そのものズバリの英語のジョーク集(アメリカンジョーク?)。随時更新中!
 

第三集 101〜150話


150キイキイ声

ミケノビッチは,びっくりするようなキイキイ声で医者にうったえていた。(*このキイキイ声は,分かりやすいように,赤で表示しますね)
この女性みたいなかん高い声をなんとかしたいんです。どんなことをしてもかまいません。なんとか治らないでしょうか
「ふむ。とにかく検査してみましょう・・・」

1時間後。
「声帯の問題ではありません」医者は言った。「最新の医学では,男性器の大きさと声の高さに関連性があることが分かっています。あなたの男性器があまりに大きいため,ホルモンのバランスが崩れて,声がそうなってしまうのです。やむを得ませんな」
もしかして,その・・・アレを切除すれば,男らしい声になるのですか?
「まあ」医者は言いよどんだ。「確かにそうですが・・・」
私は,この声のせいで,結婚も出来ませんし彼女もいません。是非お願いします!

結局,男の強い要望に押し切られた形で手術は行われたのである。
「さあ。声を出してみてください」
「あーあー・・・」患者は,驚喜した。「ようやく,普通の声になれました。ありがとうございます。先生!」

そして,半年が過ぎた。
その医者を久しぶりに訪れたミケノビッチは言った。「実は,私にもようやく彼女が出来まして・・・例のアレ。確か冷凍保存するとか先生はおっしゃっていましたが,つけ直すことは出来ませんか?」

医者は答えた。

「──もう,手遅れです


149小さい理由(わけ)

貧乏人の子供達は,ある日,近所の大金持ちの子の誕生会に招待された。
ものすごい豪邸。ご馳走。ケーキ。プレゼント。etc...

夢のようなひとときを過ごした貧乏な子供達は,最後に,お金持ちのおぼっちゃんといっしょに,邸宅の庭のプールで遊ぶことになったのである。みんなで,水着に着替えている時・・・ひとりが,びっくりしてささやいた。
「おい。あれ,見てみろよ。ぼっちゃんのナニ」
「ものすごく小さいぞ。なんで,あんなに小さいんだろう?」

「たぶん」子供達の中で一番考え深い子が答えた。「オレたちと違って,遊ぶオモチャが他にいっぱいあるからじゃない?」


148検査のためには

子供が出来ないことに悩んでいるハリー夫妻は病院で検査してもらうことにした。
奥さんの検査が終わった後,医者はハリーにこう言った。
「では,明日までにこの試験管に精子を入れてきてください」

そして,翌日。ハリーは病院で医師に訴えていた。
「自分でやろうとしたのですが,どうにもこうにも出来ませんでしたので,妻にしてもらおうとしたんです。最初は右手,それから両手でやってもらったんですが,ぜんぜんだめでした」
「ふむ。困りましたな」と医師。
「そこで,懇意にしている隣の奥さんに頼むことにしました。口でやるのが得意中の得意だというので,ずいぶん熱心にやってもらったのですが,やっぱりピクリともしなくて・・・」
「──ダメでしたか」

*オチは,みなさんおわかりになりましたか?それでは,このページの一番下をみてみましょう!


147分娩室にて

分娩室では,赤ん坊が今にも生まれそうになっていた。

「頭が出ましたよ。頑張って」
看護婦がそうお母さんを励ましていると,ムクッと顔だけ出した赤ん坊は,看護婦を見て,こう聞いた。
「あんた。オレの親父かい?」
「い・いいえ。わたしは看護婦です・・・」
「あっそ」
赤ん坊は,また中に潜り込んでしまったのであった。

びっくりした看護婦は,医者を呼んだ。
すると,また急に陣痛が始まって,例の赤ん坊がヒョコッと顔を出したのである。
「あんた。オレの親父かい?」
「違う。医者だ」
「なんだ」
そしてまた,赤ん坊は,スルスルと戻ってしまったのである。

そして,会社から急いでかけつけた父親が分娩室に入ってきた。
またまた,陣痛が始まって・・・
「あんた。オレの親父かい?」
「そうだよ。おまえのパパだよ。我が愛しのベビー」

すると,赤ん坊は,モゾモゾとはい出してきて,ものすごい勢いで父親に殴りかかった。
「いつも,オレの頭をボコボコつつきやがってたのは,おまえだったんだな。こん畜生!」


146もしライオンが

動物園に5歳の息子を連れて行った父親。
父親は,ライオンの檻の前で,息子に,ライオンがいかに凶暴で残酷な動物であるかを力説した。
男の子は,それを真剣な顔で聞いていた。

「ねぇ。パパ・・・」男の子は,心配そうにパパを見上げながら言った。
「もし,ライオンがおりをぬけだして,パパを食べちゃったら・・・」

「ん?なんだい」パパはニッコリして聞いた。

「ぼく,どのバスで帰ればいいの?」


145韓国ジョークその2

韓国人の知識者層が集まって議論をしていた。
「我々は,昔から都合が悪いことになると,全て日本の責任にしてしまう悪い癖があるようだ。この悪癖の原因は何だろうか?」

そして,話し合いの結果,「それは日本が原因だ」という結論に達したのである。


144韓国ジョークその1

神が天地を創造された時のこと。
神は言われた。「韓国という国を作ろう。そこには世界一すばらしい自然と,世界一すばらしい食物と,世界一すばらしい気候にして,そこに世界一正直で優秀な民族を住まわせることにしよう」
天使が神に問われた。「しかし,父なる神よ。それでは韓国は恵まれすぎではありますまいか」
「天使よ」神は答えられた。「案ずることはない。隣に日本を作っておいた」


143ワトソン博士の推理

シャーロック・ホームズとワトソン博士が,キャンプに出かけて,星の下にテントを張り,二人は眠りについたのである...
真夜中になって,突然,ホームズがワトソン博士を振り起こした。
「ワトソン君。夜空の星を見上げて,君の推理を聞かせてくれたまえ」
「ううーん」ワトソンは目をこすりながら起きあがった。「沢山の星が見えるよ。その中で,いくつかの星が惑星を持つならば,地球のような世界もあるだろうと思う・・・地球のような世界が存在するならば,そこには生命体が存在するに違いないだろうね──」

「ワトソン君。ばかを言ってるんじゃない」ホームズは,苦々しげに言った。「我々のテントが何者かに盗まれたんだよ!」

2001年。British Association for the Advancement of Science(BA)が,「世界で最も面白いジョーク」のオンライン投票を行った。そして,これがトップに輝いた作品なのだが...


142電気椅子の黒人

死刑の執行のために,電気椅子に座らされた黒人。
「いやだ!オレはまだ死にたくないんだ」
泣き叫ぶ黒人を無視して,白人の看守達は,電極を貼り付けるために,黒人のズボンを脱がしたのであった。

ところが,看守は驚きに目を丸くした。黒人の股間は,パンツからはみ出るくらいの巨大なものとなっていたのである。
「ははは」看守は同僚に言った。「見てみろよ。こいつ,死刑になるってのにな。なんてやつだ」
「くそっ!」黒人は,屈辱に顔をゆがめながら言った。「笑いたきゃ,笑いやがれ──」

「──これから死刑になるんだ。どんなやつだって,オレと同じように縮みあがっちまうに決まってんだろっ」


141良きアドバイス

「オレはもう我慢できない!殺してやる」サムは,毎日のように喧嘩している妻を,完全犯罪で始末しようと,親友のトーマスに相談した。
友人は困ってしまったが,ふと名案が浮かんだのである。
「いい方法があるぞ」友人は言った。「いいか。今日から毎晩10回づつアレをするんだ。そうすりゃ,大概の女は3ヶ月も生きてられないだろうよ・・・」
実は,トーマスは,こうすれば親友のサムと奥さんが仲良くなってくれると考えたのである。

2ヶ月後。久しぶりにやってきたサムを見て,トーマスはびっくりした。
サムはやせ細り,ひどい顔色で,もはや足で立つことも出来ず,妻が押す車いすで現れたのである!
サムの妻はと見ると,肌はツヤツヤとし,健康にはちきれんばかりで,いかにも幸福そうであった。「じゃ,後で迎えにくるわね。私,お友達とテニスの約束があるの」とサムの妻は,はずむ様子で出ていった。

「哀れなやつ」サムは,震える手で妻が出ていったドアをさし示して,かすれる声で満足げに囁いた。
「・・・あいつは知らないんだ。自分の余命があと1ヶ月だってことがな・・・」


140父の夢

行かず後家になりかけているひとり娘を,年老いた両親はいつも心配していた。

「ああ。困ったわね。あの娘も,早くお婿さんを見つけてくれないものかしら・・・」
「まったくだ。ワシは,義理の息子と酒を飲み交わすのが夢なんだが・・・」

そんなある日のこと。両親は,娘の部屋から大人のオモチャを見つけたのである。
真面目な両親は,大変なショックを受けた・・・

娘が帰って来たとき,父は,いつものようにテレビの野球中継を見ながら,ビールを飲んでいた。
そして,例のオモチャを取り出すと,スイッチを入れたのである。

「パパ!いったい何をしてるの?」驚いた娘は叫んだ。

「うん。ワシはこうして,娘の相手と酒を飲み交わしながら野球を見るのが夢じゃったからな」


139二匹のヘビ

二匹のヘビが散歩をしていた。
一匹のヘビがもう一匹のヘビに尋ねた。
「ぼくたちって,毒もってんの?」
「もちろんさ。あたりまえだろ」
「本当にかい?」
「本当さ。実際,オレたちって,世界一の猛毒をもつヘビなんだぜ。なんだって,そんなこと聞くんだい?」

「ああ。実はちょいと舌を噛んじゃってさ」


138スピード違反のときは

新米警官が,スピード違反の車を捕まえた。

「50キロオーバーですな。免許証を拝見します」
「そんなの持ってないよ。昔っからな」
「なんだって!無免許運転か・・これはあんたの車なのかね?車検証を見せてもらおう」
「うんにゃ。盗んだだ。車検証ならダッシュボードん中にあったな。さっき,拳銃をしまった時,見た」
「拳銃だって!あんた,拳銃を持ってるのか?」
「ああ。車の持ち主の女を殺すのに使っただ」
「な・・・なんだと!」
「死体は,トランクに入れといただ」

若い警官は,真っ青になって,無線で応援を呼び寄せた。

30分後,駆けつけたベテランの警官に男は尋問されていた。

「まず,無免許運転だそうだが」
「免許証は,ここにちゃんとあります」
「・・・車を盗んで,拳銃がダッシュボードにあるそうだが」
「とんでもない!ダッシュボードの中は,ほら。車検証しかないし,名義も私の免許証と同じでしょう?」
「うーむ。トランクに死体があると,聞いたんだが」
「そんなバカな!今トランクを開けますから見てください・・・ほら。カラッポじゃありませんか」
「おかしいなぁ。新米のやつは,君が無免許運転で,車の窃盗,拳銃がダッシュボードにあって,死体がトランクにあると言っていたんだが・・・」

「とんでもない嘘つきですね。もしかして,私がスピード違反だとも言っていませんでしたか?」


137誰が飛び込むか?

豪華客船が今にも沈没しようとしていた。

「さあ!救命ボートがあります。海に飛び込んでください!」
船員は叫んだが,まだ多くの乗客達はためらっていた。

「誰が一番に飛び込みますか?」アメリカ人達が飛び込んだ。
「紳士ならば,飛び込めますね?」イギリス人達が飛び込んだ。
「さっき,美人が先に飛び込みましたよ!」イタリア人達が飛び込んだ。
「飛び込むことは規則になってます!」ドイツ人達が飛び込んだ。

「みんな飛び込んでいますよ!」最後に日本人達が飛び込んだ。


136ビジネス習慣

これは,しばらく前の話です。

IBM社は,日本の企業に部品を発注することとした。契約書においては,不良品を1万個のうち,3個までは認める旨記載した。

1ヶ月後,日本から届いた部品と共に,次の手紙が入っていた。
「アメリカのビジネス習慣に不慣れなため,契約書の条項に驚きましたが,ようやく納品いたします。1万個のうちの3個の不良品の製作については,日本国内に不良品を製作する能力のある企業が見つかりませんでした。結局,アメリカの企業に製造下請委託せざるを得なかったため, かくも時間がかかりましたことをお詫びいたします」


135床屋の客

ある日,床屋さんに神様が散髪にやって来た。

「散髪代はいくらかね」神様が尋ねると,床屋は「めっそうもない。神様からお金をいただくわけにはいきません」と答えた。
次の朝。床屋が外に出ると,12枚の金貨が店先に置かれていた。

その次の日。床屋さんに仏陀が散髪に来た。
「散髪代はいくらかな」仏陀が尋ねると,床屋は「めっそうもない。仏様からお金をいただくわけにはいきません」と答えた。
次の朝。床屋が外に出ると,12枚のルビーが店先に置かれていた。

そのさらに翌日。床屋さんに政治家がやってきた。
「散髪代はいくらだね」政治家が尋ねると,床屋は「めっそうもない。我々の代表からお金をいただくわけにはいきません」と答えた。
次の朝。床屋が外に出ると,120人の政治家が行列を作って,床屋が開くのを待っていた。


134結婚式の夜

これは,純真な青年ミケノビッチが結婚式を挙げた夜のことだ...

なにせ,仕事一筋に生きてきたミケノビッチである。母親が教えてくれたところによると,結婚すると,夫婦はいっしょに服を脱いでベッドに入るものだと教えてくれたものの,まさしく,彼は,今夜,いったい何をすればいいやら見当もつかない状態であった。
ミケノビッチの母親は,そのことがいささか心配であり,ホテルの隣の部屋で,じっと聞き耳を立てていた。

まず,ミケノビッチが先にシャワーを浴びることなり,先にユニットバスになっているシャワールームに入った。
ところが,その間に,花嫁は,急にもよおしてきたのである。お腹はゴロゴロ鳴り,一刻の猶予もならぬ。しかし,トイレにはミケノビッチがいる。彼女の解決策は,なんと,帽子の箱の中に,コッソリしてしまうことだった。この箱は,気密性があって,ぴったり蓋をしめれば,ニオイも漏れないのだ。

次に,ホッとした表情の花嫁がシャワールームに入った。落ち着かなくて,部屋をうろついていたミケノビッチは,ベッドの下に隠してあった帽子の箱をのぞいてしまったのである。
「なんてこった」彼は思わず大声を出した。「糞だ!この中は糞だらけだ!」

隣の部屋では,母親が壁に向かって必死で叫んでいた。
「ミケノビッチや。そこじゃない。そこじゃないのよ!」


133ブラックタイタニック

「生きなければ・・・なんとしても生きて帰るのよ」
波間に揺れる救命ボートの上で,一人の若い女性が憑かれたような表情で,肉にくらいつきながら,こうつぶやいていた。

彼女達の乗っていた豪華客船は,イギリスのサウザンプトン港を出港した後,北大西洋上で氷山に衝突し,気がつくと,彼女はボートにひとり乗っていたのだった。いや,正確にはひとりではなかった。怖ろしいことに,ボートには炎に焼かれた死体が何体も乗っていたのである。

ボートには,少量の水はあったが,食料はなかった。空腹に耐えかねたローズは,ついに,禁断の所行に及んでしまったのである。
そして,一人食べれば同じこと・・・彼女は,何人も何人も食べてしまい,ボートの片隅には,人骨の山が出来たのであった。
倫理とかタブー。そんなものは,この極限状態でなんの意味もなかった。ローズはとうにそれを超越してしまい,ただ強く頭の中で繰り返していたこと。「生きる」・・・ただ,それだけであった。

その時,カンテラの光がボートを照らした。この海域を,生き残りがいないか必死で探していた救助船だった。
船の乗組員は,ぼんやりとした光の中,うずたかくつまれた人骨と,彼女がくらいついていた肉を見た。そして,全てを察したのである。
「生きるために,仕方なかったのよ」彼女は叫んだ。

「しかし」青ざめた乗組員は言った。「船が沈没したのは,確か昨日ですぜ」


132イエス

ユダヤ教徒の敬虔な老夫婦がいた。ところが,息子がどうしてもキリスト教に改宗すると言い出したのである。
その晩,二人は,嘆き悲しみつつも,神に助けを求めた。
すると・・・厳かなラッパの音と共に,なんと神が降臨されたのである。
光の中で,老夫婦は感激に青ざめ,つっかえつっかえながらも,神にこう申し述べたのだった。
「神様。私たちの息子が,あの怖ろしいキリスト教に改宗すると言ってきかないのです。どうか,あの不心得者をお救いください」
神はゆっくりと頭を振り,同情を込めてこう言われた。

「わしの息子もそうだった」


131ジョンとメリーの秘密

ジョンとメリーは結婚することになった。
しかし,ジョンには秘密があったのだ。「オレの足の臭さは尋常じゃないからな。我ながら気が遠くなるくらいだ。分厚い靴下を寝るときも履いてなくちゃイカン」
メリーにも秘密があった。「わたしの口臭は,ものすごいらしいの。この間はイヌが気絶しちゃったくらいだし。特に朝は彼より早く起きて歯を磨かなくちゃいけないわ」

結婚して1年。二人の生活はまずまず順調であった。二人は結婚1年目を祝って,その晩,大いに飲んだのであった。

次の朝。ジョンが目が覚めると,自分の靴下が片方抜け落ちていることに気がついた。あわてて探していると,メリーが目を覚ました。
「どうしたの?ジョン」
「メリー・・・」

「もしかして,オレの靴下を飲み込まなかったかい?」


130

昔,アラブでは,屁をこくというのは,非常に恥ずかしい事とされていた。

ミケノビッチという若者が,とある通りで,ある日,どうしても腹が張ってしまい,ついつい大きなオナラをしてしまった。道行く人々は,驚いて,彼の顔を見つめた。
ミケノビッチは,恥ずかしさの余り,荷物をまとめて,そのまま放浪の旅に出たのである。
そして,故郷に帰らないまま,50年の歳月が過ぎ去った。

彼は,ある程度の成功をおさめ,悠々自適の生活をしていたが,歳を取って,望郷の思いが次第につのり,ついに,懐かしい故郷を訪ねることにしたのである。
そして,彼は,例のオナラをした場所を通りかかった。すると,その道は,広い大通りとなっており,昔の面影はまったくなくなっていた。
「もしもし」彼は,道行く人に話しかけた。「ここは,ずいぶん立派な通りになりましたなぁ。いつ頃からこうなったのでしょうか」
「ああ,この道ですか。ご老人」親切そうな男は答えた。「”ミケノビッチ屁こき通り”と言いましてな。わたしの親父に聞いたところでは,ミケノビッチという男がここで特大の屁をこいてから,10年と3ヵ月後に完成したとか・・・」


129ハゲの治療法

フランス人が集まって,ハゲの治療法について議論をしていた。
「一番の方法はだね・・・」ピエールが言った。「ハゲ頭を女性のあそこに擦りつけるのだ。すると,頭皮が微妙な刺激を受けてね,フサフサの頭に戻るってわけさ」
「バカバカしい!」それを聞いた男が言った。「ガストン君。君はどう思う?」
「ウィ〜」ガストンは,見事な髭に手をやって答えた。「ピエール君の言ったことは,絶対間違いないと思うよ」


128スーツ

ミケノビッチが,売り物のスーツについて店員に尋ねていた。
「このスーツ。10ドルとは安いなぁ。でも,左の袖がちょっと長いような気がするんだけど」
「お客様」店員は説明した。「かなり安い生地を使っておりますので。でも,着ている間,左肩をちょっとあげて,あごで押さえれば,問題ございませんよ」
「フーム」ミケノビッチはまた言った。「ズボンも,なんか左足の方が長いんじゃないかい?」
「はあ」店員は答えた。「お安い分,仕立てが少々荒くなっております。しかし,左足を少し曲げてお歩きになれば,全然問題はございません」
迷った末に,ミケノビッチはそのスーツを買うことにした。

街を歩いていた二人の医者が,ミケノビッチの姿に目をとめた。
「おい。あの男。かなりひどい病気か,突然変異か,大怪我をしたのか。いずれにしても気の毒なことだ」
「まったくだ。しかし・・・あのスーツ。まるで,あつらえたみたいに,ピッタリだな」


127ジャッカルの日

ジャッカルが,エサを探していると,木の下に古いヒョウの骨を見つけた。
その時,ジャッカルは,向こうの木の陰からヒョウが狙っているのに気がついたのである。
ジャッカルは,とっさに,ヒョウの骨をくわえると,「このヒョウ,実に旨かったなぁ。もっと喰いたいぜ」

それを聞いたヒョウは,恐れをなして,コソコソと逃げ出したのだった。しかし,木の上でこれを見ていた根性悪のサルが,ヒョウに恩を売るチャンスだと思って,ヒョウを追いかけていって,こう言った。
「ヒョウさん。だまされちゃいけませんよ。あのジャッカルは,骨を拾っただけですよ」
「なんだって。あのジャッカルめ。ぶち殺してくれる」
怒り心頭に達したヒョウは,そのサルを背中に乗せると,Uターンするや否や,さっきの場所に向かってものすごい勢いで駆けだしたのである。

ヒョウの姿を見た途端,賢いジャッカルは全てをさとって,向こうを向いて,こう叫んだのである。
「あのサルめ。もう一匹,ヒョウを捕まえてくると言っていたが,まだか!」


126砂漠の店

砂漠の真ん中で,車が故障してしまった男。このあたりは,何十キロにも渡って草一本生えない「死の谷」と呼ばれる場所なのだ。
しばらく,他の車が通らないか待っていた男だったが,乾いた熱い風が吹くばかり。男はやむなく,乾いてバリバリに割れた道を歩き出した。
1時間ほど歩いただろうか...男は,遠くに小さな小屋を見つけた。なにかの店らしい。乾いた唇をなめて,男は歩き出した。

「み・水を売ってくれ」
男が叫ぶと,小屋の中から中年男が出てきてこう言った。「うちには,水はないんだ。一滴だってね。ここから10キロほど行ったところに,レストランならあるよ。それより,この店はネクタイを売っているんだよ。10ドルだ。一本どうだい?」
男はどす黒い顔をして叫んだ。「くそくらえ!」

そして,男は,這うようにして10キロの道程を歩き,レストランにたどり着いた。そして,ドアを開けて店に入ろうとすると・・・ウェイターが男の前に立ちふさがった。
「お客さん。この店では,ノーネクタイの方はお断りしております」


125宝くじ

ミケノビッチという男がいた。彼は,熱心に祈り続けていた。
「神よ。私は破産してしまい,もう我が家を売らねばならなくなりました。どうか,宝くじを当てさせてください」
そして,宝くじの当選発表日がやってきた。しかし,当選したのは別な男だった。

1週間後,ミケノビッチがまた熱心に祈りだした。
「神よ。今度こそよくお聞きください。ついに,私の家も人手に渡り,今度は車を売らなければならなくなりました。次こそは,宝くじを当てさせてください」
そしてまた,宝くじの当選発表の日がやってきたが,今度も違う男が当選した。

1週間後,ミケノビッチは,さらに必死に祈りだした。
「神よ。私の家も車も人手に渡ってしまいました。私は,あなたを信じ,ずっと善行をつんで参りました。このままでは,一家心中しかありません。もはや最後のお願いです。宝くじを・・・」

すると,閃光が光り,高らかなラッパの音と共に,天使達に囲まれた輝くお姿の神が天空から降りてきたのである!
「ミケノビッチよ。お前の願いは分かっておった。しかし,わしにも出来ることと出来ないことがあるのじゃ」神は続けられた。「ここは,お互い歩み寄ろうではないか。すなわち・・・」
平伏したミケノビッチが叫んだ。「す・すなわち?」

「すなわち」厳かな声で神は答えられた。「宝くじを買わんか!この馬鹿者めが」


124暗闇のサイン

耳の聞こえない男女が出会い,恋いに落ち,そして結婚した。
しかし,二人は深刻な悩みに直面した。それは,夜,電気を消すと,二人の意志の伝達手段である手話が出来ないことである。
そこで,新妻は,夫に(手話で)提案することにした。
「もし,あなたがエッチをしたい時は,私の右の胸をさわって。疲れている時は,左の胸をさわるってことはどうかしら?」
「すばらしい」夫は答えた。「ボクも名案が浮かんだよ」
「もし,きみがエッチをしたいなら,ボクの大事なところを一回握ってくれ。もし,疲れているなら・・・」
「なあに?」新妻は,先をうながした。

「・・・ボクの大事なところを,50回握るってどうだい?」


123教授会議にて

ある生徒の校則違反について,教授会議が開かれていた。
ひとりの教授が立ち上がって,退学処分にすべきだと強硬に主張した。
「つまるところ」彼は声を張り上げた。「我々に,物を見る目を与えたもうたのは,神である。この生徒の行為を見逃すわけには断じてならん」

「そのとおり」もうひとりの教授が静かに立ち上がった。「しかし,神は,我らに瞼も与えたもうたのは,なぜだろうね?」


122老母への贈り物

ふるさとの家を出て,それぞれ事業に成功して大金持ちになった3人の息子たちが,故郷の老いた母親にそれぞれプレゼントをすることにした。

一番上の息子が言った。「母さんに,新しい家をプレゼントすることにしたよ」
二番目の息子が言った。「母さんには,運転手付きのベンツを贈ることにしたよ」
三番目の息子が言った。「ボクが一番だね。母さんは聖書を読むのが大好きだろ?でも,目が良く見えなくなっている。だからボクは聖書を全部暗唱出来るオウムを手に入れたんだ。このオウムを訓練するのに,教会の人は12年もかかったそうだよ」

しばらくして,老母は,息子達に感謝の手紙を送った。

「ミルトン」彼女は一番上の息子に書いた。「お前が建ててくれた家は大きいね。わたしゃ,一部屋しか使わないのに,全部掃除しなきゃならないよ」
「ジェラルド」彼女は二番目の息子に書いた。「立派な車だね。でも,わたしゃ,歳を取って家にずっといるだけ。それに運転手の態度が悪いの」
「最愛のトーマス」彼女は三番目の息子に書いた。「お前は,わたしが何が欲しいか良く分かってくれたわね。あのニワトリは,とてもおいしかったわ」


121火星人

火星からやってきたUFOが着陸して,その街は大騒ぎになった。そして,UFOから出てきた火星人は,極めて友好的であり,言葉も話せることが判明したのである。
CSSテレビのレポーターのジェーンは,誰よりも早く現場に駆けつけて,火星人に対して独占インタビューを申し込むことに成功したのだった。
カメラが回り出し,ジェーンは,地球人は火星人に大変深い興味を抱いており,政治的・外交的な問題もさりながら,ごく世間的なことも聞きたいと言った。火星人は,快く,いっこうに構わないと答えた。

「ええと」ジェーンは,マイクを向けた。「火星の方は,みなさん指が7本もあるのですか?」
「はい」火星人は,自分の緑色の手をひらひらさせならが答えた。「我々の指は,みな7本あります」
続けてジェーンは尋ねた。「そして,火星の方は,頭は,二つお持ちなのですね?」
「さようです」火星人は,二つの頭を力強くうなずかせた。
「口から出ている歯のようなものや,首からさげていらっしゃるカメラみたいな装置や,メガネのようなものも,みなさんお持ちなのですか?」
「ああ,これはですな」火星人は答えた。「・・・火星のヤッポン人だけです」


120クリントンの願い

クリントンは車を運転して,我が家に向かっていた。
車を門に入れようとした時,彼は誤ってヒラリーの愛犬を轢いてしまった。イヌはペチャンコになって死んでしまった。クリントンは,妻になんと言い訳をしようかと頭を悩ませながら,墓を掘ろうとすると,地面の中から古ぼけたランプが現れたのであった。なんの気なしに,それを拾い上げたクリントンは,袖でランプを拭いてみた・・・

「ボカン!」皆さんご想像のとおり,現れたのはランプの精。そして,やっぱりこう言った。「ご主人さま。私をランプから出してくださったお礼に,ひとつだけ願いをかなえてさし上げましょう」

「ふむ」クリントンは考えた。自分は大統領で,金にも権力にも不自由していない。「じゃあ,ヒラリーのイヌを生き返らせてくれないか」
ランプの精は,ペチャンコになったイヌを調べてから,こう言った。「さすがの私も,死んでしまったものを生き返らせるのは困難です。違う願いにしてください」
クリントンは再び考えてこう言った。「それじゃあ,ヒラリーを美人にしてくれ」

「奥様を?」ランプの精が言った。「ちょっと待ってください・・・イヌをもう一度よく調べてみましょう」


119ソーセージとブタ

懸命に働いて,息子の学資を稼いでいる老いた肉屋がいた。大学の休みで,故郷の小さな貧しい家にしぶしぶ帰ってきた道楽息子は,父親の古い精肉機を見て,こう言った。
「こんなボロ機械,何の役に立つんだい」息子はあざ笑った。「こっちからブタを入れれば,向こうからソーセージが出てくるなんてくだらないね。アナログだよ。こっちからソーセージを入れれば,向こうからブタが出てくるってなら,大したもんだけどさ」

老人は溜息をついて,力なく答えた。
「息子や。わしはそんな機械は持っておらん。しかし,おまえの死んだ母さんは,確かそんな機械を持っておったよ。ソーセージを入れると,ブタが出てくるのをな...」


118最古の職業

医師と建築家と政治家が,誰の職業が最も古くから存在していたか議論をしていた。

医師がまず,口火を切った。「神は,アダムの肋骨からイブを創造された。これは医療行為と言うべきではないだろうか」
「いや。その前に」建築家は主張した。「アダムやイブの前に,神はこの世界を建築,すなわち創造されたのではないかな?混沌の中からね」
「ふん」最後に,政治家が口を開いた。「その混沌を作ったのは誰だと思うかね?」


117老婦人の伝言

ミケノビッチが,ズボンのチャックが全開になっているのに気づかずにレストランの席についた時のこと。
近くに座っていた白髪の老婦人は,それを見て,思わずグラスの水をこぼしそうになった。彼女は,そっと紙にメモを書き,ミケノビッチの前に置いたのであった。

「お若い方。こんなこと,言うべきかどうか迷いましたが,万一,あなたが気づいていないといけないと思って,この文をしたためました。あなたの隠すべき場所のチャックが開いていて,あなた自身が顔を出しています。あなたは,このような衆人観衆の場所で,紳士らしく品位を持ってふるまうべきであるのに,なんたるはしたなさ。目のやり場がありません。恥をお知りなさい・・・

追伸 あなたを愛しておりますわ」


116ただ一つの慰め

病院のベッドに横たわっていたミケノビッチは,見舞いにきた恋人のトーマスを相手に,口をきわめてののしっていた。
「このクソ病院にいると,頭が変になっちまうぜ」ミケノビッチはぼやいた。「あの看護婦どもめ。夕べは若い看護婦が来て,オレの身体を拭きやがった。それに,小便をしたくてがまんできなくなった時なんか・・・畜生!」
「分かるとも」トーマスは同情を込めてうなづいた。「女にさわられるなんて考えただけで,ぞっとするよ」

「まあ,ただ一つの慰めは」ミケノビッチは言った。「あの朝の浣腸がなかったら,オレは,これ以上一秒たりとも我慢できんところだが」


115牧師とパーティ

自分の教区で,乱交パーティが開かれていると聞いた牧師は,大急ぎでその家に向かっていた。
神をも恐れぬその悪徳を,なんとしても根絶しなければなるまい...

牧師が玄関を叩くと,バスローブ姿の男が現れた。その家の主人らしい。
「なんでも」牧師は,男を問いつめた。「この家で実に不埒なパーティが開かれているとか」
「最高にもり上っていますよ。牧師さん」男は答えた。「今,名前当てゲームをやっているんです。目隠しした奥さん方が,壁に並んだ男性のものを手でさわって,誰の持ち物か名前を当てるって趣向です。ちょうど良かった」男は,ニコニコして続けた。「是非参加して下さい。牧師さん。奥さん方から,あなたの名前がもう7回も出ちゃって」


114ハネムーン

「ダーリン」空港で出発便を待つ,幸せでいっぱいの花嫁が言った。
「わたしたち,もう結婚して長い夫婦みたいにふるまわない?まわりの人に新婚だなんて思われないように」

「いいとも」花婿は答えた。「でも,この重いスーツケース。君に運べるかな?」


113夜の公園

ミケノビッチは,新しいガールフレンドと夜の公園の散歩としゃれこんだ。
そして,暗闇の中,芝生の上に並んで座った二人だったが,だんだんと興奮してきたミケノビッチは,彼女にちょっと舐めさせてくれと頼んだのであった。
「いいわよ」彼女は快諾した。

20分後。顔を上げたミケノビッチは言った。
「それにしても,君のって,すごくモジャモジャしてるね」
「あらそう?」彼女は言った。「それより,あなた。どうしてさっきっから芝生をペロペロ舐めてるの?」


112三人の美女

無人島に漂着した黒髪・茶髪・金髪の美女三人。
さっそく、三人は手分けして無人島を探検することとした。周囲歩いて1時間くらいの無人島は,背の低い潅木が茂り,3キロほど沖合いに緑の大きな島が見えるばかり。
木の実が見つかり,とりあえずの食料は確保することができたが,致命的な問題はこの島には水がないことだった。幸い,三人は,その晩のスコールで雨水を貯めることが出来たが,このままいつまでも持つものではない...

1週間後。
黒髪が言った。「このままじゃ,のたれ死にだわ。わたし,あの島まで泳いで助けを呼んでくる」
茶髪と金髪は,とても遠くて無理だと言って黒髪を止めようとしたが,彼女の決意は固かった。
海に飛び込んだ黒髪は,1キロ先まで泳いだが,強い潮流についに力尽きて溺れてしまったのだった。

さらに1週間後。
茶髪が言った。「わたしは小さい頃から泳ぎが上手だったの。やってみるわ」
金髪の反対を押し切って,彼女は、力強いストロークで2キロ先まで泳いだ。しかし,あと1キロを残し,彼女はついには力尽きてしまったのである。

そしてまたまた,1週間後。
水は尽き,金髪は,もやは後がなくなってしまった。彼女は,ついにやけになって海に飛び込んだ。
「こうなりゃ,絶対たどり着いてやるわ・・・」
泳ぎつづけるうち,次第に彼女の力は失われていった。そして,2キロを超えた時点で彼女はつぶやいた。「ああ。これ以上はもうダメだわ!」彼女は、思い切ってUターンしたのである。

そして20分後,金髪は元の島の浜辺で荒い息を吐いていた。
「ふ〜。助かったわ。あれ以上は1mだって進めなかったもの」

(金髪ジョークは数多い。お約束としては金髪は頭が弱いという設定なのだ)


111

ゴールデンラッシュに湧く小さな町の酒場にやってきた金掘りの男。バーテンに女はいないか聞いてみることにした。
「この町にゃ,女は一人もいねぇが」バーテンは答えた。「裏の小屋に行ってみな。みんな樽を使ってるよ」
男は,言われたとおり裏の小屋に行ってみると,そこには大きな樽が置いてあった。調べてみると,ちょうど腰のあたりの高さに穴が空いている。穴を覗いてみたが,真っ暗で何も見えない...
しばらくためらっていた金掘りの男だったが,辺りを見回して誰もいないことを確認すると,ズボンを降ろしてその穴に入れてみることにした。
すると,中は,ほんのりと暖かくて,何とも言えぬ心地よさであり,男はあっという間で行ってしまったのであった。

しばらくして,男は酒場に戻ると,バーテンにこう尋ねた。
「あの樽だが,正直,女よりいいくらいだったぜ。いつでも使っていいのかい?」
「もちろんでさ」バーテンは手帳をめくりながら答えた。「水曜の午前中以外はね。水曜の午前は,あんたが樽に入る番でいいかね?」


110ブバ

オレが公衆便所に入った時のことだ。ちょっとニブイという噂の体の大きい若者ブバがオレの隣に立った。
そして,小便をしだしたのだが,あまりの音の大きさに,オレは横目でブバのやつのを覗いてみた。すると,なんたる大きさか!オレは,他人のものを見るのは結構好きなタチなのだが,今まで見た中でも,一番の,しかも群を抜いたシロモノであるのは間違いなしだった。
「ちょっと,変な質問だけど」オレは聞いてみることにした。「どうやれば,そんなに大きくなるんだい?」
ブバが答えた。「ええと。オラは,寝る前にベッドの柱に3回ぶるけるだよ。女と寝る前も忘れずにそうするだ。そうすっと,女は大喜びするだ」
その晩,オレは寝る前に,ブバに教えてもらったとおり,ベッドの柱に3回ぶつけてみた。まあ,ものはためしと言うからな・・・

そして,満足したオレがベッドに入ろうとした時,女房のやつ。眠そうに目をこすりながら半分起きあがってこう言ったんだ。
「ブバ。あんたなの?」


109父の忠告

「親愛なる息子へ」母からの手紙は続いた。「婚約おめでとう。パパもママも大喜びです。あなたが,心正しい女性と結婚してくれることは,私たちの長年の夢でした。行いが正しい女性は,神が男性に与えたもうた最高の贈り物です。正しい妻というものは,男性の悪しき部分を取り除き,優れた部分を引き出してくれるものですから・・・」

最後に,なぐり書きで,こう追伸が書いてあった。

「お母さんは,今,切手を買いに行った。結婚なんかするもんじゃないぞ。ばか者めが」


108愛のドレス

結婚したばかりの娘の新居を,母親が訪れた時のこと。
彼女が玄関を開けると,素っ裸の娘が彼女を出迎えたのであった。
ショックを受けた母親は叫んだ。「あなた。なんで裸なの?」
「あらママ」娘はニッコリ笑って答えた。「これは『愛のドレス』なの。結婚生活を新鮮で楽しいものにする最高のスパイスなのよ」

憤慨しながら帰った母親だったが,しばらく熟考した後,服を全部脱いでしまったのである。
そして,夫が仕事から帰ってくると,彼女は全裸で夫を出迎えたのであった。
「お・お前。どうしたんだ?」
彼女は,やさしく微笑みながら答えた。
「これは『愛のドレス』なのよ。あなた。どう思う?」
「う・うん・・・」夫は口ごもりながら答えた。「正直言って,そのドレスは,アイロンがけが少し足りないようだ」


107赤い棒

道端で,赤ペンキで塗った短い棒を拾ったミケノビッチ。
しばらく,棒を見つめていた彼は,友達の浮浪者にささやいた。
「タダ酒を飲む名案を思いついたんだ。この赤い棒をオレがズボンの中にいれといてな。そして,あそこの酒場でさんざん飲み食いするんだ。最後にオレがズボンのチャックからこの赤い棒の先っぽを出すから,お前はこれを舐めるんだ。すると,店のやつらはオレタチを追い出すだろうから,金を払わないですむって寸法さ」

おそるおそるやってみた結果は,まさしく大成功であった。味をしめた二人は店を変えながら,この方法で毎日ただで飲み食いすることが出来たのである。その街で,変態ホモのウワサが広がると,二人は,隣の街に行って,また例の手段で無銭飲食を繰り返したのだった。

そうこうして,1ヶ月が経った...
ある日,ふと友人の浮浪者は言った。「赤い棒を舐めすぎて,舌にタコが出来ちまった。そうだ。今度は役を替えてくれないか?」
「赤い棒だって?」びっくりしたミケノビッチは答えた。「ああ。あの棒なら,最初の日になくしちゃったんだ」


106指の数

教室で,先生はチビのミケノビッチに質問していた。
「2たす2はいくつかしら?」
ミケノビッチは,指を折って数えた。「・・・えーと。4です」
「答えは4ですけど」先生は続けた。「でも,ミック。指は使わないで答えなくちゃだめよ。両手をズボンのポケットに入れなさい・・・では,3たす2はいくつかしら?」
ミケノビッチは,長いことズボンのポケットの中をモゾモゾさせていた。そして,ようやく答えた。
「6です。先生」
「ミック」先生は言った。「お家に帰ったら,お母さんにズボンのポケットの中の穴を繕ってもらうように言うんですよ」


105男が欲しくなる薬

妻が夜の秘め事に興味を示さないことに業を煮やしたミケノビッチは,知り合いの医者に相談に出かけた。

「・・・方法はないではないが」医者は言った。「しかし,ちと強力すぎるしなぁ・・・」
「先生。是非お願いしますよ。これでダメだったら私の人生はお先真っ暗です。」
「まあ。そこまで言うなら」医者は言った。「一回に一錠だけですぞ。この薬はまだ実験段階ですからな。これで奥さんはてきめんに男が欲しくなるはずです」

家に帰ったミケノビッチは,さっそく妻のコーヒーカップに薬を入れた。もし自分が妻の要求に応えられなかったらマズイと考えたミケノビッチは,念のため自分のカップにも薬を入れたのであった。
果たして・・・しばらくすると妻の息づかいは荒くなり,顔が今まで見たこともないくらい色っぽくなってきた。
「お・男が欲しいの」
ミケノビッチも,身体が震えてきた。そしてギラギラした目つきで叫んだ。

「オレもだ!オレも(男が)欲しい・・・」


104薬局

途中,必要なゴム製品を買うため,ミケノビッチは薬屋に立ち寄った。

「1グロスばかりもらおうか」浮かれ気分の青年は,中年の店員に片目をつぶると,今夜のお楽しみについて,ひとくさり説明することとした。「実に好きものの娘でね・・・彼女の家に今日初めて行くんだが,彼女の家族はオペラ観賞に出かけて,後は二人っきりってわけ...」
そして,ミケノビッチは,そのゴム製品をどんな風に使用する(つもりでいる)か,事細かに店員に説明したのであった。

彼女の家に着くと,彼女は,ミケノビッチを大喜びで迎えた。「もうすぐ,みんな出かけるわ。パパが帰って来たら,すぐオペラに行っちゃうの」
やがて,彼女の父親が帰宅し,ミケノビッチは彼女の両親に丁重に挨拶すると,こう言った。「もし,よろしければ,僕達もオペラをご一緒したいのですが」
「あら?若い人は私たちみたいな年寄りといっしょなのは,おいやじゃありませんの?」彼女の母親は言ったが,青年は,是非ともと主張して,強引にオペラに同行することを決めてしまったのだった。

「あなたが,そんなにオペラが好きだなんて知らなかったわ」劇場で,彼女は青年にささやきかけた。
「僕も全然知らなかったよ」青年は答えた。「君のお父さんが薬局に勤めていたなんてね」


103植物園にて

植物園に遊びに出かけた,はりねずみの母子。
薄暗い熱帯ドームの中で見物しているうちに,子ねずみはお母さんとはぐれてしまった。
無我夢中で歩き回る子ねずみは,サボテンが背中に当たる度にかぼそい声で言った。
「ママ?」 


102記事の書き方

政府の高官が,ふと小学校の前を通りかかった時のこと。
折しも門の前で,大きな狂犬が少女に襲いかかったのに気づいた彼は,狂犬に飛びかかり,命がけでやっつけたのであった。

次の日,新聞はこのように報じ,謎の救済者の情報を求めていた。
「お手柄,善意の通行人。素手で猛犬から少女を救う!」

喜んだ高官は,新聞社に電話してそれが自分であることを伝えた。

次の日,新聞に訂正された記事が載っていた。
「またもや不祥事。学校で官僚が子犬を撲殺!」


101三匹のイヌ

黒・茶・黄の三匹の犬が動物病院の檻の中にいた。

茶犬が黒犬に聞いた。「君は,どうしてここに来たんだい?」
「うん」黒犬は悲しそうに答えた。「お漏らしがどうしても治らなくてね。つい我慢できなくて,玄関とか絨毯とかでやっちゃうんだよ。昨日,ついにご主人のベッドでやっちゃったんだ」
茶犬が聞いた。「それでどんな治療をするんだろう?」
黒犬は答えた。「安楽死の注射らしいよ」

今度は,黒犬が茶犬に聞いた。「君は,どうして来たんだい?」
「そう」茶犬は悲しそうに答えた。「ぼくは,なんでも掘っちゃうんだ。芝生だろうが,花畑だろうがね。昨日,ご主人のソファに大きな穴を開けちゃったんだよ」
黒犬が聞いた。「これからどんな治療をすると思う?」
茶犬は答えた。「やっぱり,安楽死の注射さ」

そして,二匹は黄色い犬に聞いた。「君はどういう理由でここに来たんだい?」
「ああ」黄色い犬は答えた。「ぼくは,いつも発情期なんだ。ネコだろうが,椅子だろうが,なんでもやっちゃうんだよ。昨日,女のご主人がシャワーを浴びている時に,ついつい後から襲っちゃって。ご主人は,ぼくの爪で血だらけになっちゃったんだ」
「それはひどい!」二匹は叫んだ。「君も安楽死の注射をされるんだね?」

「いや」黄色い犬は答えた。「爪を切りに来たんだ」


*オチで〜す。

「はい。この試験管のフタ,なんとしても外れません」


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