そのものズバリの英語のジョーク集(アメリカンジョーク?)。随時更新中!

第四集 201〜250話


250優秀な人材

訪英したブッシュ大統領は,サッチャー元首相と会談することとなった。
「マダム。あなたの成功の秘訣を是非お伺いしたいですな」
「あら」鉄の女は言った。「それは優秀な人材を集めることかしら」
「もっともですな」ブッシュは深く頷いた。「しかし,どうやって優秀かどうかを見分けるかが難しくはありませんか」

「簡単なことよ」サッチャーは答えた。「じゃ,やってみるわよ」
彼女は,ブレア首相に電話した。
「こんにちは。トニー。ちょっとした質問に答えてくれるかしら」
「どんな質問でしょうか。マダム」
「あなたのお父上とお母上から生まれた子供で,あなたの兄弟でも姉妹でもない人は誰?」
「はっはっは」ブレア首相は笑った。「それは私です」

ブッシュは,ホワイトハウスに戻ると,さっそく,チェイニー大統領補佐官とラムズフェルド国防長官を呼び出して,例の質問をしてみた。
二人は,しどろもどろとなり,緊急の用事を思い出したと言って,いったん大統領の前を辞した。そして,頭のいいパウエル国務長官を見つけて,例の質問をぶつけてみたのである。
即座にパウエルは「それは私だよ」と答えた。

二人は大統領執務室に戻り,こう言った。
「例のご質問ですが,それはパウエル国務長官ですな」

大統領はひどく落胆した。こんな連中がブレーンでは,次期大統領選は絶望というものではないか。
「どうしようもないな。君たちは」大統領はため息をつきながら言った。「そんなことも分からないのかね。まったく」
大統領は,二人の愚か者に答えを教えてやることにした。

「答えは,トニー・ブレアだよ」


249罪なき者

イエスがナザレの町を通りかかった時,一人の女が杭に縛られて,その周りを殺気だった群衆が取り囲んでいる場面に出くわした。

「どうなされたのです?」イエスは近くの男に聞いた。
「あの女は不貞を働きました」と男。「これから,法に基づて,女を石で打ち殺すところです」

それを聞いたイエスは群衆のただ中を歩み進んだ。そして,両手を広げてこう叫んだのである。
「罪なき者のみが石を打つがよい!」
群衆は,イエスの言葉の意味が胸に落ちると,一人また一人と恥ずかしげに頭を垂れていった。

その時。天から大きな石礫が降ってきて,女を打った。

「パパったら」イエスは天を見上げて叫んだ。「せっかくのボクの見せ場だってのに。もーう」


248安全な街

シカゴに転勤を命じられたダーレン。悩んだあげく,親友のピートにこう言った。
「会社をやめようかと思うんだ」
ダーレンの説明によれば,長い間かかって築き上げてきた地位や給料を諦めるのは心残りだが,犯罪で知られるシカゴに住むのがどうしても怖いのだと言うのだ。

「大げさだな」ピートはダーレンの肩を叩いた。「シカゴは実にいいところだ。風光明媚で,長い歴史を持ち,物価は安くて公共の交通機関は発達してる。しかも美人が多い」
そして,ヒートはこう続けた。
「実はさ。今の会社に来る前は,俺はシカゴで10年も働いていたんだよ。一回も犯罪に巻き込まれたことなんてなかったね」

「なんだ。そうだったのか」すっかり明るい表情となったダーレンは聞いてみた。「ところで君は向こうで何をしてたんだい?」

「うん。パンの配達車でね。後部機関銃手だったよ」


247地獄へのホットライン

アメリカ科学技術局は,ついに地獄と繋がる電話回線を発見したのだった。

核の全面廃棄を表明した金正日主席は,条約の調印のため,ホワイトハウスのブッシュ大統領を訪問していた。そして,公的な会談も終わり,雑談の時間になって,金主席はブッシュ大統領に頼みこんで,例の電話を使わせてもらうこととなった。

「父上ですか。正日です・・・」
話題尽きない主席であったが,しばらくしてブッシュ大統領がいらだちを見せた。
「失礼。お話中申し訳ありませんが,地獄への電話代は恐ろしく高いので・・・」

しぶしぶ受話器を置いた主席だったが,お土産に,その地獄への電話機と回線のつなぎ方を教えてもらったのだった。

さっそく,平壌に戻った主席は,ポル・ポトやスターリン,ヒットラーなどと,時を忘れて話し込んでしまったのである。
はっと,我に返った主席は,急いでオペレータに電話料金を聞いた。
「はっ。将軍様。5ウォンでございます」
「なに!」主席は絶句した。「なぜそんなに安いのだ?」

「つなぎ先が,市内料金でございましたから」


246道の悪い村

その老神父は,村人からとても好かれていた。
しかし,その村では性道徳がいささか乱れており,毎日毎日,不倫の告解につきあわされていた老神父は,ついに「次に,不倫の告解があったら,私はこの村を出ていく」と言い出したのである。
村人達は相談して,老神父が出ていくのを引き留めるため,「不倫」という言葉を「泥をはねた」という言葉に置き換えることにした。

「神父様。私は昨日,トムの女房に泥をはねてしまいました」
「よろしい」神父は微笑んだ。「些細な罪ですが,私といっしょに神に祈りましょう」

数ヶ月後。
老神父は村長のところにやってきた。
「それにしても,村長。この村は道が悪すぎるようですな」
事情を知らない神父の言葉に,村長は思わず苦笑した。

「笑っている場合ではありませんぞ」老神父は言った。「先週だけでも,あなたの奥さんは三回も泥をはねられているのですぞ」


245天国の門

散歩の途中,イエスが天国の門の前を通りかかった時のことだった。
その門に,一人の老人がやってきた。その老人は年老いていた。腰を曲げ足をかばうように杖をつきながらゆっくりと歩き,真っ白で長いあごひげがゆれていた。

ふと,イエスは老人に声をかけた。
「ご老人。何か私に出来ることはありますか?」
老人は,イエスを見上げて,震える声でこう答えた。
「長い間,わたしは息子を捜し続けております」
イエスの顔は暗くなった。それは非常に難しいことだ。天国には,天地開闢以来,何千兆・・・本当に無数の人々がいるのだ。

「わたしの息子には,特徴があります」イエスの思いを察知したかのように,老人は続けた。「両手両足に穴(注1)が開いているのです」

イエスは,一瞬言葉を失って年老いた老人を見つめた。
「・・・お父さん?」
老人も,イエスを見つめてこう聞いた。
「・・・ピノキオ?(注2)」

注1:イエスは,ゴルゴダの丘で,両手足を釘で十字架に打ち付けられて処刑された。
注2:ピノキオは,あやつり人形なので,両手足に糸を通す穴がある。


244日本食

ケノービとスカイウォーカーが日本レストランで和食に挑戦した。
ケノービは,上手に箸を使うことが出来るが,スカイウォーカーは悪戦苦闘していて,まるっきり料理が口に入らない。

「どうやればうまく食べられるでしょうか?ベン」スカイウォーカーが聞いた。

「フォークを使うのじゃ。ルーク」


243農夫とラバ

その貧しい農夫は,砂や小石の混じった小さな畑を自分と同じくらい年取ったラバで耕すことで,苦しいながらもなんとか生計の道を立てていた。
ところがある日。ついにそのラバはポックリ死んでしまった。ラバで畑を耕さないと,老いた両親や妻や子供達の生きる糧は絶たれてしまう。
農夫は,町の銀行に出かけてラバを買うための借金を申し込んだ。しかし,農夫の畑は担保の価値なしと,冷たく断られてしまった。
次に農夫は,大農場を経営する町一番の金持ちを訪ねた。畑を鋤く間だけでも,ラバを貸してもらえないかと懇願する農夫だったが,金持ちは冷たく追い払ったのだった。
その晩。思い詰めた農夫は,大農場の納屋に忍び込み,ラバを一頭(一日か二日か・・・ラバを借りて大急ぎで畑を鋤いてこっそり返せば大丈夫だろうと愚かな農夫は考えたのである)盗み出してしまった。

翌朝。
そのラバで畑を鋤いていた農夫は,保安官に逮捕された。

一週間後。
裁判が始まった。検察側と弁護側の熱意のない応酬があり,別室で短い審議を終えた陪審員達が法廷に戻ってきた。

「評決に達しましたか?」と裁判官。
「はい。判事閣下」陪審員の代表が答えた。
「評決を述べてください」

「陪審員一同は,被告を無罪とします。但し被告は,ラバを原告に返さなければなりません」

裁判官は驚いて椅子からひっくり返りそうになった。
「そんな珍妙な評決は聞いたことがない」裁判官は言った。「もう一度,別室に行って,きちんと審議し直してきてください」

また短い審議の後,陪審員達は法廷に戻ってきた。

「評決に達しましたか?」と裁判官。
「はい。判事閣下」陪審員の代表が答えた。
「評決を述べてください」

「陪審員一同は,やはり被告を無罪とします。そして被告は,ラバをそのまま持っていてかまいません」


242楽観派と悲観派

ロシアでは,国の将来について大々的な国民の意識調査を実施した。

1ヶ月後。その調査結果が大統領に報告された。
「閣下。本調査によって、国民は,楽観派と悲観派の二つのグループに大別出来ることが判明いたしました」
「まあ,当然といえば当然の結果だな」
「楽観派は,将来,糞を食べることになるだろうと予想しております」
「なんだって?」驚いたロシア大統領は言った。「それが楽観派だと?では、悲観派はどうなのだ?」

「悲観派は,その糞が国民に行き渡らないのではないかと不安になっております」


241つまらないジョーク

「面白いものを見つけたぜ」
「ほう。見せてくれ」
「こっちだ──」

友人が案内した汚らしい路地には,一匹の白イヌがいただけだった。
「面白いもんなんてないぞ?」
「あのイヌのシッポをよく見ろ」
そして友人は言った。「頭も白けりゃ・・・」


240『ブロンドは馬鹿じゃない』大会

カンザスシティーのチーフス・スタジアムで開かれた『ブロンドは馬鹿じゃない』大会には,全世界から8万人ものブロンドが集合した。

「さて皆さん!」司会が叫んだ。「本日私たちは,全世界に『ブロンドは馬鹿じゃない』ことを証明するため,ここに集ったわけです。では,皆さんの中からどなたか一人舞台に上がっていただけますか?」
前列に座っていた一人の若いブロンド娘がおずおずと舞台に上がった。

司会は,ブロンド娘に質問した。
「──15+15はいくつですか?」
ブロンド娘は,1分ほど考えて,自信なさそうに答えた。
「じゅうはち?」

「・・・・」
この答えを聞いた8万人のブロンド達は,一様に失望の表情を見せたが,また気を取り直して,ブロンド娘に声援を送り始めた。
「もう一回!もう一回!もう一回!」

「このスタジアムは,世界中のテレビ局が実況中継をしています。よろしい」司会は,黄金色に輝く群衆を見回した。「彼女にもう一度チャンスを与えたいと思います」
「おおおおおお!!!」群衆は,大きな歓声をあげた。

「──5+5はいくつですか?」
ブロンド娘は,今度はたっぷり5分間は考えた。
「さんじゅう?」

がっかりした8万人のブロンド達は,両手を大きく降りながら,さらに大きな声で声援を送り出した。
「もう一回!もう一回!もう一回!」

「分かりました。皆さん」司会は声を張り上げた。「では,最後にもう一回だけチャンスを与えましょう。もう一回だけですよ」

「──1+1はいくつですか?」
ブロンド娘は,目を閉じて10分間は考えていた。
「に?」

うォォォォォォォ!!!
スタジアムは割れんばかりの大騒ぎとなった。8万人のブロンドは弾かれたように立ち上がり,足踏みしながら叫んだ。

「もう一回!もう一回!もう一回!もう一回!もう一回!もう一回!・・・」


239恐怖の瞬間

ミケノビッチが出張先から自宅に電話をかけると──「はい。もしもし」見知らぬ女の声が出た。
「おや。君は誰かね?」
「わたくしは,メイドでございます。先週からこちらで働かせていただいております」
「ふむ。そうだったな」ミケノビッチはひとりごちた。「先週,妻が新しいメイドを雇うと言っていたな」
改めて,ミケノビッチは言った。
「では,妻を出してくれ」
「いえ」メイドは言いよどんだ。「それがダメなんです」
「なぜだ?」
「奥様は2階の寝室で男の方といっしょにいられて,誰の電話も受けないとおっしゃっておりました」
「なっ何―っ!」ミケノビッチは,地団駄ふんだ。

「うぬぬ」ミケノビッチは,声を震わせながら言った。「君・・・5万ドル欲しいかね?」
「はい。いただけますなら是非」
「その電話代の引き出しに拳銃が入っているはずだ・・・あったかね?よし。よし。そして,それを持っていって二階の二人の胸を撃つんだ」
しばらくして,電話の向こうから銃声が二回,受話器を通してミケノビッチの耳に聞こえた。

ややあって,二階から下りてきたメイドが電話に出た。
「旦那様。・・・やりました。二人の死体はどうしましょうか」
「よし。二階の窓からプールにでも放りこんでおけ」
「プールですか?旦那様」
「そうだ。プールだ」
「でも。旦那様」メイドは言った。「プールなんてお家にありませんけど」

「なんだって?」ミケノビッチは言った。「──もしかして,この電話の番号は,○○−○○○○じゃない──?」


238死因の書き方

保険の申込書を書き込みながら,男ははたと筆を止めた。
「どうしましたか?」
保険のセールスマンが聞くと,男はしばらくためらっていた。

「うん・・・ここの近親者の死因を書く欄なんだが」男は言った。「実は・・・親父は絞首刑になってね」

「なるほど。よくあることです」セールスマンは流れる口調で答えた。「では,こう書いてください」
「『公式の行事に参加中に足場が崩れた』と」 


237モーセの場合

フランス全土を制圧したヒトラーは,ドーヴァー海峡の岸に立ち,遙かイギリスを望んだ。
「この忌々しい海峡を,どうやって渡ればよいか」
「良い考えがあります」ケッペルスが答えた。「ユダヤ人どもを尋問して,紅海を渡ったトリックを白状させましょう」

強制収容所をくまなく探した結果,ようやくモーセが見つかった。

「どうやって紅海を二つに割って渡ったのだ?」
「杖を使ったんでさあ」モーセは答えた。
「それだっ!」ゲッペルスは叫んだ。「その杖はどこにある?」

「大英博物館でさあ」


236レーガノミックス

レーガン元大統領が自分のアルツハイマー病の進行を発表したことは,アメリカ中の賞賛を浴びた。
そして,元大統領自らがアルツハイマー病への理解と援助を求めて,積極的に全国を講演して回ったのであった。

「激動の国際情勢の中,私が大統領の職務を全うすることが出来,そしてまた,ここにこうして病気の告白する勇気を与えてくれたのも,全て妻のナンシーがいればこそなのです。ナンシーがいなかったら,今の私は決してなかったことでしょう」
元大統領の言葉に,会場は感動の大きな拍手がわき起こった。

「それでは,ファーストレディ・ナンシー夫人に登場いただきましょう」
司会の言葉に促されて,美しい目をした小柄な老婦人が壇上に現れると,会場はどよめき,そして,さらに惜しみない拍手でつつまれ,そして静かになった。

「ああ」元大統領はナンシー夫人をぼんやりと見て言った。「どなたですかな?」

2004年6月6日(日) ロンの時代

 レーガン元大統領死去。
 「人権外交」で失敗した(世の中,特に外交は綺麗事じゃダメなんですね〜)カーター前政権の後を継いで,1980年に大統領就任。社会福祉の大幅カットと景気刺激策を柱とする”レーガノミックス”。強いアメリカを目指し,対ソ連強硬策と,SDI(スターウォーズ計画)などの軍拡路線。日本とは,時の中曽根首相と,ロン・ヤス─と呼び合ったということだが,日米経済摩擦問題は悪化の一途だった。

 当時は,財政赤字の悪化とかで,ずいぶん叩かれた(今のブッシュ政権以上に)ように記憶しているが,今ではレーガン時代の再評価の動きが著しい。 


235チャレンジャーの悲劇 その2

チャレンジャー号の爆発事故後,NASAでは徹底的な原因究明のための調査が行われた。
「全ての調査項目について問題なし。技術的及び人的要因について百回にも渡って点検した。なぜ右のブースターが爆発したのだろうか?」

同じ頃,モスクワの国家科学調査局においても,原因究明のための調査が行われていた。
「全ての調査項目について問題なし。技術的及び人的要因について百回にも渡って点検した。なぜ左のブースターでなく,右のブースターが爆発したのだろうか?」


234思いやり週間(ロシアジョーク)

ある時,スターリンは自分の寛容さをソビエト国民に印象づけようと,「思いやり週間」を制定することにした。
さっそく,臨時党大会が開催され,スターリンが思いやりについて演説しようとした時・・・誰かがくしゃみした。

「誰かね?」
スターリンは群衆を見回したが,恐怖に固まる群衆は誰も答えなかった。スターリンは,親衛隊に命じて,群衆の最前列を会場の外に連れ出させた。
ややあって,銃声と悲鳴が聞こえてきた。

スターリンが演説を再開したその時・・・また誰かがくしゃみした。

「誰かね?」
鋼鉄のような冷たい沈黙が流れ,スターリンは,群衆の二列目を外に連れ出すよう命じた。
ややあって,銃声と悲鳴が聞こえてきた。

三度。スターリンが演説の続きを始めた時・・・またまた誰かがくしゃみした。

「誰かね?」
群衆の中から,ひとりの小男がガクガク震えながら出てきた。これ以上,自分のために人を死なせるわけにはいかない。あらんばかりの勇気をかき集めて彼は叫んだ。
「わっ・・・わたしです。同志スターリン」

「お大事に」スターリンは思いやりをこめてうなづいた。


233人事考課

Bob Smith, my assistant programmer, can always be found ボブ・スミスは,私のアシスタントプログラマーです。彼はいつも
hard at work in his cubicle. Bob works independently, without 自分の持ち場で仕事に専念しております。一方,ボブの同僚たちは
wasting company time talking to colleagues. Bob never おしゃべりに夢中で,会社の時間を無駄に費やしています。ボブは
thinks twice about assisting fellow employees, and he always 積極的に仲間達の仕事を手伝います。彼の手伝いがなかったならば,
finishes given assignments on time. Often, Bob takes extended 仕事が時間どおりに終わることは決してありません。また,ボブは
measures to complete his work, sometimes skipping coffee 休憩時間を返上してまで,職務に打ち込んでいますが,他の連中は
breaks. Bob is an individual who has absolutely no だらだらと休み続けます。ボブは,職務や専門分野における知識が
vanity in spite of his high accomplishments and profound 非常に豊富であるにもかかわらず,そのことに鼻をかけるることは
knowledge in his field. I firmly believe that Bob can be まったくありません。もし,ボブがこの会社にいなくなったならば,
classified as a high-caliber employee, the type that cannot be 仕事は停滞してしまうことと存じます。彼の待遇をより改善すれば
dispensed with. Consequently, I duly recommend that Bob be 会社の利益になると思料いたします。つきましては,ボブを直ちに
promoted to executive management, and a proposal will be 我が社の幹部に昇格させるべきと推薦いたします。本提案について
executed as soon as possible. 処分くださるようお願いいたします。
   
Regards,
Project Leader
プロジェクト・リーダーより
   
Keep Reading...
Shortly thereafter, the HR department received the following memo from the Project Leader:
後を追うように,人事部にプロジェクト・リーダーから追加のメモが届いた。
   
Sorry, but that idiot was reading over my shoulder while I wrote the report sent to you earlier today. Kindly read only the odd numbered lines of my assessment. 先ほどお送りしましたレポートですが,あの男,これを書いているのを私の肩越しに覗き見しておりました。
どうぞ,奇数行だけお読みくださるようお願いいたします。
   
Regards,
Project Leader
プロジェクト・リーダーより

232はい(ユダヤジョーク)

居並ぶ捕虜を前にして,ナチスの将校がこう命じた。
「誰かここに穴を掘れ。掘ったやつに5マルクくれてやろう」

「はい」──返事をしたのはゴールドシュタインだった。
ゴールドシュタインが穴を掘り終えるや,彼は,将校に撃ち殺されて穴にドサリと落ちた。

捕虜達を前に,ナチの将校はまた言った。
「誰かここの穴を埋めろ。埋めたやつには5マルクくれてやるぞ」

「はい」──ゴールドシュタインが穴の底から返事した。

*ゴールドシュタインとは,ユダヤ人に多い名前である。


231十戒

モーゼがシナイ山から下りてきて,待ちこがれていた民衆の前で,石版を高々とかかげた。

「見よ!ユダヤの同胞たちよ!」モーゼは叫んだ。「そして,いいニュースと悪いニュースがある」

「いいニュースは,神の掟をなんとか十まで削れたことだ」

「悪いニュースは──」そこで,モーゼは深いため息をついた。「姦淫の罪はどうしても削らせてもらえなかった」

*旧約聖書と新約聖書の「約」を,「訳」と間違える人が多い。ちなみに旧約聖書とは,神・ヤハヴェとモーゼとの約束のこと。新約聖書とは,神とイエスとの約束のことである。


230300ドルのカエル

みすぼらしい格好の男がバーに入ってきた。
彼はカウンターに座るとビールを注文した。 「金はあるのかい」バーテンダーは聞いた。
「ないさ」男は言った。「しかし,あんたがびっくりするような珍しいものを見せたら,飲ませてもらえるかね?」
「まあいいだろう」

男は,ポケットからハムスターを取り出すとカウンターの上にそっと置いた。
すると,ハムスターは,トコトコとカウンターの端まで走ると,椅子をつたって床に降り,部屋の向こうにあるピアノによじ登った。そして,ガーシュインを弾き出したのである。しかも,酒場の客の誰もが今まで聞いたことがないくらいに上手だった。

バーテンダーが出した酒を一気に飲み干すと,男は,もう一杯の酒を所望した。
心から感心してしまったバーテンダーだったが,少しイジワル心がわいて,こう言ったのである。
「今度は何を見せてくれるんだね?」

男は,ポケットからカエルを取り出すとカウンターの上に置いた。
すると,カエルは天使のような声で歌い出したのである。どんな歌手だって,どんなプリマドンナだって,この歌声を聞いたら,恥ずかしくて二度と人前では歌うことは出来なくなるだろう。

突然,酒場の奥から太った男が現れた。太った男は,ポケットから300ドルを取り出すと,みすぼらしい格好の男に無理矢理押しつけるようにして,半ば強引にカエルと交換すると,大急ぎで酒場から去っていったのである。

「おいおい。いいのか?」バーテンダーは叫んだ。「あのカエルは1万ドル,いや10万ドルで売れたかもしれないんだぞ!」
「ああ──」男は言った。「いいんだよ」

「ハムスターは腹話術も出来るんだ」


229雪に描かれた文字

雪の降り積もった早朝,大統領はホワイトハウスの窓から庭を見下ろした。すると,雪の上におしっこで「大統領はインポ」と大きく書かれているではないか!
激怒した大統領は,CIAに犯人を捜し出すよう命じたのである。

その日の午後。捜査官が大統領に報告していた。
「大統領閣下。DNA判定の結果,あの文字を描いた液体は,副大統領閣下の膀胱から放出されたものに間違いありません」
「なんだと!あいつめ・・・」
「──そして,筆跡鑑定を行ったところ,大統領夫人が手を添えて書かれたものと断定されました」


228さみしいカエル

さみしいカエルがいた。
ある時,占い婆のカエルにこんな予言をしてもらったのである。
「お前は,お前の全てを知りたいという人間の美少女にいつか出会うことだろうよ」
そして,カエルはそれをずっと信じていた。

その予言が成就したのはそれから数年後のことだった。
理科の実験台の上で。


227考察:ジョークと日本人

日本人は,ジョーク一つで三回も笑うことが出来ます。

・ジョークを聞いた時
・そのオチの意味を教えてもらった時
・家に帰って,教えてもらったオチの意味がようやく理解できた時


226馬を見分ける方

金髪のジェーンが,馬を二頭飼うこととなった。
しかし,なんとしても二頭の見分けがつかない。
ジェーンは,隣の農夫に馬をうまく見分ける方法を聞いてみることにした。
「そうだね。片っぽの馬のシッポを切るといいだよ」

しかし,その方法で馬を見分けることが出来たのは,もう一頭の馬のしっぽが茂みにからんで千切れてしまった時までであった。
ジェーンは,またお隣に相談してみた。
「んだな。片っぽの馬の耳をチョン切ったらどうだっぺ」

しかし,数日後。もう一頭の馬の耳は,柵の有刺鉄線にからまってチョン切れてしまったのである。
ジェーンは,またまたお隣に聞いてみることした。
「困っただな。そんだ。馬の大きさを測って比べたらどうだんべ」

しばらくして,彼女は喜々としてお隣に報告に出かけたのである。
「分かったわ!」ジェーンは叫んだ。「白い馬は黒い馬より2インチも背が高いの」


225九十九人の医師

その99人の医師達は,学会の後の懇親会では大いに盛り上がってしまい,しこたま飲んでしまった。
そして,ホテルに到着した医師達だったが,そのホテル。電気系統の事故によりエレベータが故障していたのである。
「仕方ない。階段で上りますか」
「しかし,我々の部屋は99階ですぞ」
「上るだけではつまりませんな。余興で,一階上がる毎に今までで一番つらかったことや,いやだったことを話すというのはどうでしょうかな」
酔っぱらった医師達は大喜びで賛成した。

一階上るごとに,医師達は次々と,手術の失敗談や脱税がバレた話,看護婦を襲おうとして逆にぼこぼこにされた話などを報告しては,歓声をあげたのであった。
──そして,99階へ。

「あれれ?」最後の99人目の医師が言った。「ここ。我々のホテルじゃないですぞ」


224自分の思想を最も忠実に実現した国とは?

カール・マルクスとジョン・メイナード・ケインズ。二人の思念の巨人があの世で談笑した。
相反する思想を持つ二人のこと。やはり悉く議論は分かれたが,意見の一致をみた話題がたったひとつだけあった。

「日本だ」


223法王と警官

豪華な黒塗りの乗用車の後部座席に座っていたローマ法王は,ふと,運転手に声をかけた。
「20年前に枢機卿となって以来わたしは車のハンドルを握ることがなくなってしまいましたが,これでも若い頃は運転が大好きだったのですよ」法王は悪戯っぽく目を輝かせた。「ちょっとだけ運転を代わってもらえませんか?」

10分もしないうちに,車はパトカーに停車を命じられてしまった。
パトカーから降りてきた警官は,法王の車の中をのぞき込むや,飛び上がって無線で上司に指示を仰いだ。

警官:「警部。たっ大変です。とてつもない大物の車をスピード違反で捕まえてしまいました」
警部:「大物ってなんだ?まさか大統領か」
警官:「そんなレベルじゃありません。私には想像もつかないほどの──おおおっ大物ですっ!」
警部:「落ち着け。想像もつかないほどの大物とはいったいどういうことだ?」
警官:「とにかく大物なんです!・・・ローマ法王が彼の運転手をしているくらいなんですからっ」


222クマ狩りの秘密

初めての狩りで,小さなクマをしとめたミケノビッチ。
「やったぜ!」
大喜びで小躍りしているミケノビッチの肩を誰かが叩いた。振り返ると,中くらいのクマがいた。
「噛み殺されるのと,オレにやられるのと,どっちがいい?ガオー」
──泣く泣くミケノビッチは屈服したのであった。

1週間後。ようやく尻の傷も癒え,復讐を誓ったミケノビッチ。
森の中で何日も探し回り,ついにあのクマを発見。見事にしとめたのである。
「どんなもんだい」
得意満面の笑みを浮かべたその時,ミケノビッチの肩を誰かが叩いた。それは大きなクマだった。
「噛み殺されるのと,オレにやられるのと,どっちがいい?ガオー」
──命には代えられない。ミケノビッチは,屈辱に震えながらも従わざるを得なかった。

命に別状はないものの,ミケノビッチの尻が全快するには1ヶ月もの期間を要した。
またまた森の中へ分け入っていったミケノビッチ。長い探索の結果,例のクマを発見し,激闘の末,ついにクマをしとめたのであった。
と,その時また,肩を叩く者がいた。振り返ると,それは小山のように巨大なクマだった。
「噛み殺されるのと・・・いやいや。いい加減に認めろよ。君。」巨大グマはなれなれしく,ミケノビッチの肩をまたポンと叩いた。

「本当は狩りがしたいってわけじゃないんだろ?フフッ」


221伝説の川の向こう岸で

貧しいトルコ人一家が,ドイツとの国境を流れるヴィーダ川のほとりに立っていた。
川の流れは峻厳にして川幅は広い。しかし,この川を向こう岸のドイツ国境まで泳ぎ渡ると,心身ともにドイツ人になれるという伝説の川であった。
まず,父親のアブドゥラが飛び込んだ。必死で泳いで向こう岸へ着くと,なんとしたことだろうか。
彼は,金髪碧眼の完璧なドイツ人”カール”になっていたのである。
次に母親が飛び込んだ。川に流されそうになりつつも,ようやくたどり着いた岸辺で,彼女は美しい”マリーネ”となっていた。
そして,兄と姉が次々と飛び込み,”ハインリッヒ”と”アンネ”に変身したのである。

最後に飛び込んだのは,まだ小さい末の弟だった。
しかし,川の真ん中で,力尽きてしまったのである。
「たすけてぇ・・・」

沈んでいく小さな弟を向こう岸の一家は眺めていた。
「グート」完璧なドイツ人一家は,冷静な口調でこう言った。

「トルコ人の餓鬼が溺れているようだな」


220何故彼は爆弾を持って飛行機にのるのか?

あの9・11の事件以来,すっかり飛行機に乗るのが怖くなってしまったミケノビッチ。
「ハイジャックに遭うんじゃないかと心配でしょうがないんだよ・・・」
そんなミケノビッチだったが,大切な商用でどうしても飛行機で出張しなければならなくなってしまった。

「考えてみろよ」同僚のビルはミケノビッチを慰めた。「爆弾を持った男と同じ飛行機に出くわす確率なんて1億分の1以下さ」
「そうかなぁ」ちょっと明るくなったミケノビッチは聞いた。「では,爆弾を持った男が二人同時に同じ飛行機に乗る確率はどうだろう?」
「フフ」ビルは答えた。「そんな確率はゼロさ」

かくして,ミケノビッチが飛行機に乗ることが出来るようになったのである──(必ず爆弾を鞄に入れて)。


219似ている

パーティの席で,酒に酔った男がとある夫人に抱きついた。
「あっ!失礼」間違いに気付いた男は言った。「あなたが,あまりに妻に似ていたものですから」

しかし,激怒した女性は言った。
「なんて汚らわしい!不潔な酔っ払いが私に触るなんて!ああっ気持ち悪い。虫唾が走るわ!いったいどうしてくれるのっ!ええっ。どうしてくれるのよ!」

「なんてこった」酔った男はつぶやいた。「顔だけじゃなくて,話し方まで女房そっくりじゃないか・・・」


218キリストは誰が殺したのか?

・・・「俺じゃねぇぜ!」
授業中,小さなミケノビッチは,先生に向かってこう叫んだのである。

さっそく,ミケノビッチの父親が学校に呼ばれた。先生はミケノビッチの授業中の不真面目な態度について父親に注意した。
「オラは,先生の言ってることはよく分からねぇが」父は胸を張って言った。「ジュニアはいい子だ。オラは息子をいつだって信じているだよ」

その帰り道。黙りこくって歩く二人。
父は,ミケノビッチに,ポツリとささやいた。
「なぁ。ジュニアよ。──おめぇ,本当にやってねぇのかい?」


217囁き

ミケノビッチは,またしても自分の患者とエッチをしてしまったのである。気怠い雰囲気の中,ミケノビッチはこうひとりごちた。
「こんなことばかりして,私は医師としてとんでもない過ちを犯しているのではないだろうか?」

すると,右肩の後ろから声が聞こえてきた。
「患者とやっている医者なんてごろごろいるって。気にすんなって」

ふと気が楽になったミケノビッチだったが,こんどは左肩の後ろから別の声が聞こえてきた。

「本当に,患者とやってるやつがいるのかね?・・・獣医なのに」


216魔法のエレベータ

オクラホマのド田舎から,オレアイダシティまで遙々旅行にやって来た農夫の一家。都会では見るもの聞くもの全てが珍しい。
さっそく,デパートなるものに入ってみた一家。母親が食料品コーナーに行き,農夫と息子は不思議な扉の前にいた。
「おっ父!あの銀色の扉が開いたり閉まったりしてるの何だべ?」
「うーむ。厠じゃねぇようだし。中はからっぽで思ったより狭いようだな・・・。おい!また扉が開くだよ」

老婆がその中へヨタヨタと入っていった。扉が閉まり,番号の書かれた赤いランプが次々と右に向かって点灯し,そしてまた逆方向に点灯していった。

突然,「チーン」という音と共に扉が開いた。
出てきたのは,若くて美しい女性だった。

「オレアイダー!」農夫は叫んだ。「息子や。すぐ母ちゃんを呼んできてけろ!」


215一触即発

1965年3月14日。これはニューファンドランドの海岸沖で,アメリカ海軍とカナダ当局との間で交わされた無線による会話の記録である。

カナダ  「衝突の恐れあり。貴艦の針路を15度南に変更されたし」

アメリカ 「衝突の恐れあり。そちらの針路を15度北に変更せよ」

カナダ  「それは出来ない。衝突の恐れあり。そちらの針路を15度南へ変更されたし」

アメリカ 「こちらアメリカ海軍軍艦である。もう一度繰り返す。そちらが針路を変更せよ」

カナダ  「NO!それは不可能だ。貴艦の針路を変更するよう忠告す」

アメリカ 「こちらはアメリカ合衆国第七艦隊所属航空母艦エンタープライズである。本艦は巡洋艦四隻と駆逐艦八隻,他多数の小艦艇を従えて航行中である。我々はそちらの針路を15度北に変更するよう要求す。もう一度繰り返す。そちらが15度北に転針せよ。さもなくば,そちらの安全は保証の限りではない」

カナダ  「エンタープライズ。こちら灯台である。どうぞ」


214祈り

狩りの途中,森の中で巨大な熊に遭遇したミケノビッチ。ライフル弾は,熊の素早いフットワークにより,全弾逸れてしまった。
ライフルを捨て,必死で逃げ出すミケノビッチだったが,巨熊は,唸り声を上げると,ミケノビッチを追い出した。
ミケノビッチは,走った。熊の地響きがすぐ後ろに迫っている。そして必死で走り続けた。
何分走ったことだろう。努力虚しく,ミケノビッチは,ついに崖まで追い詰められてしまったのだった。
もはや望みは何一つないように思われた。

「か・神よ」ミケノビッチは必死に祈った。「この熊に,あなたを信じる心をお与えください」

その時,晴れ渡った空に雷音が轟き,厳かなファンファーレが微かに聞こえた。
熊は,凶暴な前足を下ろして,不思議そうに首を振った。

やがて,熊はひざまづき,天を見上げ,そして敬虔に祈ったのである。

「──主よ。感謝いたします。日々の糧を今日もお与えくださいましたことに・・・」


2132ちゃんねる風ジョーク(注:コピペ)

長い間メールし続けていたあの子から,今日やっと返事が来たぜ。

>すいませんが,もうメール送らないでください。
>きもち悪いんです。いい加減にしてください!

だとよ。まいったなー。一瞬びっくりしけど。
まさか縦読みだとは思わなかったしな。ウフフ。
あとで電話すっか。女の子としゃべるのも一年ぶりかな。ウフ。フフフ・・・

*このジョークは,2ちゃんねるに入り浸ってないと分からないと思います。


212分娩室前にて

分娩室の前で落ち着きがない男に,看護婦は声をかけた。
「陣痛はとても順調ですよ。分娩室に入られたらいかがですか」
「いや」男は答えた。「あの苦しそうな顔。声。ボクには耐えられないんだ」

しばらくして,また看護婦がまた声をかけた。
「そろそろ出産が始まりそうです。そろそろお入りになってはどうですか」
「いやだっ」男はうめいた。「あの血!あの叫び!とても見ていられない。お願いだからほっておいてくれ」

「でも・・・」看護婦は憤然と言った。

「あなたの患者じゃありませんか。先生」


211イタリア人と云うもの

 新婚旅行に出かけたイタリア人のミケノビッチと新婦。
 夜になってベッドルームに入ったものの,どちらも若くて経験がなくて,何をすべきか分からなかった。何かすべきだってことは,二人とも聞いたことはあるのだけれども...
 そこで,ミケノビッチがママに電話してアドバイスをもらうことになった。
 
 「──ベッドに座って抱き合いなさい。そうすればなるようになるわよ」
 ママのアドバイスに従ったミケノビッチだったが,別に何も起こらない。ミケノビッチは,またママに電話をかけた。
 
 「──じゃ,服を脱いでベッドに入って抱き合いなさい。そうすればなるようになるわよ」
 さて。ベッドに入った二人だったが,やっぱり何も起こらなかった。ミケノビッチは,三度電話をかけることにした。

 「──えい。お前の一番大きくて大切なものを,彼女の一番毛深いところに突き刺すのよ」イライラしたママは叫んだ。
 
 5分後。また,ママのところに電話がかかってきた。
 「・・・ママ。言われたとおり,ボクの鼻を彼女の脇の下につっこんだよ。で,これからどうするの?」

 *解説:イタリア人は鼻が大きく,そして女性は脇の下を剃らないのだ。


210ヒトラーとゲッペルス

 美人の妻が浮気をしているのではないかと疑いを抱いたゲッペルス。ある晩,妻が寝ている時に,ケジラミを妻の局部いっぱいに振りかけておいたのであった。

 翌日。驚いたことに総統官邸での作戦会議の間中,ゲーリングを始め,ヒムラーもヘスもボルマンまでもが,股間を掻きまくっていたのである。
 激怒したゲッペルスだったが,相手はナチスの最高幹部達であり,同僚でもある。彼はヒトラーに相談してみることにした。

 「ふむ・・・。奥方が密通とは,穏やかでないのう」ヒトラーは同情を込めてゲッペルスの肩に手を置いた。「それにしても,どうしてそれが分かったのかね?」
 そう言うや,ヒトラーは,口ひげを痒そうに掻きむしったのであった。


209オーカミの群れ

アイオア州では,オオカミの被害があまりに多かったため,ついにオオカミを退治して皮を持ってきたものに100ドルの懸賞金が出ることになった。
それを知ったミケノビッチとトーマスのコンビは,夜になると,ライフルを担いで森へ入っていった。
「いたっ!」
鋭く叫んだミケノビッチは,すばやくライフルを構えると,暗闇に向かって引き金を引いた。
「ダダーン」「・・・ウォーン!」
トーマスは,暗闇に駆け寄り,見事仕留めたオオカミの皮をすばやく剥ぎ出した。
「ちょろいもんだ」とミケノビッチ。
「まったくだ。これで100ドルだぜ」とトーマス。

「ト,トーマス!」突然ミケノビッチは鋭く叫んだ。
「すぐ終わるって。ちょっと待ってくれ」トーマスは,皮を剥ぐのに夢中である。
「トーマス。いいから見ろってば!」と,ミケノビッチ。
「うん?」
トーマスは顔をあげた。目にはいったのは,唸りながら二人を囲んでいる100頭ものオオカミの群れ。

「ト,トーマス・・・」
ミケノビッチは,喘ぎながら続けた。

「・・・これでオレ達,大金持ちだぜ」


208麻薬犬フレンダー号

ニューヨークの高校では,少年達に麻薬の害を教育すべく,警察に講演を依頼した。
麻薬がいかに身体を蝕むかについての講演の後,麻薬犬のデモンストレーションの時間となった。
少年達を見回しながら講師の警察官はにこやかに言った。
「実は,事前に麻薬の入ったバックをひとつ,校舎内のどこかに隠しておきました。さて,麻薬犬のフレンダー号は見事探し出せるでしょうか?」
そして,綱から外されたフレンダー号は「ワンワン」と吠えながら校舎内を走り出した・・・。

・・・20分後。
フレンダー号は,校内で8つの麻薬の入ったバックを発見した。


207盲目飛行

フライトの時を待つ旅客機の乗客達はざわめいた。
それは,操縦席へ向かっておぼつかない足取りで歩いていく操縦士と副操縦士の姿を見たためであった。二人とも黒いサングラスをかけ,一人は白い杖で通路をこつこつ叩きながら歩き,一人は盲導犬に導かれていたのだ...

20分後。
乗客達は息を呑んだ。徐々にスピードを上げながら走り出した旅客機が,そのまま滑走路の先にある海へまっしぐらに向かっているのだ!
乗客達の声にならない悲鳴がヒューと機体を揺るがし,そして最高潮に達した瞬間!旅客機は無事離陸したのである。

乗客達は顔を見合わせた。
「まさかね・・・」「そうだよ。パイロットの目が見えないなんてありえないさ」
そして,機内には安心したような笑い声があがったのである。

コックピットにて。
「なあ。ボブ」操縦士が,見えない目を副操縦士に向けた。「オレは時々思うんだが・・・」

「・・・そのうちいつか,乗客の悲鳴が遅れたら,俺たちみんな,どうなるんだろうなぁ?」


206マイホームのメリットデメリット

中古住宅を下見にきた客に向かって,正直者の不動産屋はこう言った。
「なかなかお得な物件でしょう?しっかりした造りでかなりお買い得だと思います。しかし・・・後で言わなかったとおっしゃられると困りますので,正直に申し上げましょう。この家には,欠点と利点があるのです」
「それは,何なのですか?」

「欠点はですね,この家から歩いて5分ほど北に養豚場がありまして,10分ほど南にごみ焼却場があります」
客の顔色が変わったのを見て,不動産屋はあわてて続けた。
「しかしながら,それにも勝る優れた利点があるのです」
「ほう・・・どんな利点ですか?」

「どこから風が吹いているか,いつでもすぐ分かります」


205ワニの靴

休暇でルイジアナにやってきた金髪の若い女性ジェーン。彼女には一つおめあてがあった。
そう・・・ルイジアナは有名なワニ皮の産地。彼女はどうしても本場のワニ皮の靴が欲しかったのである。

そして,街の靴屋に入った彼女だったが,やはりワニ皮の靴はとてつもなく高かった。そして,値段交渉に応じようとしない店主に向かって,彼女は声を張り上げた。「じゃ,あたしが,自分でワニを捕まえるからいいわよ」「ほほう」店主は,クツクツと笑った。「大物が捕まるといいですな。南の沼地にワニがうようよいますよ」
彼女は,憤然として店を後にしたのであった。

次の日の朝。店主が街に向かおうとして,車で南の沼地を通りかかった時のこと。
昨日の若い女性客が沼地に腰までつかって,ショットガンを構えているのが見えた。そして,9フィートもある大ワニが彼女に襲いかからんと泳ぎ迫っていたのである。
ジェーンは,冷静に狙いを定めると,轟音一発!見事大ワニをしとめたのであった。店主が唖然として見ている中,彼女は,手際よく大ワニを岸まで引っ張り上げた。岸には,既に十数匹のワニの死骸が仰向けに並んでいた。

そして,ジョーンは,たった今仕留めたばかりの大ワニを,仰向けにひっくり返した。

「チッ!こいつも,靴を履いていないわ」


204三年目の二人

夕食を食べながら,ミニーは夫のミケノビッチに文句を言った。
「新婚の頃は,テーブルの上に大きなステーキと小さなステーキがあると,あなたは必ず私に大きい方のステーキをくれたわ」ミニーは小さくため息をついた。「でも今は,あたなは真っ先に大きいステーキを取って,私に小さいステーキしか残してくれないのね」

「おお。いとしのミニー」ミケノビッチは両腕を広げた。「ボクの気持ちは新婚の頃とまったく変わってないよ」
「じゃあ,どうして・・・?」

「なに。キミの料理の腕が上がったからさ」


203お国自慢

中国人,シンガポール人,日本人が,自分の国の指導者を自慢した。

中国人は言った。
「我が国の指導者は,例えて云えば万里の長城だ。古く堅固で永遠に続くのだ」
シンガポール人は言った。
「我が国の指導者は,高層ビル群だ。新しくて上へ上へ伸びていく」
日本人は言った。
「我が国の指導者は,富士山だ。長いことそびえ立っているが──何もしない」


202大統領とボビーとジェシカ

小学校を訪れて,アメリカ国民の義務についてやさしく演説した米大統領は,最後に子供達の質問に答える時間をとった。
さっそく,ボビーが手を挙げた。
「大統領閣下」ボビーは元気よく言った。「ボクは,質問が三つあります」

質問1.広島・長崎への原爆投下は史上最悪のテロ行為と云うべきではないか。
質問2.国際世論に反し,必要もないのにイラク攻撃を急ぐ理由は何か。
質問3.先の大統領選で,選挙違反行為が報じられたのに,真実が明らかにされないのは何故か。

大統領が答えようとした瞬間,チャイムがなったので,質問は休憩時間後ということとなった。

10分後。休憩時間が終わり,また大統領は質問はないかと子供達に尋ねた。

今度はジェシカが手を挙げた。
「ええと。大統領閣下」おしとやかなジェシカは言った。「あたしには,五つの質問があります」

質問1.広島・長崎への原爆投下は史上最悪のテロ行為と云うべきではないか。
質問2.国際世論に反し,必要もないのにイラク攻撃を急ぐ理由は何か。
質問3.先の大統領選で,選挙違反行為が報じられたのに,真実が明らかにされないのは何故か。
質問4.いつもの時間よりも,20分も早くチャイムがなったのは何故か。
質問5.ボビーはどうなったのか?


201刑事ゴロンボ

ロス市警に配属されたばかりの新米刑事達。教育係の刑事は,一枚の写真を見せた。
それは,凶悪そうな男の横顔の写真だった。

「よし。マックロード。この容疑者の写真を見て,気がついたことを言ってみろ」
「この男,目が一つしかないですね。すぐ捕まるでしょう」
教育係はため息をついた。最近,配属されるやつらは,こんなのばっかりだ。

「コニャック。お前はどう思う?」
「耳が片方しかない男ですね。実に特徴的です」
教育係は,また深いため息をつき,あきらめきったように首を振った。

「ゴロンボ。お前はどうだ?」
「確信はありませんが」ゴロンボは考え深そうな顔で言った。「この男,おそらくコンタクトをしていますね」
教育係は,あわてて調書を調べてみた。
「・・・驚いた。確かにこの男はコンタクトを使っている」感嘆の声を上げながら教育係は聞いた。「なぜ,そう推理出来たのかね?」

「だって,一つ目で,しかも耳が片方しかないんじゃ,メガネはかけられませんからね」


パルパルのお気に入りへ戻る  英語ジョーク集TOPへ