッド。これに乗ると、みけねこは必ずこう言うのだ。「ゲホッゲホッガホッ!」
 かなりゴテゴテしているのがお分かりかと思うが、大きいところではナビ(ゴリラ)が新旧・二台。なんかの警報機みたいのが二台。いつも「ピピピ」とか「事故多発地帯がうんちゃら」とか言っているのじゃ。その他モロモロ不明なのがいっぱい。ダッシュボード部にはDVDプレーヤーまでつっこんでいるが、急ブレーキをかけるとすぐ落っこってくるから要注意。

 これだけの電源をどうしているのかという疑問への答えはコレ↑だ。ガムテープでベタベタ貼り付けているのは目をつぶるとして、一個のシガーソケットからいくつ分岐しているか、数えるのも 困難だが、まず8個はありそう。一番の不思議は、なぜバッテリーがあがらないのかだ。

2月28日(土) もう一台買っちゃった!

 車のボディ色で一番いいのは白。こう思うようになったのは、ギィ〜ラギィ〜ラ太陽が燃えてる季節に、真っ赤なポルシェ(ホントはセレスですが)から真っ白のストリームに乗り換えた瞬間。なんと車内がそんなに暑くないんですよね。それどころか冷凍庫のようだ。セレスの時は、あまりの熱気に窓全開ドア全開にして2・3分待たないと入れないくらいだったのが、この涼しさは実に感動だった。それに想像してたより白って汚れも目立たないじゃないですか。
 かくしてVOXYについては白にしたわけだが、・・・軽自動車に関しては別。白い軽のなんとちっちゃく見えることか。可愛そうになるくらいにちっちゃく、そしてミジメなのである。ならば、白と黒の中間で汚れが最も目立たないグレー(銀)はどうかというと...まるで出来の悪いプラモデルのよう。食玩のオマケの方がまだマシ(まったく言いたい放題ですな。グレーの方,ゴメンナサイ)だ。
 やはり黒が格好いいと思うのだが、真夏の車内は地獄の業火もかくや。それに、ひとたび雨でも降ろうものなら,縦線がダラダラついて、シマウマみたいになってしまい,これで富士サファリパークに行くと、ライオンが勘違いして飛びかかってくるのだ。というワケで,黒よりややネズミがかったルナグレーパールメタリック色にしたってワケ。うん、難しい。
 
 閑話休題。ワゴンRはあれだけ売れているので、トミカのミニカーとか当然出ているものと思いこんでた。VOXYの時も、ちゃ〜んとゲットしましたしネ。万一スティングレーがなくても贅沢は言わないことにしよう。ワゴンRでもいーや。
 しかーし、ないっない!トミカもタカラもバンダイにもないっ!スティングレーのミニカーを買って、いっしょにねんこしたり、お風呂に入ったりしようと思ってたのに〜。やっぱ、あんなに売れてても軽は所詮、軽ってことなのね...もう軽の歌でも歌うしかない。ケッケ ケケケの軽〜♪

 だが待て。やっと見つけた。これはワゴンRじゃなくて・・・ちゃんとスティングレーですぞ。もっとも、タイトーのラジコンカーですがね。去年の夏発売なのだが、どうもあんまり売れてないみたいで、おもちゃ屋さんを一通り回ったが見つからず、ネットでも在庫がなくなりかけている感じ。えいっ!やっー。買っちゃえ。

 どーです?なかなか格好いいでしょう。リモコンでの操作感は、なかなかのスピード感があり、ちょっと難しいくらいなのだが、クンクンが気に入っちゃって、みけねこから没収されてしまい、クンクンのおもちゃになってますけど。
 ただ、発売時期がちょうど新スティングレーへのモデルチェンジの時期だったため、新型ではなく、旧スティングレーなのが唯一、玉に瑕というところだ。

 第二回給油の結果発表だが、平均燃費計では15.3Km/L。満タン法では15.4Km/Lだった。なぜかわずかに悪化したのだ。

4月19日(日) 燃費

 その後、スッチー号がどうなったか。もうとっくに事故って、みけねこのやつヒンヒン泣いているんだろうと皆さん。お思いのことと思う。

 いえいえ、通勤で使いまくり。やっぱり転勤しちゃって、遠距離とまではいかないが、まあまあ中距離通勤。片道最短距離で25キロ弱だが、通勤時間帯だと1時間以上、帰りの夜間ガラガラ時(と言っても車はそれなり走ってますが)で45分くらいかかる。もう3千キロくらい走っている。
 お陰で、燃費が伸びること伸びまいこと。前回の給油では(平均燃費計・満タン法ともに)リッター18キロ/リッターを叩きだした。金曜日の夜時点(燃料計の針は半分)で、最高記録19.4キロまで平均燃費計を延ばしてウハウハ喜んだのだが、親父に車を貸したところ、あっという間に18.5まで落っこっちゃった。ただゆっくり走れば燃費が上がるというわけではなく、やっぱり乗り方の問題なのだ。

 発進での加速はゆっくり。前の車との間があいても、どうせその前が詰まっているのですぐ追いつく。巡航スピードは一定。しかしノロすぎて車の流れを阻害し迷惑をかけないように、必要に応じて制限速度+10キロを目安で、最大で70キロまでかな。追い越してくれて結構なのだが、追い越しもせんと後ろから煽ってくる阿呆の車は無視。車間距離は広めにとって、前の車の右左折ブレーキやアコーデオン走行の影響を受けないようにする。前が赤信号の時は、エンジンブレーキを早めに使用してゆったり停止。但し、避けられる赤信号は無駄な燃料消費なので、信号のパターンを呼んで、機敏に走るべきところは走る。

 とまあ、特に18キロ/リッターあたりを超えてくると、0.1キロ・0.2キロと延ばしていくのは大変な苦労なのだが、落とす方向に関しては実に簡単。気を抜いて荒い運転をするとあっという間なのである。

4月24日(金) しつこく燃費

 その次の給油は、さんざん苦労の挙げ句18.7キロだった・・・しかし、うーん。これ以上は、なんとしても限界じゃ。
 カタログでは、スティングレーX(CVT)の10・15モード燃費は23.0キロ/Lとあるが、こんなの実走行で無理といったら絶対無理!きっと、エンジンをかけずに牛か馬に引いてもらって計測した燃費なんだろう。
 昔は、60km/h定地走行での燃費がカタログ燃費だった。しかし、あまりに実態とかけ離れた数値だったため、実態に即した燃費に改めたのが10・15モード燃費と聞く。

[10・15モード燃費測定方法とは]
・主な前提条件
 車両+110キロ(2名乗車)
 実走でなく、シャシーダイナモ上
 市街地を想定した10モード(10項目)×3回、郊外を想定した15モード(15項目)×1回の測定結果
・10モード測定方法(長くなるし、読む方も大変でしょうから一部抜粋)
 アイドリング状態 (20秒)
 20km/hまで加速する (7秒)
 20km/hをキープして走行 (15秒)
 20km/hから減速して停止 (7秒)
 アイドリング状態 (16秒)
 40km/hまで加速する (14秒)
 (以下つづく)

 実走行に即したといっても、20キロまで加速するのに延々7秒もかけるのはカタツムリかデンデン虫くらいだ。仮免許試験中の教習車だって、これに比べればパトカーに追われて200キロで高速道路を逆送中の暴走車に等しい。それに無風状態の実験室のシャシーダイナモ上での測定でしょうし、やっぱり実態ではあり得ない。

 そりゃあ、草木も眠る丑三つ時。信号もほとんどない平坦な直線の舗装道路をずーっと、ずーっと、ずうーっと走りつづければ出せるとは思いますがね。

 さて。そこでまた疑問。燃費が最もいい定速走行の速度(経済速度)って何キロなんでしょうか。
 一般道路で40キロとあったり50キロといったり60キロともいったり。高速道路だと80キロとか。高速道路だからと変わるハズないと思うが、これは経済速度という定義の曖昧さからかな。経済速度には、燃費だけでなく短縮された時間の概念も含むとか、一般道ではゴー&ストップが多いため、80キロまで加速してもすぐ赤信号で急停止なので、40キロくらいがまーいーんじゃん?タブンとか。
 理論上は、一番高いミッションで一番低い回転数だとは思いはするのだが...

5月1日(金)  限界燃費

 燃費の話が続いたが、前回給油では休日に遠出したおかげで、ついに19.1L/キロを達成した。だんだんとムダのない省燃費運転が上手になったが、通勤ラッシュ時から外れた早朝・夜走行のみであれば、リッター20L継続は自信があるのだが、土日の近距離買い物(みけねこ+彼女+クンクン三人乗車)で、空恐ろしいほどに燃費ダウンしてしまうので、ここらへんが限界みたいだ。
 さて、そろそろ・・・当面の話題はなくなってきましたな。次の話題はベンツにでも突っ込むか、或いは6ヶ月点検の時でしょうか。

 

 休日も、燃費の良さから(VOXYの倍近いですからね)、家族でお出かけももっぱらスティングレーを使うようになった。
 理由は、燃費が良いことと、後部座席が充分快適ということ。もちろんVOXYの快適さには劣りますけど、古いセダンなんかよりは遙かに広くてマシ。遮音材がきいて静かだし、何より見晴らしがいいですからね。

 唯一の欠点が、ここぞという場合のパワー。「赤信号になっちまう。ウオウオオー!」をアクセルを踏んでも、十中八九は骨折り損のくたびれもーけ。スピードをあげて崖を飛び超えるなんてシーンでは、やはりターボのTかTSが欲しいところだが、通勤・近距離主体のセカンドカーということならば、NAのXで充分だと思う。燃費もそうだが、みけねこみたいに二十年も乗ってやろうという人には、NAエンジンの方が長持ちするだろうし。

 VOXYを運転するよりもスティングレーの方が楽しい。乗せてもらっているという感じのVOXYに比べ、運転しているという実感を感じるから。 ね。

5月28日(木) SD事件

 右写真は、鮮やかな青空の広がるある日。スッチー号(手前)の隣にナマイキにも駐めにきたスティングレーX(奥)の図である。
 まー。憧れのスッチー号の近くにきたいという気持ちも分からなくもないですがネ。(しかしよかった。TやTSじゃなくて。もしそれだったら、みけねこを悔しがらせようとわざわざ置きにきたに決まってますからな。Tはウィンカーミラーで、TSはそれにプラスするに15インチアルミで分かる)

 長時間車通勤となり、朝はラジオ(それでなくても気が重いってのに、重苦しいのはいやなのでTBSか文化放送)。夜はポップスを聴きながら運転が日課となった。夜、少しばかりの開放感に浸りながら軽めの古いポップスというのはなかなかいいものだ。

 ナビのNX308は、SDカードに著作権保護機能なんてうるさいことを言わないので、CDから音楽をMP3化して、とっかえひっかえ利用するのが便利。(その点、VOXYのトヨタ純正ナビでは、著作権保護機能付きのカードリーダーとパナソニックのソフトSD-Jukeboxを買ってオーディオデータ化しなければならず、結構な追加投資(7千円くらい?)が必要なのである。結局、面倒ながらCD-RにMP3を焼けばいいんだが、それだと著作権云々と面倒なことをいわないってのも、ある意味片手落ちなんじゃないかと思うのだ。)
 しかし、手持ちのSDカードの容量は1G。それにCD7枚分ばかり入れているが、人間って便利さに慣れちゃうもので、時々入れ替えする手間さえ面倒になっちゃった。
 最初は780円くらいのお安い2Gでも買って倍増か〜と思ったのだが・・・。なんか最近ではSDHCメモリーカードなるシロモノがあるという噂じゃ。SDがFAT16のファイルシステムの制限で最大容量2Gだったのが、FAT32を採用したSDHCは最大容量が32Gと一昔前のHDDくらいある。お値段も32Gで7千円チョイ(こりゃ高い)、16Gなら3千円チョイか・・・容量当たりの単価で、こなれてきてる値段だ。
 問題は、我が家のカードリーダはエプソンの古き複合プリンタPM-A890で、もちろん、SDHCなんかにゃ対応してない。やっぱ2GのSDカードしかないかと諦めかけたのだが、SDHC・32G及びMS+xDカードも使えるマルチメディア対応カードリーダがかなり安くなってるのね?
 と言うわけで、8Gのと迷いに迷った挙げ句、どーせならと16GのSDHCカード(転送速度Class6、送料込3,280円)+カードリーダ(498×2+送料80円)をドーンと買っちゃったのである。カードリーダを2個買ったのは、職場・自宅用のつもり。そのうち、デジカメメモリもSDHCカードに移行しましょうか。

 そして翌朝。事故は起こった・・・画面を開いてSDHCカードを半分くらい差し込んだまま、発進した。クンクンが一生懸命手を振ってくれているので、角を曲がるまではみけねこも窓から手を振らなけりゃならないのだ。
 ピッピ。30秒後、画面が自動的に閉じだした。「わっわっわ。輪が三つ」みけねこは鋭く叫ぶと、SDカードを抜くべく(或いは押し込むべく)手を延ばしたが・・・ギュンと画面は閉じる。SDカードに引っかかって半分だけですがね。
 「ヒ〜ン」開閉ボタンを押しても、ウィンウィンいうだけでピクリとも動かん。指も入らないし。みけねこはコンビニに飛び込むや、何か薄くて長いのはないかと探し回り、カッターとハサミを突っ込んでなんとかかんとかSDカードを押し込むことに成功す。
 でも、SDスロット周りがガリガリとキズだらけになっちゃった。やっぱりカッターはまずかった。そりゃあ画面を開かなきゃ分からないけど、みけねこの心の眼にはそのキズがしっかり見えるのである。

 NX308は、大変気に入っているが、三つの欠点がある。

その1 画面下のボタン類が小さく同じ大きさなので、押し間違えやすい。
その2 ミュージックオフがちょい面倒。どこかのボタン長押しでオフに出来ればいいのに。
その3 最大の欠点は → 市街地図がない。

 と思っていたら、5月に発表された新機種NX309では、市街地図が入ったし、ついでにMP3だけでなくWMAファイルも扱えるようになった。NX309、地図更新で市街地図は対応して──くれないだろうなぁ。OSも違うみたいだし。それに出たとしても、3万近い値段だろうから、かなり考えちゃうだろう。純正ナビだったら、1万とか何年かはタダとかなんだけど。

 さて。もう一つスッチー号用に買ったのが、バックシートポケット。スティングレーは軽の割には収納スペースに工夫があるが、室内スペースがスペースだけにやっぱり絶対量的に足りない。クンクンのちょっとしたオモチャやお菓子。ジュースなんか入れたいよね...というワケで、これにした。ポイントは両脇のペットボトル入れ内部にアルミ箔が貼られており、保冷可ってこと。たぶん気休め程度には。
 これがあれば、クンクンの後ろからのキックも(子供をおもちの方には分かるでしょう?)、少し減るかなぁ。

7月1日(水) ストップ!アイドリング

 マツダは、信号待ちなど停車中にエンジンを停止させるアイドリングストップ機能「アイ・ストップ」を、日本、欧州向けの乗用車全車種に搭載するソーダ。

 みけねこは叫んだ。「ちょっと待つダ!」
 そう、その手があったか!車の平均燃費をアップすることだけが唯一の生き甲斐であるみけねこだが、平均燃費がリッター20キロを超えたあたりから燃費アップは困難を極めてくる。走行しながら平均燃費は微増減を繰り返し、一日分の通勤距離50キロを細心の注意を払いつつ走っても、やっと0.2キロか0.3キロアップする程度。
 もちろん、マイナスの最大の原因は信号待ちである。1回停車して発進することで平均燃費が0.1はゴキブリホイホイ下がっちゃう。しかし、このアイドリングストップを実行すれば?どうなる?リッター30いや・・・50はかたいんじゃ?

・おおっ。先の信号が赤に変わるぞよ。よっしゃアクセルからアンヨを離して惰性走行じゃ。(トロトロトロ〜)
・停車したらエンジンスタートプッシュボタンをプッシュ。
 (ブレーキは踏んだまま、レバーはドライブのまま。ここでパーキングにすると、電気系統も全て止まっちゃうのだ)
・エンジンが止まっても、ライトはオン。ラジヲもついとる。こりゃついとるぜ。でもウィンカーやワイパーは止まっちまうが、細かいところはキニシナイことにしよう。だいたい、この地方のドライバーはウィンカーなんぞ絶対出さない。ごく稀に曲がり終わってから出すやつがいるが、そのレベルでも充分警察署長賞ものの交通安全意識とこの地方では見なされる。早め早めにウィンカーを出すみけねこなんか、奇人変人の部類なのだ。
 (なお、その状態でエンジンスタートプッシュボタンをプッシュすると、ウィンカーや窓開閉の操作はできるようになるの)
・レバーをパーキングにし、右手人差し指をボタンに伸ばしてスタンバイ。
・アッチの信号が黄色になったら、鋭くボタンをプッシュして、ギアをパーキングからドライブへ。
・青じゃ!ウオオオオーっ!・・・トロトロトロ〜と発進。

 ってのを励行しているのだが、うーむ。あんまり変わらないような。走り出すとやっぱり0.1くらい下がっちゃうし、微妙。

スッチー号の前で花火

 エンジン再始動時には、通常より多めの燃料と電力を消費するため、何秒以上アイドリングストップの場合に有効という数字はあるが、それが結構まちまちであり、4秒と言う人あれば30秒は必要だと言う人あり。最近は5秒以上ということで落ち着きつつあるようだ。

 しかし、アイドリングストップには、いささかのデメリットがあって、

・バッテリーやセルモータの使用頻度増による劣化
・注意して常に脇の信号を見ておかないと、始動にもたつき後ろの車列群に大迷惑。それにより排ガスも団体様分地球に放出。
・ハードな仕事を終えて自宅まで運転に集中しなければならないドライバーにとって、信号待ちのひとときは、貴重な疲労回復の時間。それ失うどころか、さらに疲労のタネが増となり、事故の元。
・エアバッグやABSが作動しなくなるので、突っ込んでくる車にやられて、あの世行きの可能性大。

 先の5秒以上というのは、ガソリン減とかは考えていても、上のような社会的?要因などは考慮に入れていない数字なのだ。
 みけねこのアイドリングストップ運動の効果が微妙なのは、そもそも相当努力しているので、これ以上はなかなか伸びがたいということなのかな。そして、社会的?要因を考慮して、いったいアイドリングストップは、何秒以上の場合に効果が出てくるのかは、誰にも分からないのである。

 さて。前回給油から百キロ少々(通勤だけ)走った今の平均燃費は、22.4リッター。我ながらスゲーと思っているが、これ以上は、この世から信号機がなくならない限り、無理だと思う。

 土日の夜は、花火大会だ。クンクンが絶対やりたいと主張するので。
 しかし手持ち花火ならいいが、噴出花火をやるスペースまではは我が家にはない。そのため、二台直列駐車をしている車の一台をどかさなれればならないのである。しかしそれでも・・・打ち上げ花火まではとても無理なのである。

7月11日(土) 茨鬼県民の習性

 さて。このようにエコロジー走行に徹していると、後続の車にさぞ迷惑をかけていると思われるかも知れない。
 でもそーでもないんですよね。前の車との車間距離が多少空くことがあっても、結局信号で追いつくし、なんといっても毎日の通勤コース。信号のパターンは読んでいるので、赤信号で先頭に停まるってことは滅多にない。みけねこだって、他のドライバーからいやがられる運転はしたくない。実は結構気を遣うタチなのである。まったく前の車がない時は、(交通違反だが)70キロまでは出す・・・まあ、一般道の制限速度が80〜90キロという茨鬼県のローカルルールからすれば、これは違反かも。

 茨鬼県警は6月29日、新規転入者及び県民の計約800人を対象とした交通マナーに関するアンケート調査結果を発表した。
 茨鬼県内の運転マナーが他県に比べて「多少悪い」または「悪い」と答えた転入者は全体の50・1%(県民50・8%)で、良いを大きく上回り、「黄色信号に変わっても突っ込む」と感じる転入者は68・6%(県民71・7%)、「ウィンカーが遅い・出さない車が多い」は48・3%(同52・3%)などであった。

 言える言える〜。特に県内ナンバーのトラックなんか非道いもんだと思うよ。関東以北では茨鬼県人の運転は鬼のようだと恐れられており、黄色どころか赤信号でも突っ込むし、茨鬼県内のディーラーは、どうせ使われない無駄な機能なので、ウィンカーをとっぱらってコストダウンを図ろうと検討中との噂だ。その次は、どうせ踏まないからとブレーキが対象だろう。
 みけねこも他県に行くと、そこでは、信号が黄色になれば停まるし、割り込む時だってこちらがブレーキを踏まないタイミングで品良く入っているし、他の車を親切に入れてやったりするのを見せつけられて、イライラしっぱなし。茨鬼の常識じゃ、他の車は親のカタキといっしょで、前に入れてやるなんて想像の外なのである。(こう感じるのは、やっぱりみけねこも茨鬼県人のハシクレだってことかな)

 先日、仕事を終えての帰宅の途中、夜9時半頃だったかな。後ろからしきりに煽ってくる車がいてやんなった。茨鬼の標準からしても異様にピッタリ後ろについて、時々反対車線に半分出て、さらに煽ってくるのである。前に車が走っているのに、このありさま。どないしろって言うんじゃ。20分ほど我慢していたが、どうやら帰宅経路が同じらしく、クソ野郎め。飽きもせず煽ってくる。このガキャー。前がつまってんだよ。
 ついに激怒したみけねこは──

(1) 左端に停車し、丁重に煽り車を追い越させ、みけねこの前を走っていた車を餌食に差し出すことにした。
(2) いかにも茨鬼県人らしい対応をとった。

 答えは(2)。残念ながら、キャツの数分の一の時間だが、煽り車に対し同一のマナーぶりをしばし発揮す。鏡でも見やがれ!オレだってワルになろーと思えばなれるんだよ。いつもなら我慢したかもしれないが、その日は仕事で非道い目にあって、少々荒れ模様だったという事情もあった。野郎め、さっそく煽り車も蛇行で対抗してきた。なかなか根性の座った野郎だ。曲がった根性だけど。
 赤信号で停まった時、相手はどんなヤンキーかと後ろを向いて睨み付けた・・・ええっ!顔立ちの整ったOL風の20代半ばくらいの女。今し方までの心臓に剛毛の生えたような運転ぶりからは信じられないことだが、恥ずかしそうに顔を下に背けて目を合わさないようにしとる。いやはや!

 そして女は、イタチの最後っぺみたいに、『ブスー』とイヤミのクラクションを鳴らすと、煽り車は急に横道に逸れていった。ブスーとは変わった音のクラクションだ──あれ、どうみても女だったよな・・・はるな愛という例もあるから断言は出来ないが。
 しかし、おとなしそうな顔だった。しかし考えてみよう。林真須美タイプの顔は、日本人にとって、事件前は「親切だけど、少しお節介焼きのオバサン」の典型だった。しかし事件後はどうなったか?あの手の顔は、カレーと見ればヒ素を入れたがる殺人鬼の典型となってしまったのである。つまり人間、顔じゃ判断出来ないってこった・・・はるな愛という例もあるし。

 さてこの一幕。後から思い返し、みけねこはいささか後悔したのである。あれで平均燃費が0.2は下がってしまったんだよなァ。

 

 

不定期日記より。2009年1月4日(日) 開始
ホンダ ストリーム 値引合戦! 2002年5月6日(月) 〜
TOYOTA VOXY(トヨタ ヴォクシー) XS 煌 購入記 2008年9月1日(月)〜

 


この後も・・・もちろん続きます。本文は,メインページ「パルパルのお気に入り」の不定期日記に連載したものを随時移しています。


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