隊名 「みけねこモルディブ隊」
隊員 三名(クンクン含む)
期間 2015年8月23日(日)〜29日(土)の7日間
日程 当初日程表は、こちらをクリック!

モルディブインフォメーション

 国名 モルディブ共和国(Republic of Maldives)
 首都 マーレ(北マーレ環礁のマーレ島)
 人口・面積 人口:396334人(2010年)、面積:298km2
 政体・宗教 共和制(1965年7月26日独立)、イスラム教
 公用語 ディベヒ語(Dhivehi)
 通貨 モルディブ・ルフィア(Maldives Rufiyaa/Rf)/ラーリ(Laari/La)
 気候 熱帯性気候、年平均気温最低気温25度・最高気温30度湿度82%
 時差 日本時間よりマイナス4時間

みけねこモルディブ隊 〜モルディブ旅行記〜

 序章 みけねこモルディブ隊結成!


 ここに筆を執り、僕達の『モルディブ旅行記』の顛末を書き記す。本書が(モルディブ旅行を考えている)皆様のお役に立てれば幸いである。

 記憶というものは、あっという間に薄れてしまうもの。おそらく十年後にモルディブ旅行の写真を見 たら、「ハテ。どこに行った写真だっぺ?海がずいぶんきれえだな。江ノ島だっぺか?」と 首を捻るのは確実ですものね...。だから、この『みけねこモルディブ隊』の記録を書くことにしたのだ。

 さて、怒濤の「みけねこパラオ隊」の 冒険の記録から2年が経った。
 実はここだけの話。昨年もパラオに行った。前回あまりに楽しかったもので。ナイトカヤックと天空に横たわる満天の銀河。暗黒の海に漂う夜光虫。初めてのスキューバダイビング(鼻水が出た)とドロップオフの恐怖の遠泳と、バッチリ 写真が撮れたンコだらけのトイレ。

 そしてもちろん、パラオ旅行記Part.2を書くつもりであった──つもりだったのだが、我が防水デジカメ"OLYMPUS STYLUS TG-2"は、サウスロックアイランドツアーでの不慮の事故で(数百枚の写真データを記録したSDカードと共に)深遠たる海中の奥底へと沈んでいった。ヒ〜ン!マヌケなことに紐を放してしまったのである。さらに 不幸は続く。彼女の"Panasonic 防水デジタルムービーカメラ HX-WA30"は、タイタニック号の如く浸水して、哀れあの世行き。なんとか動画データは救えたものの、旅行後半の動画を撮ることが不可能となった。
 最後の一台の陸上専用乾燥デジカメ"Sony DSC-HX50V"の848枚の写真だけ、なんとか残ったものの、メインである水中写真なしでパラオ旅行記を書くことは 、とうていかなわなかったのある。ああミゼラブル(
噫無情

 そして今年も、夏休みの旅行を企画する時期がやって来た。

 「今年は鬼怒川なんかどう?」
 「房総半島に行って、マザー牧場なんてのもいいねぇ。最高だ」
 「スパリゾートハワイアンズってのも捨て難い。行こう行こう湯の国へ〜」

 「モルディブにしましょーよ

 彼女の鶴の一声である。モルディブって、確か去年も言ってたっけ。ところで皆さんは、鶴の鳴き声を聞いたことがあるだろうか?鶴は天を仰ぐや「キョロー!」と吠えると云う。その声は、あたりが一瞬静まりかえるほどの迫力らしい。ちなみにクンクンの意見はというと、旅行に行ければどこでもいいらしい。強いて云えば世界のディズニーリゾートがいい ようだが、わざわざ海外まで行って、ネズミとかドナルドアヒルとかを見る趣味はないし。

 みけねこは、「チュンチュン」(遠いとかお値段が高いとか)と少し反論をさえずってみた(ような気がした)が、鶴と雀では格が違いすぎる。覚悟を決めるしかあるまい。

 しっかし、モルディブ。どうもよく分からないんだよなぁ。正直、どこにあるかさえ分からん。地球上にあるのだろうか?持っているイメージ では、海の上に藁葺きの小屋がポッツリ浮かんでいて、まわりにはサメがウヨウヨ。そんな危険なトコなのに、なぜかラブラブ新婚さんがよく行くのだ(サメに喰われてしまうとも知らずに)。

 モルディブの概要

 Maldives はサンスクリット語で 「島々の花輪」を意味する。これは、環礁が南北に楕円のように連なっていることから。
 日本語表記では、モルディブ共和国、通称はモルディブ、訛り激しい田舎ではモルジブ。スリランカ南西のインド洋に浮かぶ南北860キロ、東西118キロに渡って広がる26の環礁と1、1190もの島々からなり、約200の島に約30万の人々が暮らす。
 島々は、サンゴの骨格や砕けた貝殻などが波にもまれながら集まって小さな島となり、そこに鳥や波が運んできた種子がたどり着いて、木々が生い茂る島へと成長していった。 このようにして、標高2mの島になるためには、5千万年以上の時間を必要とする。
 しかし、モルディブの国土は、海抜が最大で2.4mと平坦な島々であるため、近年の海面上昇により、国土消滅の危険にさらされている。1m海面が上昇すると国土の80%が失われてしまう とさえ云われる。
 主産業は観光であり、リゾート企業が莫大な資金で島のリース権を獲得する「1島1リゾート」といわれる方式をとっている。

右MAPは、JTBカタログより。番号緑はマーレ空港よりスピードボート、黄色は水上飛行機、ピンクは国内線ということ。宿泊したセンターラ・グランド・アイランドホテル&スパは、ピンク の2番である。

 

 章前 モルディブ旅の準備編!

 行き先が決まれば、予約をしなくちゃ始まらない。4月吉日。JTBトラベランドへ。

スリランカ航空

 モルディブに旅行する場合、真っ先に決めるべきことが二つある。まずは航空会社。いくつかルートはあるが、価格や所要時間などを考えると、一般的にはスリランカ航空だろ う。数年前までは唯一の直行便があったらしいが、現在はコロンボ空港(スリランカ)経由となってしまっている。それでも、乗継時間が短い点は利点だが、スリランカ航空はディレイが多いという噂があり、新婚旅行などの一大イベントで、余計な心配はしないで、ラブラブに集中したいという向きには、チャンギ 空港経由での安心のシンガポール航空がおよろしい。僕達の場合は日程的な問題もあり、最初からスリランカ航空で決定となった。

 二つ目が、ホテルである。モルディブは、小さな島々の集まりであり、各島は単機能なのだ。首都島、空港島、刑務所島、漁民の島、ノロイ島( 恐るべき白イタチがいる)、ゴミ捨ての島、そしてリゾート島などに分かれる。1島1リゾートと云われるとおり、観光客は基本的にその島内(ホテル内)だけで楽しむ。「 わたしたちは、宿は安く抑えて、自分たちで計画を立てて楽しむの!絶対」とか言って、うっかりとボロッチィ雨漏り木賃宿を選んでしまうと、その岩だらけの島から出たくても、島から 出る手段もなし・・・なんてこともあるかもしれないので注意が必要だ。
 さらに、マーレ空港からホテルまでの距離も考慮すべき問題である。近い場合ならばスピードボート(モーターボート)、遠ければ水上飛行機か国内線。水上飛行機ならホテルの島のすぐ脇に着水出来るが、国内線だと地方空港からまたスピードボー トに乗り換えてと、なかなか面倒だ。
 また、モルディブのリゾートホテルは、なぜかカップル専用が多い。これは、ファミリーに対する人種差別である。子供不可のホテルが多いため、 ファミリーには選択の幅が縮まる。

 結局北極放送局、僕達のホテルは、「センターラ・グランド・アイランド・リゾート&スパ・モルディブ」(Centara Grand Island Resort & Spa Maldives)と決定。国内線利用となり、首都マーレで前泊しなくちゃならないのが難点といえば難点だが、ファミリー可だし、リーフ(珊瑚礁)がなかなか いいみたいだ。実はこれ、彼女が決めてくれたんですけどね。

 ガイドブックは三冊買った。「るるぶモルディブ」「地球の歩き方モルディブ」「楽園モルディブ」だが、基本、どれもこれもホテル紹介ページが殆どを占めるため、ホテルが決まってしま うと紙くず同然だ。比較的他の記事が充実していたのが、「地球の歩き方モルディブ」かな。役に立つのは10ページあるかないくらいだったけど。「楽園モルディブ」は写真がきれい。「るるぶモルディブ」が一番損した感あり。

 てなワケで、ここに旅行費用を余すことなく公表する。ドーン!(喪黒福造の声で)

費   用

金 額

内    訳

旅行代金

1,311,000円

JTB、(大人@442,000円×2人、子供@427,000円)

グレードアップ

168,000円

デラックス水上ヴィラ アイランドクラブ(@56,000円×3人)

早特割引90

-30,000円

(割引@10、000円×3人)

早期申込特別割引

-78,000円

(割引@26、000円×3人)

空港税

16,060

海外空港税@3,090×3人
国内空港施設使用料(大人@2,610×2人、子供@1,570円)

  小計 1、387、060円(JTB支払分) 

海外旅行保険

6,040円

三井住友(3名、ファミリープラン、本人2千万) ※リピーター5%割引適用

成田駐車料金

6,480円

サンパーキング成田店(7日間) ※Web夏割適用

1,399,580円

 

 140万!しっかし...安くないよねェ(いや高い)。安心のJTBとはいえ、安くない。どちらかというと、腰が抜けそうな感 じだ。そうそう、前にこんなページを作ったものだが、来年早々には三度目の車検なんだよねェ。いえ、特に何も意味はありませんけど。
 ちなみに、外貨は去年の海外旅行で買っておいて殆ど使わなかった100ドルをそのまま流用した。モルディブ・ルフィアは、日本では準備できないし、リゾート地ではドルが一般的とのこ.

 後は、海外旅行として、ごく一般的なものを。そうそう、歯ブラシは念のため持って行った方がいい。センターラにはあったが、フルレアイランドホテルにはなかった。それからコンセント 変換プラグは必要なだけ。モルディブではBFタイプとなる。デジカメも持って行くし、3DSやらスマホもありますからね。便利なのは、240V対応のUSB充電器。これなら 変圧器がいりませんしね。

 さて。次なるは記録機材じゃ。つまり、デジカメを持たない旅行なんて、クリープを入れないコーヒーに等しい。いや、正確にゃ、デジカメは持ってるにゃ持ってるが、不満なのだニャー。

陸上写真用(G7X

水中写真用(TG-3

陸上&海中動画用(GW66V

 まずは、陸上用カメラ"Sony DSC-HX50V"。ムー、これはなんの不満もない。旅カメラには必須のGPSも付いてるし、画質もそんなにひどくない。多少重いのが唯一の難点か・・・と、気がつくと、"SONY DSC-HX50V"は売り払われ、代わりに"CANON PowerShot G7 X"が手元にあった。まったく奇妙なことだ!画質こそ良くなったが、肝心のGPS機能はなくなり、重量はさらに重くなってしまっ たぞよ。
 次にパラオの深海に静かに眠る水中カメラ"OLYMPUS STYLUS TG-2"の代替機の問題。これについては簡単だった。多量にため込んだポイントを使って、最新鋭後継機"OLYMPUS STYLUS TG-3"をゲット。ポイント貯めといてラッキーと思っていたら、買ったすぐ後にTG-4が出おった。まあ、人生は常にそういうもんです。
 最後にビデオだ。去年、パラオの清らかな海で浸水してゴミクズと化してしまった"Panasonic 防水デジタルムービーカメラ HX-WA30"。買い換え しかないと思っていたら、やばいことが判明した。このタイプの防水ビデオカメラは、PanasonicとSonyの二社のみが出していたのだが、どちらも一昨年のモデルをもってシリーズが打ち切 られた。現行のラインナップにあるのは、今流行のウェアラブルカメラばかり。ありゃ脳天に荒縄でくくりつけて、 よく自転車に乗ったり、イルカに乗りながら撮影するアレだが、とてつもない魚眼だし、細かい操作は出来ないしなぁ。やむなく中古を探すものの、ブツもないし、あってもプレミア価格だ。しかし心貧しき者は幸いなるかな。7月中旬になって、奇跡的に"SONY 防水ハンディカム HDR-GW66V"の中古(30,480円)を発見す。無我夢中で注文ボタンをクリックしたが、受注確認のメールが来て確定したときには、 本当に嬉しかったものだ。

 あとは、モルディブのイメージトレーニングを、出発までの数ヶ月間するばかり。えーと、最初にヤシの木かな。だよね──。


 第一章  みけねこモルディブ隊発進せよ!−西暦2015年8月23日(日) 前編

サンパーキング成田店到着

緑色のバスで空港へ!

成田空港第二ターミナル

スリランカ航空カウンター

UCC Cafe Plazaへ

店内と働くオネエサン

モーニング980円

ポケモンストアー成田空港店

 08:05。ドンヨリ曇空の下、成田に向かって出発す。みけねこモルディブ隊の隊員は、川口浩隊長ほか二名。ゆけ〜ゆけ〜♪とノリで行きたいところだが、今回 不安材料がひとつ。それはクンクンの容態である。先週の日曜に濃厚アイスクリームを食べて以来、すっかり食欲がなくなってしまったのである。いつもどんぶり二杯は食べるご飯も一杯がやっ となり、それがすでに一週間経っている。食当たりにしても夏バテにしても長過ぎる。
 念のため、彼女が病院に連れて行ったが「アー。夏バテですかねぇ。ハイハイ。海外旅行?疲れさせないように気をつけてあてげください。ハイ次の人〜」と、役に立たないこと、はなはだし。

 そんな、不安をかかえつつ、高速道路を一路南下す。

 09:40。毎年利用する「サンパーキング」成田店に到着。ここに車を預けて、緑色のバスで成田空港第二ターミナル へと向かう。なんかいつもと違う気がすると思ったら、入場時のパスポートチェックがなくなっていた。調べたところ、2015年3月をもって入場検問が廃止されたそう。そういえば、ここ数年はパスポートをチラ見されるだけだが、 大昔は、スーツケースの中のパンツまで見られた記憶がある。厳しい入場検問は、成田闘争華やかなりし頃の名残に過ぎず、とっくの昔に意味がなくなったということなのだろう。
 
 09:50。成田空港第二ターミナル到着。ここは第一よりちょっと小ぶりで歩きやすい。まずは、ちょっと時間が早いが、JTBブースへ寄ってEチケットをもらって、スリランカ航空のカウンターでスーツケースを預け 、航空機のチケットを受け取る。 成田空港〜刑事コロンボ、コロンボ空港〜マーレ空港までの二枚セットだ。

 

 身軽になった僕達は、UCC Cafe Plazaで、ブランチとしてモーニングセット980円を食し、のんびりす。美味しかったが、さすがは空港価格ではなる。クンクンは、パンがたったの一枚しか食べられなかった。去年の旅行では 僕達のパンまで食い尽くしたってのに...
 せっかくの機会なので、ポケモンストアーに寄って、成田空港限定のピカチュウ機長を購入す。ピカ〜(早くも荷物が増えてしまった)。

  11:30。出国審査を通って免税店へ。ここでMEVIUS(マイルドセブン)2カートンを買う。一箱当たり270円(やっす〜) である。モルディブは、たばこ持ち込み制限がない素敵で素晴らしいグレートな楽園だが、酒類とかわいせつ者などは禁止だ。もし、これを読んでいる人で、モルディブへ出発する方がいたら、今すぐ、スーツケースの中のわいせつ物は全部置いていくことをお勧めする。

免税店  ここでタバコ買った

待合室。まだガラガラヘビ

UL455便

だいぶ混んできた

スッチーだいスチ

搭乗まで間もなくだ

 待合室は、次第に混雑してきた。

 「キャンディペロペロ祭り参加のお客様〜」どこかの添乗員さんが、手書きのプラカードを片手に、わがままツアー客を集合させようと 一生懸命である。そう──キャンディペロペロ祭りとは、キャンディをペロペロして、いかに沢山のキャンディを舐めるかを競うスリランカ伝統の祭りだよ──と彼女とクンクンに説明したが、全然信用してくれない。あまりに疑 がうので、スマホで検索してみたら、ちょっと名前を間違えていて、キャンディぺラヘラ祭り(Wikipediaでは、エサラ・ペラヘラ祭と表記) だったが、これくらいなら概ね合っていると言って差し支えないでしょう。

 13:00。搭乗開始。UL455便の機体は、エアバス社のA330-300(333)。もちろんエコノミックアニマル席だが、座席の間隔は(いつものエコノミーより)やや広い 感じ。座席モニターは映画やゲームなどかなり充実している。

 

機内へGO!

結構いい感じじゃない?

座席モニターすごい

スッチーの制服は、クジャク模様のサリー

 なんといっても気になるのは、スチュワーデスさん(今では、差別用語扱いで、「フライトアテンダント」とか「キャビンアテンダント」とか「客室乗務員」とか「機内召使い」とかと云うようになったが、 味もそっけもないですな)の制服だ。気品ある赤いサリーの制服の人は一人だけだったので、高貴なビジネスクラス専任なのだろうか。それにしても、あんなに腹だの背中だの出してまったくもってけしからん!──と、じっく り確認するため(&読者の皆さんのため)に、写真を撮っておいたので、ご覧いただきたい。 さらにもっとアップしようと思ったが、自主規制した。品行正しき『みけねこモルディブ』であるから、やむを得ないこととして、どうかご容赦願いたい。

 国際線の機内がゾクゾクするほど冷えるってのは世界の常識だし、お腹大丈夫なのかな?と心配だが、さすがにスリランカのスチュワーデスさんは、プロとしてきっちり対策を取られていた。上写真 右端をよ〜く観察いただきたい。皆さんスマートなのだが、一部分だけ(ロース肉で)保護されているのが分かるだろう。なお、行き帰りの4機について同様の調査を行ったが、例外はなかったことを記してお く。

機内食メニュー

 13:20。UL455便、成田空港を離陸す。さて、ここから長の旅路が始まる。しかし、やることといったら、ただ食べ て寝て食べるだけ。
 14:00。なんと機内食メニューが配られた。こんな経験初めてだ。全5ページあって、飲み物1ページ。コロンボ−東京間の二回の食事、東京−コロンボ間の二回の食事 で4ページの構成であり、しかも日本語&英語である。
 14:10。出入国カードが配られる。しかしこれ、スリランカ入国用で、僕達には必要ない。キャンディペロペロ祭りの添乗員さんは、せっせと回収して回っていた。添乗員さんが全部 一人で書くらしい。大変ですなァ。その昔、添乗員付きの海外旅行に行った時は、自分で書かされた記憶があるけど、その時は、頼んだ場合3千円かかると言われたっけ。
 14:20。ナッツとジュース(アルコール飲料も豊富だ)の配給。
 14:30。第一回目の機内食。ぐはっ。クンクン相変わらず食欲なし。食後、機内は暗くなった。とっとと寝ろということらしい。
 20:30。第二回目の機内食。その後、またまた機内が暗くなる。ブロイラーの気持ちとはこういうものなのだろう。またしても、キャンディペロペロ祭りの添乗員さんが、到着したらジャバラの先で集合してくださいと言って回っている。 こりゃ、キャンディでもペロペロしないとやってられないですな。

モニターには分かりやす過ぎるマップ

オレンジジュース&ナッツ

チキンバターミ

温野菜の和風ソース添え

暗くなって

フライドライス シーフード添え

焼きうどん グリルチキン添え

ミックスベジタブル焼きそば

コロンボ空港到着

キャンディペロペロの皆さんとお別れ


 
第二章 コロンボから回れ・・・じゃなかったマーレ! −西暦2015年8月23日(日)  後編

 22:50。──いや、現地時間19:20。スリランカの時差は、日本からマイナス3時間半なので、時計を修正しよう(キチキチ)。スリランカはコロンボ空港に予定より10分遅れで到着。 夜も遅いし疲れちゃったと思ったけど、な〜んだ、まだ夕方じゃん。まだまださ。
 ここで、キャンディペロペロ祭りツアーの皆さんともお別れだ。美味しいキャンディをいっぱいペロペロ出来ることを祈る。

●コロンボ国際空港(到着出発マップ)  ※ この場合、出発マップとなる。

 スリランカ最大の都市コロンボから北に35km程の距離にあるスリランカの国際空港。正式名は、バンダラナイケ国際空港( Bandaranaike International Airport)であり、元首相のソロモン・バンダラナイケから命名された。
 ちなみに、スリランカの首都は、コロンボのような気がするが、それは昔の話。今は、スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテという受験生泣かせの名前。

  ちなみに、機内に預けたスーツケースは、そのまま乗継先のマーレへの便に運んでくれるので、荷物を受け取る必要はない。つまるところマーレ便は、成田=コロンボ便 が来るのを待っていてくれるため、多少ディレイしても、お先にバイバイと飛んじゃう心配はないのだ。
 ところで、コロンボ空港の乗り継ぎに心配の方もいらっしゃるかも知れないので、詳しく書いてみることにする。UL455便からジャバラの先を左に折れ、広い通路を「Arrival/Transit」と矢印がある方向へ大急ぎで進 め。突き当たりには、座禅を組んだ仏陀が待っている。仏陀に会えたら、光速で右方向へ。
 急ぐには理由がある。次のUL109便の出発時刻まで1時間を切っていること、コロンボ空港の地理も、経由の仕方も自信がなかったので余裕が欲しかったこと、そして、紅茶を買いたかったからだ。みけねこの事前調査によれば、モルディブのマーレ空港は、藁葺き小屋の 如く小さく、土産などは木彫り人形くらいしかない。ならばと言って、帰りのコロンボ空港に期待し過ぎていると、ディレイで必死に駆けずり回る可能性があるとのこと なので、可能な限り、行きのコロンボ空港で紅茶を買うべし!買うべし!買うべし!(丹下段平の声で)と、誰かのブログに書いてあったからだ。

 左手に「Tea Tang」のお店。グェッヘッヘ! ここで木箱の紅茶を職場用に買うのじゃ。まさかこの一見高貴そうに見える木箱の紅茶が・・・たった2ドルとは誰も思うまいて。 まさしく、お釈迦様でも気がつくめぇ!と叫びたいね。どう見たって4ドル・・・いや、もしかしたら5ドルと思うかもしれん。(まさかここ、読んでないですよね?)

「Arrival/Transit」 方向へ進め や進め

仏陀の印相に出逢えたら右へ

Tea Tang発見す

こ・・この木箱じゃ!

袋に入れてもらう

案内板あった!

ゲートナンバーを確認して

この先左手にある

エスカレーターで1階へ降りる

この奥だ!B2ゲートへ

搭乗開始かと思いきや

そこは建物の外で

バスが待っていた

バスの中は、アーリア人だらけ

UL109便のタラップからパチリ

 「Tea Tang」の近くに待合スペースがあって、その案内板で搭乗ゲートを確認 す。只今19:30。ここまで10分使ってしまったが、出発は・・・よしっ、B2ゲートだな。UL109便 20:15発。定刻だ。
 その先のエレベータを降りて1階へ。検査を通って待合室へ。

 19:40。搭乗開始か──と列の後にくっついて進んだら、そこは建物の外。大きなバスが待っていた。2〜3分ほどでバ スを降り、UL109便のタラップをテクテク登る。

 コロンボ空港 トランジットビザの秘密

 JTBで予約した時のこと。「ビザを取得してください」「えっ!ピザじゃなかった、ビザですか?えーと御社にお願いすることはできますか?」「代行しますと 、手数料を頂くことに」「ギェー!て──手数料ですって!」「ご自身でネット申し込みが出来ますよ。皆さん、やってらっしゃいます。ネットで簡単ラクラクお手続き」「自分でやってみまっす・・・」

 てっきり、モルディブのピザだと思い込んでしまったのだが、ぶるるJTBによれば、モルディブでは、30日内の観光なら、入国時にビザプレゼントとある(別に紙とかでくれるわけではない。念のため)。おかしいな ?検索してみると 、どうやら問題の所在は乗継のコロンボ空港のあるスリランカだ。2012年から、スリランカでは、トランジットでもピザを要求することになったのが始まり。この「トランジット」の解釈があいまいで 、乗継でもビザが必要だという旅行会社と、不用だとする旅行会社があり、実体験に基づくネット世論では、不用派が大勢を占める(と言うか、そればっかり)。
 必要となるシーンを強いて考えれば、テロリストに空港が爆破され、燃えさかる炎から逃れようと出口ゲートまで走っていったら、係員に「トランジットビザは?」と制止をくらう場面かな。

 再度、JTBに聞いてみたところ、「誰か不用だと言っていたのですか?」と返すので、コンコンと上の説明をしたのだが、せっかくの説明にコメントもなく、「取ってください」オンリー。

 天下のJTBがそこまで言うのなら仕方あるまい。で、スリランカ大使館のページから申し込みました(英語で、ラクラクお申込みでもなかったけど)。メールが返ってきて 、それをプリントアウトすれば、無料のトランジットビザ一丁上がりなのだ。次は帰りの分も執らなくちゃ──と、 メッセージが出て撥ねられた。どうやら、行きの使用が終わらないと 、帰りの分が申し込めない仕組らしい。やれやれ。
 ちなみに、彼女が旅費の支払いのついでに、JTBに寄って聞いてきてくれた。曰く。「分からないので、スリランカ大使館に聞いてください」と、大使館の電話番号を教えてくれたそう 。ワオ!

 結論。皆様、既にお分かりと思いますが、(JTBのQ&Aマニュアルに何が書いてあるかは知りませんが)、トランジットビザはい・り・ま・せ・ん。

 20:05くらいかな。時計を見ていなかったが、絶対定刻より早く離陸した。今度の航空機はエアバスA320と、ちょっと小ぶりだ。天井から白い煙がモウモウと出てきた。 トイレの芳香剤のような臭いがするのだ。さっきのUL455便でも少し出たっけ。

 20:25。早くも機内食が配られる。これで三食目じゃないか。ウーム、メニューがないので分からないが、香辛料たっぷりのピラフみたい。 珍味っぽい予感がしたが、さすがにもう無理っす。

煙が! 3×3の座席

毒ガスが! スッチーがよく見えない

細長い米のピラフ

マーレ空港着陸

Arrivalと書かれた建物の中へ

 21:00(日本時間01:00。モルディブは、日本よりマイナス4時間、スリランカよりマイナス3時間半だ。)。定刻より10分前倒しでマーレ空港 着陸。着いた! 今度こそモルディブだ!
 UL109便のタラップを降りて、「Arrival」と書かれた建物へ歩いて向かうのだ。

●マーレ国際空港(マップ大)

 モルディブの首都・マレに近い国際空港。正式名称は、「イブラヒム・ナシル国際空港 (Ibrahim Nasir International Airport)であり、2011年にマーレ国際空港から改名(第二共和制初代大統領のイブラヒム・ナシムから命名)された。成田空港がユキオ・ハトヤマ国際空港(Yukio Hatoyama Interna)となるようなもんだ。島全体が空港施設とホテルで埋め尽くされている。
       
      ※ 到着時は赤い線。出発時は青い線が導線である。ちょっと配置的に地図が古いような気がしますけど。

 建物に入って、え−と。キョロキョロ・・・あった。入出国カード。さっきの飛行機の中でくれるのかなと思ったが、くれなかったんだよね ケチ。急いで(地球の歩き方を見ながら)三人分書いたが、他に書いていたのはもう二組だけで、残りの大多数の連中は、入国審査へネコまっしぐら。同じルートで来た人は殆どいなかったってこと?黄色人(日本人とは限らない)旅行者はけっこういるのに。

入国審査へ

出入国カード 急いで書かなくちゃ

スーツケースを受け取る

お迎えがずら〜り並ぶ(手ブレひどいね)

MALDIVES TRAVEL FACTORY 63番カウンター

フルレホテルお迎えの専用バスだ

 入国審査 をすませ、ターンテーブルでスーツケースを受け取る。飛行機が小さいせいか、驚くほど早くゲットすることができた。税関を抜け建物を出ると、旅行会社やホテルのお出迎え で鈴なりである。この群衆の中からJTB(現地)係員をどうやって見つければいいのだろうか?

 いきなり、黒服のすらりとした怪しい男がすっと近づいてきた。モルディブ人のようだ。

 「Mr.Mikeneko?(みけねこサン?)
 「Hmm.
(んん)
 「Sentara.
センターラホテルの)
 「Yeah.
(ヤー)

 みけねこはポカンとしていただけで、流暢な受け答えは彼女である。

 怪しい男は日本語の10名分程の名前とホテル名を書いたファイルを持っていたが──Q 黄色っぽい顔の旅行者が多数いるのに、どうして分かったのだろうか? A たぶん 、受け持ち分の最後の客だったんでしょう。
 男は、先のズラーと並んだホテル・ツアーカウンター(それぞれが机一個の広さ)のひとつ、63番へ僕達を案内した。JTBのパンフレットには、「JTB現地係員(日本語)がお出迎え〜」と書いてあったが、 どうやら、「Maldives Travel Factory」という現地会社がJTB現地係員を請け負っているようだ。

 21:35。外に出ると、赤い花びらマークの小型バスが待っていた。各国(概ね中国人みたい)のツアー客と相乗りとなってバスに乗り込み、約3分ほど走ってフルレアイランドホテルへ到着。 この距離なら歩いても全然OKだろう。今夜はここで一泊することとなる。

フルレアイランドホテル詳細

 空港島であるフルレ島にある唯一のホテルにして、四つ星ホテル。空港からシャトルバスで3分の好立地だ。2000年開業で、136室。プールや人工ビーチまで付属するが、多くの観光客は リゾートへの前泊のために寝るだけと、もったいないホテル(普通に泊まれば1泊4万円弱)。

左写真:フルレ島には、マーレ空港 の他に、唯一のホテルとしてフルレホテルがある。地図の左下の島は、モルディブの首都であるマーレ島。

右写真:フルレアイランドホテルの手前の海は人工ビーチだ。泊まった部屋は、真ん中くらいの3階だったかな。

 ウェルカムドリンクを 飲みつつ、手続が終わるのをロビーでしばし待つ。ややっ。そんなことより、外に出たところに灰皿があるではないか!何時間ぶりだろう。スパスパスパー。しかしよく観察したら、 灰皿はロビーのテーブルの上にもあるし、廊下のあちこちやエレベータホール・・・あらゆるところにあった。二十数年前の日本のように。 モルディブはまさに天国じゃ(喫煙者の)。

 ようやく手続きが終わった模様。黒服の男によれば、明日の集合時刻は、6時にロビー 。国内線は7時半のフライトだそう。おおっ、有り難し。当初想定では、JTBのパンフレットには午前として書いていなかった。それに水上飛行機なら早朝発だが、国内線はゆっくりだと聞いていたため、おそらく、11時発のVP603便 、センターラに 着くのはお昼くらいにかと予想していたのだ。なんと言っても、早く到着出来るに超したことはないですからね。

 キーを受け取って、部屋へ。なかなかいい部屋ジャン。ここ、四つ星ホテルなんだよなぁ。いーホテルだ。センターラまでわざわざ行く必要なんてあるのかなぁ。トイレも広々として見放題、見られ放題。ウォシュレットまでついているじゃないか(ホース型だけど)。嬉しいことに 、申込時には「シャワーのみです」とあったのに、バスタブがあるじゃないか。

フルレアイランドホテル到着

フロント

ロビーでウェルカムドリンク

灰皿発見。お久しぶり〜ね♪

部屋の前の廊下

363号室だ

いい部屋じゃねーか

洗面所&トイレ

ウォシュレット発見。使い方分かる?

おおっ!バスタブあるぞ

バスタブ脇にフルレマークのアヒル

ベランダにて

 風呂から出て、ベランダの椅子に座ると、真下にはホテルのプライビートビーチが。見たくなくてもモロ見放題である。昼間になると、ビーチで「キャハキャハハ」「イヤーン」「流されちゃった」「ゲッヘッヘ」とか大騒ぎするんだろうなぁ。迷惑だよなぁ。 ビーチに行ってみたかったが、さすがに疲れていて、気力が尽きていた。
 23:30(日本時間03:30)。やっぱり、センターラに行かないで、ここでよかったんじゃないかと思いつつ、就寝す。──やっとここまでたどり着いた。

写真を出来るだけ載せようとした結果、どうしても小さくしせざるを得ないのだが、たまに少し大きめにしてみようか。ちょっと雲が多かったが、さすがに"G7X"。去年のカメラではこれは撮れなかった な。

ベランダの椅子から見下ろすと・・・

・・・フルレアイランドホテルの人工ビーチ。嗚呼、降りてみたい。

海の向こうに輝くのは、首都マーレ島の灯だ。

 

 三章 センターラへの道! −西暦2015年8月24日(月)  前編

 04:30。起床ォ・・・ウゥゥ。体内時計がすっかり狂いまくっている。アサメシに行かなくちゃ。1階のレストラン"Faru Coffee House"には先客が一組 だけ。しかしすぐ出て行ってしまい、そして誰もいなくなった。そりゃこの時間ですからね。朝食はビッフェ形式だが、ゴマかけご飯とか、味噌汁とか妙に日本風なメニュー。モルディブに来る日本人より中国人の方が遙かに多いはずなの だが。でも、三人とも食欲がなくて、あまり食べられなかった。そりゃ無理無理ムリー!カタツムリー!

ポケモン機長と就寝中

Faru Coffee House へ

結構広いて、カフェっぽくない

んまそげ〜

ビッフェ形式だ

ごまかけご飯

食欲がないので、こんな感じ

戻る途中に気になったデコレーション

ありえる?いや、アリエーナイ

モルディブ人女性がいる・・・

 05:45。6時集合だったが、15分ほど早くロビーへ。ここで少しゆっくり待とうかという計画だった。例のビーチに もちょっと行って見てみたい・・・のつもりだった。
 が、黒服の怪しい女があらわれた!

 「Mikeneko San?(みけねこサン?)
 「Hmm.(んん)・・・
 「Chityotto Jikanga Hayaidesuga Basswo Yobimasyou.(チョット ジカンガ ハヤイデスガ ばすヲ ヨビマショウ。)
 

 みけねこはふしぎなおどりをおどった。

 あれ?流ちょうな日本語だ。黒いヒジャブを被った女性(若い。ティーンかな)は、「Maldives Travel Factory」のエージェントだった(いや、もしかしたら、センターラのエージェントかも)。
 彼女の話によれば、すぐにバスが来るらしい。残念だが、フルレアイランドホテルのビーチに行く機会は、永遠に失われてしまったようだ。

赤い花びらマークのバスに乗って

マーレ空港へ帰ってきた

センターラ カウンター

夫が新妻を荷物カートで運搬中。

国内線 "fly me"のカウンターへ

国内線チケット VP601便だ

 またまた、ホテルの花びらバスで3分。昨夜のマーレ空港のホテル・ツアーカウンターへ。今度は、センターラのカウンターだった。
 次に、国際空港から国内線まで歩いての移動。実は、隣の建物なのですぐなのだ。エージェント少女(&なぜかセンターラカウンターの 係員もだ)に続くは、僕達の他に中国人の新婚さん一組。若き赤きシマシマ服を着た夫は、新妻を荷物カートにやさしく載せると、ガタガタガターと押し始めた。これって愛だね・・・。まるで、車椅子の老母を気遣いながら老人介護施設へ (永久に)預けに行く孝行息子のよう 。これは、イジワルな日本人夫にはとても出来ないことである。

 モルディブの国内線の航空会社"VILLA AIR fly me"のカウンターで、スーツケースを預けてチケットを受け取ると、エージェント少女とのお別れだ。
 「Sichijihanni Naruto・・・(面倒くさいので省略)(7ジニナルト げーとニ ハイレマスノデ ソレマデ マッテイテ クダサイ。)

 読むところによれば、モルディブの離婚率はなんと90%だそうである。モルディブはイスラム教なので、一夫多妻制であり、裕福な男は4人の妻を持つことが可能だ。
 一夫多妻制のせいかどうかは不明だが、女性の半分は15歳には結婚(初婚)し、すぐに離婚もする。3回や4回は結婚・離婚を繰り返すことも珍しくないせいか、同じ相手と連続で結婚・離婚が出来るのは3回までと法律で定められているそうだ。4回目の結婚をしたい場合は、間に一人別な人と結婚しなくちゃならないとか。
 つまり何が言いたいのかというと、モルディブで海外挙式を考えているカップルの皆さん。まあ、お気軽に・・・失敗を恐れる必要など全然ありませんぞ・・・ってコトなのだ。

 只今の時間、06:05也。あと1時間もある。もう少しゆっくりホテル発でもよかったかも(ビーチ見たかった!)。しかし、このあたりもまた、いくら見ていても飽きはしない。空港から道を挟んですぐ港(空港から徒歩30秒)なのだ。まあ、写真でもご覧あれ。

空港より30秒で桟橋に来ちゃう

中国女性が自撮り中 アタシってキレイ?

マーレ島をズームイン朝。都会じゃの〜

マーレ島からのドーニ。職員達が怪傑ゾロゾロ

北方には、フルレホテルが見える

振り返れば、道路を挟んで空港がそこに

  桟橋がいくつも突き出していている。ここからマーレ島に渡る人あり、近くのリゾート島へ出発する観光客あり。「港」と聞くと、日本の、魚の内臓の腐った臭いと錆びた漁船が並ぶ、灰色のアレを皆さんイメージするであろうが、それは全部捨てて いただきたい。それ全然違うから。この辺りは、モルディブの中心地なのだが、汚染されていない。いいニオイがする。海の水も清浄であり、ゴキュゴキュ飲んでもいいくらい じゃ(塩水じゃなければね)。

 このあたりにいるのは、ほぼ中国人ばっかり。ちょうど出勤時間帯なので、ドーニ(モルディブの伝統的な船のこと)で空港に通勤する働くモルディブ人も 見かけるけど。日本人は(僕達を除いて)さっぱり見受けられない。中国人は、でっかい一眼レフか自撮り棒の先のスマホで、写しっこしている。いえ、デジカメで撮りまくっていることに関しては、みけねこも人のことは全然いえないですけどね。 このサイトを見てのとおり・・でも、記念撮影はあまりしない。

 07:00。搭乗ゲートに進むと、そこは小さめの待合室。ちなみに、国内線は、飲み物持ち込み可である。
 07:15。搭乗開始。建物の外には、すぐ目の前にVP601便が待っていた。プロペラ機とは、ずいぶん久しぶりじゃないか。

待合室

拝見します シマシマの兄さん

VP601便

2×2列のプロペラ機だ

離陸!眼下には船がいっぱい

緑の円がいくつも浮かんでいる

スナックのバター飴

マーミギリ島へ降下

マーミギリ空港到着

だだっ広い空間を歩いて・・・

歩いて・・・

「Arrival」と書かれた建物へ向かう

 07:30。定刻通りVP601便離陸す。 定刻とは書いたものの、本当は8時が定刻だと思う。モルディブの国内線の運行方式はかなり柔軟らしく、前日に時間が変わっちゃうし、当日も乗客が揃い次第すぐ出発しちゃうらしい。 非常に合理的なのである。座席は2×2列の小さな飛行機 で、前列:みけねこ(窓側)、後列:クンクン(窓側)・彼女(通路側)と相成った。前の方の座席はやけにガラガラだなと思ったら、スーツケースが積み込まれていた。

 数多くの船々に囲まれたフルレ島がみるみる小さくなっていき──やがて、雲の間から、青い海に緑の円がいくつも浮かんでいるのが見え てきた。あの一つひとつが、珊瑚で作られた環礁なのだ。そのうちのいくつかには、隆起した島があり、リゾートホテルの島もあるのだろう。よくぞまた、モルディブ(真珠の首飾り)と名付けたものだ。離陸してまだ10分ほどだから、この辺りは、まだ南マーレ環礁だろう。

 みけねこがテレビで見た記憶によれば、その昔、ここには山脈があったが、なんとなく気分でズブズブ沈んでしまい、峰峰のみが島のように残った。その周りを珊瑚が囲んで成長したが、その峰峰もついには沈み、周りの珊瑚だけが輪となって残ったのである。その真ん中に珊瑚の島がなぜ出来たのかについては、ちょうど テレビでそこの説明をする時にトイレに行きたくなっちゃったので、ここで皆さんにお教え出来ないのは本当に残念なことである。

 07:45。スッチーがスナックのバター飴を配ってくれる。ウメー!普通にウメー・・・とか、窓の外を見ながら、飴の味に夢中になってしまったので、皆さんご期待のモルディブ・スッチーの写真は一枚も撮っていません。しゅみましぇ〜〜ん(つる姫風)。

 08:00。南アリ環礁のマーミギリ空港へ着陸。だだっ広くて何もない空間が広がる。タラップを降りて、Arrival」と書かれた建物に入・・・ったと思ったら、すぐ通り抜けた。スーツケースは、受け取らなくても、ホテルまで直接届けてくれるので安心だ。

空港の建物をあっという間に抜け

そこにはバスが待っていた

やっぱり中国人ばっかり

景色は期待ほどではない

5分ほど走って船着き場へ

スピードボート Centara1号だ

センターラに向かって出航!

 空港の外に待っていた、"VILLA AIR fly me"のバスに乗り込み、景色に面白みのない道路(空港施設らしいコンクリートの骨組、整備されていない雑木、舗装されていない白い珊瑚の砂の道・・・寂れている感じ)を走って、 約5分弱でマーミギリ島の西側、船着き場へ。
 そこには、各リゾートごとに、何艘ものドーニやスピードボートが浮かんでた。紺碧の海を見て、突然やたら胸が高鳴ってくるじゃないか!

 08:20。「Centara1」と記されたスピードボート(なぜ最近はモーターボートと言わないのか不明)に乗船。8人乗りくらいの小さなボートであり、同乗したのは、モルディブ人一名と、 毎度おなじみ、シマシマシャツの中国人カップルだけ。なお、スーツケースは、VP601便から、別のバスでここまで運ばれたようだ。
 スピードボートは、猛スピードで波をかき分け、風が荒れ狂う。目を開けていることができない(でも薄目で見る)。


08:33。小さな点が少しずつ線となり、次第に島となった。もしかしてあれが──センターラ

 

 章 センターラ・グランド・アイランド・リゾート&スパ モルディブ! −西暦2015年8月24日(月)  後編

 08:35。ボートは、目の覚めるようなコバルトブルーの海をゆっくりと進み・・・視界には、水上コテージが浮かび 、椰子の木が茂るマチャフシ島が。いつしか海の色はエメラルドグリーンへと変わっていた。そして、船着き場に接岸した。嗚呼。絵にも書けない美しさとはこういうこと なのでしょうか。絵が描けないみけねこは、仕方なくシャッターを夢中で押していた。

センターラ最初の写真

本島(マチャフシ島)

船着き場へ接岸

センターラのシンボルマーク

シマシマカップルは、レセプションへご案内

僕達は優雅にアイランドクラブへ

 一般の哀れで惨めな貧しい旅行者は、船着き場のすぐ側、桟橋途中にあるレセプション(フロント)併設の「コーラル・バー 」でチェックインすることとなるが、僕達はアイランドクラブ(センターラでは、「ザ・クラブ」と云う。)に申し込んでおる。貧しい客は、14時のチェックインの時間まで、 「コーラル・バー」付近で爪を噛んだりヘソを舐めたりして時間をつぶすしかないが、僕達はアイランドクラブにて、プライベートチェックインだ。なにせ、このために一人一泊につき、14,000円も 追加料金を払いましたからの。優雅ったらっゆうが!グェ〜ッハッハッハ!(金持ちの笑い)

センターラ・グランド・アイランド・リゾート&スパ・モルディブ詳細

 元々、 南アリ環礁のマチャフシ島には 、ハウスリーフの良さからダイバーに人気のマチャフシ アイランドリゾートという落ち着いたリゾートホテルがひっそりとあった。

センターラ・グランド・アイランド・リゾート&スパ・モルディブ 2009年11月に 、タイ資本のセンターラが進出し、このゴージャスで名前が長くてロングなホテルCentara Grand Island Resort & Spa Maldivesがオープンした。

 モルディブのリゾートは、カップル向けのホテルが大部分を占めるが、センターラは珍しくファミリー層も対象としている。
 サービスの割に、比較的リーズナブル(モルディブの他の高級リゾート群の中ではですけど)だという評判であり、人気のオールインクルーシブプランを採用し、食事や飲み物以外にオプショナルツアー(エクスカーション)やスパも料金に含まれている ことから、特別なことをしない限りは、チップ以外の追加料金は発生しない。
 また 、リゾートの中のリゾートというべき、アイランドクラブ(ザ・クラブ)に申し込めば、さらなる特典を享受することができる。

 桟橋を渡って、島の付け根にあるアイランドクラブへ。

センターラ案内冊子(8頁)

クラブ案内

 08:45。最初にウェルカムシャンパンとカクテルが出て、男性スタッフによる英語での説明が始まる。
 みけねこのヒアリング力は、聞いてから5分後くらいにジワジワ〜と意味が浮かんでいる・・・という程度だが、彼女とクンクンはよ〜く分かるらしい。たぶん、オールインワンクルーシブの内容などいくつかの説明の後 、たぶん、部屋のグレードアップ(デラックス水上ヴィラサンセットオーシャンプールヴィラ)を勧められたが 、それが、たったの350ドル(1泊1人当たりなの?)で、このアイランドクラブへもアクセス抜群になりますヨとか言っていたような気がする。それから、珊瑚を破壊したら罰金だとか 、部屋で煙草を吸って備品を燃やしたら罰金だとか、恐ろしいことが記された書類にサインをさせられて終わり。そして、部屋の準備が出来るまで待ちとなった。

 なお、ここで頂いた全8頁の日本語の案内冊子(少し落書きしちゃった。)とアイランドクラブの説明ペーパーを、(おそらく本邦初だと思うが)アップしたので 、モルディブ旅行でセンターラ宿泊を検討される方は 、どうぞ参考いただきたい。(右上冊子を激しくクリック!)

アイランドクラブ(ザ・クラブ)

アイランドクラブ正面から入る

半屋外のトコのテーブルに案内された

ウェルカムドリンクを飲みながら説明聞く

その後はエアコンの効いた室内で

モーニングをいただくのだ

室内にはパソコンもあるよ

エッグ・ベネディクト

フレッシュジュース&パン

プライベートプール 美しすぎる

超縮小写真じゃもったいない

お迎えが来た!

 これからどうしようかな〜と考えていると、クラブの女性スタッフが、朝食を勧めてくれた(英語で)ので、あんまりお腹は空いていなかったけど、クーラーの効いた室内に移動し 、有り難くいただくことにした。あっ。もちろんこれは、アイランドクラブ会員特典の一つであり、レセプションに行った組は、夕食の時間まで汚い指をしゃぶって、空きっ 腹ををゴシゴシさするしかないのだ。ウェ〜ハッハッハ!(金持ち笑いをしようとしたら、間違えて北朝鮮笑いになっちゃった。)

 09:05。クラブでのモーニングは、まず最初にベーコンのエッグベネディクト、サーモンのエッグベネディクト、野菜オムレツの中から一品を選び、飲み物を注文して、 残りは、ビッフェコーナーから好きなものを取ってくる形式だ。出来たてのエッグベネディクトがまた絶品 で、パンも美味しくて。今朝(早朝)にフルレホテルで食べたアレとは別次元である。夏バテのクンクンまでもが、10日ぶりくらいに「ウマイ」と言ったくらいであるここにきて、 お腹がびっくりしたのか、ようやく回復の兆しが見えてきた様子だ。なお、飲み物は搾りたてのオレンジジュースを。少々ぬるく感じたのは、本物の搾りたてだからである。

 食後に、明日のレストランの予約を入れて、クラブのプライベートプール(誰もいない・・・)の脇の灰皿のある場所で一服す。これからどうしようかな〜と考えていると、 女性スタッフが、部屋の準備が出来ました〜(英語)と呼びに来てくれた。まだ吸い終わってないのに。でも、チェックインは14時からだったので、 ラッキーだった。呼びに来てくれたオネーサンは、さっき、シマシマカップルをレセプションに連れてった人だ。スタップの服は右写真のとおり、結構動きやすそうでいいね。

 09:40。アイランドクラブの裏口から一般エリアに出て、デラックス水上ヴィラ行きの桟橋を渡る。ムム〜。桟橋の途中にレセプションがあるサンセットオーシャンプールヴィラより桟橋 の距離が短い分、デラックス水上ヴィラの方がずっとアクセスがいいと思うのだが。

 僕達の部屋は84号室。部屋は・・・広いな〜大きいな。月が昇るし日は沈むって感じでしょうか。言うなれば。これ以上はうまく表現できない。一通り部屋を回った ので、写真をどーぞ。

行け行け〜お部屋へ

どんと行け〜

右側の84号室へマッハGo

オネーサン案内ありがとう

扉から入ったとこ。広いなぁ

ベッドはデコレーションしていた

このエキストラベッドだけは固くて不満じゃ

二人用のジャグジー風呂

モルディブ式ウォシュレット付きトイレ

ベランダへ。海の色の濃い箇所が珊瑚だ

ベランダ右方

ベランダ左方

その左のシャワーが便利

バスルームへ直行ドアもいいね

サービスカット。お隣さんの中国人カップル

 白を基調とした部屋は、掃除が行き届きとてもいい感じ。このデラックス水上ヴィラは二部屋で一棟だが、お隣は特に気にならなかい。強いて言えば、隣の階段が上写真右下のように見えちゃうのと、ベランダシャワーのアチラ側もシャワーがくっついているので、(見ようと思えば)シャワー中のお隣さんの足の爪が見えるくらいかな。出発前にブログで読んだのだが、隣の中国人で一晩中大騒ぎで眠れなかったという経験談があったが、僕達の時は大丈夫であった。

 ところで、センターラでは 、ご飯を食べる以外に絶対やらなきゃならないことが一つある。それは、滞在期間中のエクスカーション、スパ、食事の予約である。のんびりしていると、予約がどんどん埋まってしまうので 、さっさとやってしまった方がよい。明日の食事の予約はさっき済ませたので、まずはレセプションに行って、エクスカーションを予約す。次に、スパ・センバリーへトコトコ歩いて行って(島の反対側なのだ)、4日 分のスパを予約。帰りにウォータースポーツセンタに寄ってフィンを借りて、部屋に戻った。ちなみに、ライフジャケットは部屋 (上のトイレ写真の右下、赤いやつだよ)に置いてあったし、シュノーケリングセットは持ってきたので、これにて準備は万端だ。

島に向かって

アイランドクラブ前のビーチで道草

クラブ前のビーチを抜けると近道なのだ

レセプション行きの桟橋

レセプションでエスカーションを予約

島の反対側へトコトコ歩く

島を突き抜けた!ファミリーヴィラが見える

振り返れば、スパ・センバリーがあった

中に入って、スパを予約

ウォータースポーツセンターでフィンを借りる

 12:30。さて 、いよいよだ。これをしなくちゃ、わざわざモルディブまで来た甲斐がない。シュノーケリングだ!部屋の階段から海に直接アクセス出来るなんて、なんて楽チンなんでしょう。 贅沢の限りである。
 さて 、こういうのって絶対滑りやすいんですよね。だから、ベランダから海へ降りる階段を慎重に慎重に・・・ダッダッダ!滑った!イテテテテー!打撲じゃ。 ついでい膝小僧も擦りむいた。みけねこの無様な有様を反面教師として、クンクンはさらにさらに慎重に降りてきた。
 そういえばだけど。階段のトコにこんなプレートがあった。"Please Watch your step."ですって。中国語でも併記しているが、日本語はない。つまり、みけねこは英語も中国語も分からないため、滑ってもやむを得ない、いや、滑って しまって当然だ・・・と言えよう。

 こんな素晴らしいリーフなのに、シュノーケリングしている人は意外に少なく(或いは一人もおらず)、もちろん監視員もいないため、万一の際の事故が心配だが、ハウスリーフに 守られた海は、波もほとんどなく、 大人なら足がつくくらいの深さ。コテージから十メートルも進めば、珊瑚の塊が現れはじめ、そこには、小魚とか中魚とか大魚がウサウサいるのだ。しか し、クンクンめ。夏バテといいつつ、泳ぎが早いこと早いこと。去年は確かみけねこと同じくらいのスピードだったはずんだよなぁ。みけねこは、1mも進むと疲れ果てちゃうってのに。

滑りそうだなぁ・・・押しちゃダメだよ

では・・・1年ぶりに

コテージの下から

下は白い珊瑚の砂

いるいる

進め〜進め

我等ちっちゃいものクラブ

珊瑚ゾーンへ

逃げようとしない魚たち

土管みたいなの埋まってる

島に上陸だ!

前方遙かににダイビングセンター

 ところで、写真の縦横比が突然変わった(4:3から3:2へ)のは、カメラを防水の"OLYMPUS STYLUS TG-3"に持ち替えたためですので、念のため。やっぱアスペク トは前もって合わせておくべきだった。"OLYMPUS STYLUS TG-3"は派手目の発色で あり、"CANON PowerShot G7 X"は自然な発色のはずだが、モルディブだとあまり違いが 感じられないのは不思議だ。

 そして、ダイビングセンターが遙か先に見える(実はそう遠くはないけど)ビーチへ上陸。ぢ〜か〜れ〜た〜。この辺りは、 ビーチスイート(島内陸上のコテージ)の建物が並んでいて、西洋人の男の子が駆け回っていた。小さな子連れの場合は、ビーチのお陰で海まで距離がある分、水上より安心でしょうね。

 ビーチ側からコーラルバーを通り抜けようとすると、親切なボーイさんが「英ド語リ英ン語ク英」と声をかけてくれた。意味はさっぱり分からないが、飲み物を勧めてくれていると思われ た。それはよく聞くと、ドリンクという言葉が見え隠れしているからだ。彼女が「水着でも大丈夫でアルニダですか?」と英語で聞くと、プールサイドのチェアでどうぞと答えてくれた (らしい)。ああ、やっぱり英語の授業中に、(教科書に)落書きばかりしてたことがつくづく悔やまれる。いやホント。

コーラルバー

センターラ・サンセット

いただきマース

水上飛行機の着水場所はアチラ

メインプールの水中より

このアングルだよ

 ボーイさんが、わざわざビーチチェアまでメニューを持ってきてくれたので、ノンアルコールのセンターラ・サンセット2つとブルー・オーシャンを注文す。ブルー・オーシャンはライムが入っていて、ちょっとピリリ ですっきり。特にマンゴーやオレンジの入ったセンターラ・サンセットは甘くてとても美味しいので、さっそくお気に入りとなった。左写真はノンアルコールカクテルのメニュー である。

戻る途中の海上ハンモックで

サメちゃんメッケー

 目の前のプールが、センターラのメインプールだ。 アッチの方、プールからさほど遠くない海上に水上飛行機が停泊している。僕達は国内線利用だが、水上飛行機利用なら、マーレ空港から直接ここに着水し (イカダがあるらしい) 、ドーニでレセプション近くの桟橋まで一っ漕ぎってわけ。Youtubeでセンターラを上空から撮影した動画をアップしている人がいたけど、水上飛行機はいいよねぇ。ちなみに、JTBでは国内線利用プランしかなかったが 、他の旅行会社には、プラス14,000円で水上飛行機に変更可ってのもあった。時間の節約にもなるし、センターラを空から眺められるので、 これは安いと言うべきかも。
 メインプールは、子供達でとてもにぎやかだということだったが、ここもまたガラガラである。日本の夏休みの終わりのこの時期って、モルディブにとっては雨期であるため 、実は閑散期なのかもしれない。でも、雨期とはいっても、南の島の雨期は、日本の梅雨のようにジメジメ・しとしと・カビカビしておらず、ザッと降ってカラッとあがる。日本からモルディブの天気予報を調べたところ、全日雨だった。そういうもんなんです。そりゃあ、乾季の方がいいっちゃいいんでしょうけど、 乾季は(普通のサラリーマンにゃ)忙しい12月〜4月あたりなんですよね。
 ついでながら、せっかくなので、よく旅行会社とかのパンフレットに載っている、海に落ち込むようなアングルの写真 (上写真の左端)も撮ってみたので、リンク先のと見比べていただきたい(もう少し手前から撮るべきだったな)。

 さて、コテージへ陸上から戻ろうとしたら、ドアに鍵をかけていたのを思い出し、また、海から回り込んでベランダから戻る。途中、コテージの下で小さなサメと遭遇したが、この辺りのサメはとても人懐っこくて礼儀正しいため 、食べられちゃったという苦情は、まだフロントには寄せられていない(たぶん)ため、皆さん安心していただきたい。。

クラブのビッフェ

クラブのビッフェ

ハネジューメロンジュース

 15:40。ベランダのシャワー&浴室のシャワーを浴びて、身も心もすっきりしてから、アイランドクラブへ。お昼を抜いた(お腹空かないんで、計画的に)ため、クラブで毎日開催しているおやつタイムこと、アフタヌーンティー(15:30〜16:30)をお昼代わりにしようと決めていた のだ。
 アイランドクラブに入ると、会員の顔を覚えてくれていて、フレンドリーなウェイトレスさんがすぐに声をかけてくれて、食事や飲み物とか勧めてくれる。
 ここで、優雅にサンドイッチとミニケーキなど少々いただき、フレッシュジュースは、前から気になっていたハネジューメロンジュースを注文する。絞りたてメロンなんて 、なかなか飲めませんからな。ちなみに、同じメロンでも、ウォーターメロンジュース(スイカジュース)もあるので、間違えないようにご注意。

 アイランドクラブは、人が少ないうえ、西洋人の比率が高い。あるブログでは、センターラのいたるところにいる中国人の喧噪から逃れてゆっくりしたいなら、アイランドクラブが絶対いいと書いてあったが、そもそもセンターラが混んでいない時期であったせいか、必須とまでは思わな かった。しかし、三人で168,000円(14,000×3人×7日。かなっり贅沢な国内旅行に充分以上だ)を追加で払って、セレブ気分を垣間見るというのも、滅多にないというか──、一生に一度くらいのことだから、 思い切るのもいいかも知れませんね。

 お八つの後は、コテージに戻る前に、島内を少し散策することにした。桟橋のあたりウロウロして、また島に引き返して、 センターラ・ブティック(売店)を探しながらトコトコ歩く。あるのは前々から分かっていたが、日本で調べても 場所が分からなかった唯一の施設だ。あっ!ここだったのか。中に入ってみたが、値段は高めだいし、グッと来るのがないなぁ。バラマキ餌(大きすぎず小さすぎず、 また、一見高そうに見えるが実は安くて、味はまったく問わないってやつ)のようなものは売っていなかった。紅茶の木箱があったが、7ドルもしよる・・・。あっ、歯ブラシ売っていた。 センターラブティックの建物の左半分は工事中のようである。人のブログによれば、昔は洋服屋さんだったらしい。

左:レセプション 右:アッズリ・マーレ

その先を真っ直ぐ進む。遠くにサンセット・ヴィラが並ぶ

サンセット・ヴィラへの看板

戻って、左がクラブ。白い看板のトコ

あそこは興味あるな

センターラ・ブティック発見せり

メインプールでは西洋人の子供が遊んでいた

このドレス、花嫁さんかな?

 そろそろスパの予約の時間じゃないか?クンクンは、コテージでドラクエをやりつつの待機をお願いした。

受付の建物のブランコで待つべし

右側の出口から中庭へ出る

中庭の真ん中には木が

 16:50。本日のスパ(温泉じゃないよ。日本でいうところの按摩のことじゃ)に出発。元々の予定では、全滞在日5日間を毎日予約 して、クンクンも参加するという計画だったが、実際は、最後の出発日はダメということで4日間となり、クンクンは子供だからやっぱりダメということだった。
 とはいえ、先人のブログによれば、予約がいっぱいで2日(2回)しか取れなかったとかいう人もいたらしいので、4日間取れればまず上々というものだろう。なお、5種類のスパから どれにするかについては、とりあえず時間の予約だけしておいて、来た時に決めればいい。
 みけねこは、醜い顔が美しくなると云う「ミニフェイシャルマッサージ」がいいと思ったのだが、彼女の意見により「ヘッド&ショルダーマッサージ」となった。まあ、肩こり はひどいし、頭も悪化の一途を辿っているので、本日はこれでOKだ。

 17:00。スパ・センバリーの受付で名前を告げて 、ブランコみたいな椅子に座って、最初の1回目だけのアンケートになんとなく記入する。終わったら中庭へ案内さる。正面に大きな木があって、それを伝統的なアフリカの小屋みたいな 施術室がグルリと取り囲んでおり、そのうちの一軒へ。
 小屋の中は想像以上に広く、ベッド2基と、バスタブまである。どうやらカップル前提らしい。二人のオネーサン(タイ人なのかな)が、やわらかな声で、靴と服を脱いで( ええっ!恥ずかしい。足の爪伸びてるんだよね)、それぞれのベッドに横たわるように促した・・・(以下略とするが、それでは不親切かと思うので、一応、こちらをクリックいただきたい。)

    

 「・・・それがイデーのなんのって
 「ネーチャン、あんな細い腕して、ゴリラみたいな力してやがる
 「んだんだ
 
 30分後、そんなことを言い合いながら、コテージへの帰路についた。生まれて初めてのスパだったが、すっかり気に入ってしまった。 せっかく無料で付いているのに、やらない選択はないでしょうな・・・もちろん、無料というわけではなく、オールインクルーシブに含まれているわけですけどね。

 ──そろそろ夕方だ。

次第に南国の一日が終わろうとしている。コテージのベランダから、長い時間、海と陰りゆく陽を見つめていた。

 19:00。夕ご飯に行かなくちゃ。今晩は、メインレストラン「リーフ(Reaf)」へ。

 「リーフ」は、開放的な屋根だけの席に、床は白い砂だ。席に着いたら、飲み物はを注文し、ビッフェコーナーへ食べ物をあさりに出掛ける。客はそれほどいないのだが、今まで経験したビッフェの中でも 、見たことないくらい に食材が豊富だ。残った食材は一体どうするんでしょうね。
 センターラのレストランの中でも、朝昼晩とやっていて、予約が必要ないのが、この「リーフ」だけ。正確に言うならば、「リーフ」内の9席しかない鉄板焼コーナーだけは予約が必要なのだが、海鮮メニューのため 、それを好まないクンクンに拒否された。晩は、毎日日替わりでテーマが変わる。入口の案内版によると、今晩は「BIGCATCH」で、明晩は「ORIENTAL」ですって。普通だったら、この「リーフ」だけでも十分豪華だと思いますな。フツーの旅行だったら。

リーフへ

ここに案内される

こちら、鉄板焼コーナー(要予約)

広大なるビッフェコーナー

クンクンお疲れ

 コテージに戻って、お風呂に入って、クンクンは早めに就寝。いや〜疲れた。今日は長かったなぁ。クンクンもよくぞ頑張った。日本での日常の1週間分を1日に凝縮したような、そんな1日だった。

 デッキチェアに寝転がって、モルディブの夜空を眺めた。夜風が気持ちいい...これが、本物の夜空だ。しばらくして、彼女は、眠くなっちゃったと言って、クンクンの眠るフカフカ豪華ダブルベッドへ。みけねこも寝たかったのだが、"CANON PowerShot G7 X"をベランダのテーブルに置いて、星空軌跡モードを試してみようと思ったのが運の尽き。 日本のよどんで腐りきった夜空では、今までやる気がさっぱり起きなかったのだ。しかしこれ、一回起動すると、10秒に1度シャッターが切れて、1時間キャンセルが出来ないのだ。 このままほっておく手もあったがが、ご存じのとおりモルディブは熱帯。一晩の間にスコールが起きる可能性を排除することは出来ない。

 23:30。ようやく終わった。1時間分の星と月の動きは、右下写真のとおり。みけねこは、部屋に入ると、病院ベッドの如き固いエキストラベッドに倒れ込んだのであった。

 

 第五章 ジンメエザメを探して −西暦2015年8月25日(火)  前編

   このあたりで、「センターラ・グランド・アイランド・リゾート&スパ モルディブ」のマップを置いておこう。みけねこ達の棲む84号室からの位置関係はこれで参照いただきたい。

  「センターラ・グランド・アイランド・リゾート&スパ モルディブ」のマップ

 06:30。起床。なぜか早く目が覚めてしまった。真っ先にベランダへ行く。OK、晴れだ。雨期だと思うと、ついつい心配になっちゃうのだ。

 07:10。「アイランドクラブ」は昨日の朝食を食べたため、昨晩に引き続き、朝食は、「リーフ」へ。ちなみに、センターラのレストラン事情だが、「リーフ(Reaf)」「アッズリ・マーレ(Azure Mare)」「スワンプア(Suan Bua)」の三カ所、そして別格として、「アイランドクラブ(The Club)」がある。朝食は、「リーフ」と「アイランドクラブ」のみ。「アッズリマーレ」、「スワンプア(Suan Bua)」は 、セットメニューはオールインクルーシブに含まれるが、 営業は昼晩のみで要予約というわけだ。「アイランドクラブ」に関しては、朝昼晩とあるが、夜のみ要予約。この「リーフ」だけは朝昼晩いつでもカモーンってトコ。

ええ朝やんけ

朝のリーフ

シャンパンもある

オムライスを焼いてくれる

本日のメニュー

リーフから出たとこ。プールとコーラル・バー

 近くの席の中国人のオジサンが轟くような大声で、遠くの席の友達とベラベラしゃべっている。誰としゃべっているのかと見回したら、びっくりするほど遠方。いや、僕達には別に迷惑というわけじゃない(新婚さんで愛をささやいているカップルだったら迷惑かも)が、このメンタルは日本人にはないなぁと思う。旅行中に観察して何度か感じたが、中国人は陽気でフレンドリー。遠慮するとか他人にどう思われるかなど不必要なことは一顧だにしない民族性ですね。

 本日の予定は、日本にいる時から、このモルディブの旅の白眉となるであろうと予想していた「ジンベエザメツアー」。センターラのオールインクルーシブには、5つのエクスカーションを1回づつまで選ぶことが出来るが、その中でも最も人気なのがこのツアーだ。もう一つ選んだのは・・・と、忙しい。そろそろ行かなくちゃ。

 08:10。まずは、ウォーター・スポーツ・センターへ。途中、自撮棒を持って、中国ラヴのポーズで記念撮影をしているファミリーを見かけ る。フムフム・・・自撮棒は、30年くらい前に日本人が発明した(商品名はミノルタの「エクステンダー」。スマホも携帯も当時なかったので、先っぽにはカメラをつけた)ものだが、重いもんで、当時はさっぱり売れず、特許は料金未納により失効。近年、韓国がセルカ棒として売り出したところ爆破的な人気となり、今や韓国人一人が一本持っていると言われる有様。それが日本に逆?輸入されて、日本でも火がついたわけだが・・・他撮りする時も、棒部分を持つのは、手ブレを量産してるだけのよーが気がする。 もしかして、中国人だけじゃなくて、最近どこにでもいる韓国人もいたのかも知れないが、よく分からなかった。みけねこが知っている韓国語は、「パンニハムハサムニダ」とか「ヨクチョンギレルハサミニダ」くらいしか知らないが、それっぽいのは一回も聞こえてこなかったですし。

 ウォーター・スポーツ・センターで受付してタオルを受取り、ダイビング・センターへ。そもそも、ウォーター・スポーツ・センターの受付は必要なのかな?と思った。地図を見てのとおり、首をかしげたくなる導線である。

ハイポーズ

ウォーター・スポーツ・センター

ダイビング・センターへ

参加者多数なり

建物の右半分はフィットネス・センター

ドーニがやってきた

 ダイビング・センターの前で待っていると、どんどんツアーの参加者が増えて、最終的には25人くらいになった。見たところ、25人のうち、80パーセントが中国人(か少しの韓国人)だと思われる。つまり、日本人は、 僕達三人と日本人老夫婦の5名しかいない。みけねこが中国人達をジックリ観察していると、後ろから「ツー スオ カネ ナー リ」と声をかけられた。どうやら、中国人と間違えられたらしい。いくら中国人顔をしてるっからって、ヒドイよ。ガーン!

 08:30。ドーニに乗り込み、出航。 まずは、スタッフによる英語の説明だ。フンフン・・・よく分からない。なんとなく、ジンベエザメの頭から3メートル以内に近づいてはならない、尻尾から4メートル以内に近づいてはならないと言っているような気がした。それから水があるから飲んでもいい、トイレはソコだと言ったような気がした。

 ──しかし、ながいねェ──やることないし──ドーニって結構遅いよね──屋根登ってみよ──暑いし──降りよ

ドーニに乗り込め

スタッフから説明

頭から3m、シッポから4mはイカン

オラたち わくわくしちゃうぞ

ドーニの屋根に登って

後ろから船が来た

あの島、マーミギリ空港だ

オンボロのドーニに追い越された!

クルーザーにも追い越された!

ワーイ!ビキニ女性が手を振ってくれてる!

イ・イ・イ・・イルカだ〜!!!

遙けき彼方に黒い点々が、微かに見え

 09:50。あれ?あの島のあれ見覚えがある。そうだ!マーミギリ 島のマーミギリ空港だ。

 後ろから、どんどん(他の)ドーニやクルーザーがやって来て、追い越していく(ウチのドーニが鈍足だけってことなんじゃ・・・)。この海域は、船がやたら多い。おそらく皆、ジンベエザメ狙いであり、この南アリ環礁の南端付近こそがが、ジンメエザメ多発地帯、通り道なのである。
 海面を監視するドーニのクルー達も緊張の面持ちであり、ドーニの中はピリピリした雰囲気が高まりだした。

 「チュー スー パ カイル!」突然、とある中国人のおじさんが叫んだ。乗客達はどっと身を乗り出して目をこらす。なにもいないじゃん。ダマサレタ!。

 しばらくしてまた、「ドゥ オー シャオ チエン ルカイ!」またかよ。羊飼いと狼じゃあるまいし・・・と思ったら、今度は本当にいた。みけねこは、眼球レンズを150倍にズームした。蒼き遙けき大海原の彼方。そう。、微かに、ほのかに見える。ジンベエザメじゃなくて、イルカの群れだが。それでも、乗客達は大興奮して、「アイヤー」とか「ソイヤソイヤソレソレ」とか言い合っている。

 ドーニは、マーミギリ島の南に回り込んでしばらく探し回ったが──

 10:40。ジンベエザメは、ついに断念となった。今日は天気がいいので、どっか遊びに行っちゃったみたいだ。残念だったけど、代わりにシュノーケリングのポイントへ連れて行ってくれることになり 、ドーニはUターンした。後で彼女が聞いたことによれば、そのスタッフが率いたツアーでは、先週は2回ともジンベエに逢えたそうだが、今週は今日も明日も出逢えなかったそうである。時期にもよるのだろうが 、50%くらいの遭遇率だろうか。残念ながら、オールインクルーシブに含まれるエクスカーションは、一種類一回限りなので、再チャレンジは不可。もし出来るにしても、往復2時間以上かけて も、ジンベエちゃんに逢えるかどうかは賭け。数日間しかない滞在期間で、貴重な半日をもう一回賭けに出るのは無理だ。

実に素晴らしいスーツだっ!。欲しくてたまらない・・・(緑スーツ撮ってなかった)

 航海中ヒマなので、ずっと観察していたやつだが、あの中国人達が老いも若きも幼きも皆みなみぃんな装着しているスイムスーツ。日本でも輸入して売ってるのかな。気になるじゃん。同じメーカーのようだが 、ブルー・スカイブルー・グリーン・ピンク・イエローと、ストライプのアクセント色が異なるため、 機能性のみならず個性もばっちり主張している。 生地もいいねェ〜。ネットで取り寄せ出来ないものか。あのオシャレなのを着ていれば、原宿とか渋谷とか闊歩していてもなんら恥ずかしいことはない、いやそれどころか羨望の眼差しの的だ・・・とか考えてい るうちにら、ドーニが停泊していた。

 11:15。往路の航路からさほど外れていない場所で、シュノーケリング開始。ちゃぽん、ちゃぽんと海へ。1年ぶりの深めの海なので、ちょっと怖い。──デジカメ落とさないようにしなくちゃ。

怖いなァ

珊瑚がいっぱいだ

思ったより魚少ないかも

黄色い魚の群れが右に逃げていく

スイムスーツ着てない人も稀にいる

そろそろ時間のようだ

 11:50。シュノーケリングお仕舞いの合図。新婚カップル一組が、ウットリし過ぎたらしく、遠くまで漂い行ってしまい、戻ってくるのに時間がかかった。愛って罪ですね。

 さてここで、今まで海外旅行で体験した外国の海の比較表をこさえてみた。あくまで、みけねこの主感であるので、絶対評価ではない。
 感想としては、既にセンターラのコテージのリーフが素晴らしすぎたせいか、あまり感動はなかった。シュノーケリングポイントとしては、パラオのポイントの方が魚影も濃く 、大物が多かった。モルディブの場合、さかなクン達は、「ギョギョ」とか言いながら、浅いリーフの方に泳いで行っちゃてるのかも知れない。5つのエクスカーションの中に 、シュノーケリングツアーがあったが、わざわざ参加せずとも、コテージ付近 で十分以上だ。

海外の海 (近場)ホテル近くのビーチ (遠出)シュノーケリングポイントにて
モルディブ ◎ 非常に美しい。魚影濃し ○ 美しい。魚影まあまあ
パラオ ○ なかなか美しい。魚影まあまあ ◎ 非常に美しい。魚影濃し
グアム △ 魚影少なし。ナマコ影濃し △ 魚影まあまあ
●ッポン × 魚影なし。臭い激烈 × ビニール袋が浮いてる。突然変異の死んだ魚

(注) 海外のひとつ「●ッポン」は、非道いところなので、国名が分からないよう伏せ字にさせていただいた。

 ジンベエザメに逢えなかったことが、このモルディブ旅行の唯一の痛恨事だったかも知れない。イルカには逢えたけどね。一応。

 鈍足ドーニはひた走る。そして、やがて・・・センターラ・グランド・アイランド・リゾート&スパ・モルディブが近づいてきた。

 

 章  モルディブの長い午後 −西暦2015年8月25日(火)  後編

 12:30。戻りは、レセプション側の船着き場に帰着。部屋に戻って、シャワーを浴びてっと。

船着き場へ接岸

センターラ上陸

しっかし、どこ見ても綺麗だよね〜

桟橋の上から左を見る

コテージへの桟橋

桟橋の上から右を見る

 13:15。本日のランチは、「リーフ」。昨日から夜・朝・昼と三連続ですな。何故かといいますと、

リーフ内

なんにいたしましょー

センターラ・サンセットを願います

ジンジャー系アルコール。苦かった

チキンサンドウィッチ etc

 とりあえず、リーフの朝昼晩を全部制覇することにしたからです。当然ですな。飲み物は、CENTARA SUNSET と THE RED SEA と MANGO ENERGIZER を注文。これにて、飲み物に関しても、第四章でメニューの写真を載せておいたMOCKTAILは全て制覇完了だ。美味しさ順は、センターラ・サンセット > マンゴー・エネルガイザー > ブルー・オーシャン > ザ・レッド・シー と決定した。

 さて、腹ごなしに食後の散歩でも洒落こみましょうか。島内は一周20分ほどだ。以下、途中途中で撮った順番である。

椰子の木茂る

左がアイランドクラブ裏口

センターラの看板の前で 正面はウォーター・スポーツ・センター

アイランドクラブの屋根が見える

海だけじゃなく、島の緑もまた美しい

スパ・センバリーへの道

左はキッズ・クラブだ

ビーチ・フロント・ヴィラ前の海岸

 さて、散歩の間、皆さん暇でしょうから、モルディブの歴史でもご覧あれ。

 モルディブの歴史

 モルディブ共和国の起源は定かでないが、紀元前2千年頃から海洋貿易の交差点であったとする説がなくもないと主張する学者もいなくもない(貨幣に使われたモルディブの貝が世界のあちらこちら見つかったので)。

 紀元前5〜4世紀頃、南インドやスリランカ(セイロン)からの漁民が住み着き、太陽崇拝を行った。その後、スリランカから伝わった仏教を信仰するようになり、貿易船の寄港地として栄えるようになった。1153年には、モルディブ王がイスラム教に改宗すると、サルタン(ヒラリ王朝)が代々モルディブを支配するようになった。なお、サルタン だが、日光江戸村にいるおサルタン達とは何ら関係はないので注意。

 16世紀になると、ポルトガル人が香水の原料や貝殻を求めて来航するようになり、モルディブのマレ王朝のサルタンから要塞の建築許可を得るや、無駄を嫌うポルトガル人は、すぐさま、その友好的なサルタンを殺害し、1558年、モルディブを占領した。1573年には、島の首長モハメエド・タクルファーンがポルトガル守備隊を撃破・海へ蹴落とし、政権を取り戻したものの、1645年にオランダの占領下に。さらに1887年にイギリスの保護下に入った。1953年、サルタンが廃され、共和政となるが、サルタンすぐ復活。1957年、イブラヒム・ナシールが(サルタン配下として)首相となる。1975年、モルディブはイギリスから独立し、サルタンを元首とする君主国家として国際連盟に加入した。1968年にサルタン制は再び廃止、ナシールは第二共和国初代大統領となるが、独裁的な政策が仇となって、1978年にシンガポールに遁走。代わりにマウムーン・アブドル・ガユームが第二代大統領となり、モルディブの産業・教育を発展させたが、長期政権が続く中、イスラム原理主義の浸透や大統領親族による利権、不公平な裁判などで国民の不満が高まり、2003年には首都マレで暴動、2004年には、大規模な反政府デモに対する非常事態宣言、2007年には爆発テロで日本人を含む外国人観光客が負傷した事件や、2008年には大統領暗殺未遂などが続いた。その後も大統領が何人も変わったが、政情が安定しているとは言い難い。

 日本におけるモルディブのイメージ(アレですよアレ)とは異なり、、結構ドロドロした歴史であり、しかも面白みが足りない。

 14:45。本日のスパの時間だ。あばただらけの顔もスベスベのサメ肌になれるという「ミニフェイシャルマッサージ」にしたかったのだが、彼女の意見により本日は「バッグマッサージ」に決定 す。 人間、背中は基本ですからな。

スパ・センバリーへ

受付にて

この木なんの木気になる木

本日は、この小屋で

 別に背中にも腰にも不都合がないので、あまり期待していなかった「バックマッサージ」 だったが、もの凄い力でグイグイやられて、もうウハウハであった。いや、気持ちいいですね。これも是非お勧めしたいところ。

 モルディブでは時が静かに流れる。いつもの旅行だったら、1分1秒を惜しんで、目一杯の予定を組むのだが、ここでは何もしなくていい。やらなきゃならないことは、次の日のディナーの予約くらいで 、たまにエクスカーションと1日1回のスパだけ。
 素晴らしいシュノーケリングも、そんなにガツガツやろうという気になれない。ベランダから見るリーフの海がこんなに静かなのも、そういうことだからなのだろう。

 閉話休題。ところで、桟橋のあちらコチラに置いてあるこのツボ。なんだか分かりますか?中に入っている清水(海水かな)を柄杓で汲んで足を洗うのさ。

 15:46。と言いつつも、コテージより海へシュノーケリングに。やっぱり面倒でも一日一回は、やっておかなくちゃね。 しかし、これが後々の後悔に繋がるとは、この時は思いもよらなかったのである。
 島まで泳いで、ダイビングセンターへ。島に上陸した時点で既に疲れ果てていたが、ネットで、ダイビングセンターの裏はすぐドロップオフとなっており、お勧め一番という書き込みを読んでいたのだ。ダイビングセンターの建物を左から裏に回り込むと 、海への階段がある。これじゃ・・・ ここから降りるのじゃ。

いつものように出発して

島へ上陸。コテージを振り返る

ダイビング・センターの裏手に回る と、階段がある。ここから

降りると、水中は小魚でいっぱい

いるわいるわ

ドロップオフへ潜行せよ

ギョギョ

珊瑚だらけだ

この辺りがドロップオフだ

この土管の上でUターンした・・・

・・・結果がこの指

 すぐに小さな魚の群れがウジャウジャ。有頂天になって、右手の方に進むと、珊瑚の棚田があって、急に深く落ち込んでいる。そこに、魚が棲めるよう沈められたものだろうか 、コンクリートの 土管が埋められており、色とりどりの魚が出たり入ったりしている。午前のジンベエザメのシュノーケリングより遙かにいいゾヨ。夢中でサカナを追いかけていたら、トンネルの上まで漂ってしまった(干潮でかなり浅くなっていた) ので、ここから離れようと身体を入れ替えた瞬間、右手の人差し指の先をガリッとやってしまったのである。 あれ?結構深手だ。ギャヒー!ベロリといった。ついでに、ふくらはぎも擦りむいた。合計三カ所なり。昨日から連続での負傷じゃないか。

 帰りにダイビングセンターに寄って、絆創膏を貼ってもらって、16:45。コテージに戻る。負傷したみけねこと疲れたクンクンは陸からコテージへ。彼女に海からベランダ経由で戻ってドアの鍵を開けてもらった。

正面ではスコールが降っている

その1時間後。二日目の夕日

アイランドクラブ 裏口

プールサイドを通って

 19:25。アイランドクラブへディナーに出発。

 (225×150ドットの6列2行にしようかと思ったが、たまにゃ写真を少しだけ大きくしましょうか。270×180ドットの5行3列にて。ついつい、出来るだけいっぱい掲載しようとするため、食事とかの大きくないイベントだと 、つい小さくしがちなんだよね。)

この席ですかな・・・

フムフム

キョロキョロ

オッホン

さて、飲み物をどうしたものか

まずは、クルミ入りパン

彼女の

みけねこの

サカナ&サラダ

パイ包みスープ

向こうが厨房

パッションフルーツのジェラート

黒胡椒のビーフステーキ

ティーカップ(紅茶)

デザート

 ディナーの内容については、ご覧のとおり。あのビーフ──うまかったな。夏が来れば思い出す。遙かなモルディブ、遠いビーフ。

 21:00。コーラル・バーへ。第四章に載せて ある冊子の8頁にあるように、センターラでは毎日様々なイベントが開催されており、今夜は「クラブ・レース(Crab race)」(21:00〜22:00)に参加しようってわけ。到着すると、既に受付中で、スタッフからコップに入ったヤドカリをもらう。順番に数人づつ床の円陣の真ん中にヤドカリ( 殻に番号付き)をおいて、どのヤドカリが一番早く円陣から抜け出すかを競うレースだ。残念ながら、僕達のヤドカリは寝ているやつと、鈍足なやつと、方向オンチのやつだったので 、優勝は元気な西洋人女性にさらわれた。優勝者は賞品として、次回食事券(かな?)をもらったようである。いーなー。

 それにしても、クラブ(Crab)って、カニじゃなかったのね。

コーラル・バー

参加者は、白人・黄色人様々だ(中国人が大部分だが)

そして優勝の行方は?

コーラル・バー 2階の遊戯室

卓球台

ビリヤード台

2階から見下ろすと

コテージに戻ろうか。これが本日最後の写真だ

 「コーラル・バー」の2階への階段を上がると、そこはエアコンの効いた遊戯室となっていて、卓球台やビリアード台が並んでいる。ここが日本だったら、ピカピカ光り 、じゃらじゃとコインの撥ねる音が陽気に 鳴り響くゲームセンターでしょうが、このレトロな雰囲気こそが心地いい。それにしても、さすがにこの時間ともなると、誰もいませんな。少しだけ遊んで、コテージに戻る。

 さて、センターラの2日目はそろそろ終わりであり、このモルディブ旅行記の半分近く・・・いや、明日からはイベントの繰り返しとなるから、実質2/3くら いとなった。

 いつもなら、夜景とか入浴シーンとか、もっと写真撮っているところだが、それはない(指が痛いのを我慢して中指でシャッターを押してたのである)。この日は彼女が病院ベッドへ。みけねことクンクンは、フカフカベッドだったが、みけねこが病院ベッドに寝るべきだったんじゃないかなぁ。 傷病持ちだけに。

 

 第七章  オールインクルーシブとアイランドクラブ −西暦2015年8月26日(水) 前編

 07:30。起床。本日も晴天也。しかし、やや雲が多いかな。3日目かつ、エクスカーションもない一日。いいタイトルもさっぱり浮かばないし、指もジンジンするはで、一日中ベッドに寝ていようかな・・・って わけないでしょ。

 08:30。本日の朝食はアイランドクラブへ。メニューはリーフの方が(遙かに)豊富だが、この落ち着いた雰囲気はアイランドクラブでならではだ。アイランドクラブの入口の看板の上にトカゲちゃんが日向ぼっこをしていた。このマチャフシ島で見かけた動物は、トカゲちゃんと鳥。ビーチに穴を掘って隠れているヤドカリ &カニ。後は、彼女とクンクンが一回づつ蚊に刺されたそうなので、蚊!それだけである。ちなみに、ニュースによれば、モルディブではデング熱が流行っているということだったので、蚊よけスプレーを持ってきたのだが、結局、使 わずじまいだった。

いつおのようにアイランドクラブへ

ビーチで遊ぶ家族

クラブの看板の上のトカゲちゃん

クラブのプライベートプール

ビッフェコーナー。パンがうめェ

 さて、コテージに戻って、お菓子のお片付けをいたしましょう。ランララン。

お菓子

冷蔵庫の中

 お菓子はMaid in Chinaとスリランカ産の三種(どれもかなり美味しい)&冷蔵庫に入ったチョコ。これらお菓子と、冷蔵庫内の飲み物&ティーパックは、毎日9:30頃の掃除の時間に追加してくれるのだ。
 つまり、お菓子を毎日スーツケースにこっそり隠しておけば、また新しいお菓子がゲットできるわけ。グフフ...冷蔵庫内の飲み物は──さすがに日本に持って帰れないのでこれは断念(実は 、ライオンビールを二本だけもらって帰った)。もちろん、グビグビ毎日全部飲み干しちゃえばいいでしょうが、ちょっと外に出れば、アイランドクラブ、コーラル・バー、アクア・バーでもっと美味しいのが 、飲み放題ですものね。以上、オールインクルーシブの特典である。
 さらに、夕方になると、アイランドクラブ特典である、毎日二枚までのクリーニングは御座いませんか?と御用聞きが回ってくる(ついでに、ミネラルウォーターの交換も)。皆さまの茶色く汚れたパンツなどはこの時にお願いすれば宜しい。

 このあたりで、オールインクルーシブとアイランドクラブの特典をまとめてみたので、ちょっと置いときますね。間違ってたらゴメン。
 年々、オールインクルーシブの内容が充実しているらしく、その分、アイランドクラブのメリットが相対的に小さくなってきているようではある。センターラが混んでいる時期なら、前日より前にレストランが優先予約が取れるのはいいかも知れない。

オールインクルーシブ  ULTIMATE ALL INCLUSIVE

部 屋 ミニバー 、スナック 毎日1回補充
レストラン

 

予約は、電話又はレストラン直接(当日朝7:00より)
[リーフ] Reef(ビッフェ)
 朝食(07:00〜10:30)
 昼食(12:00〜14:30)
 夕食(19:00〜22:00)
夕食は、日替で「モルディブ料理」・「インド料理」・「中華料理」・「イタリアン」・「日本食」など。
※鉄板焼き(9席)のみ要予約
 昼(12:00〜13:30)、夜(19:00〜21:30)       
[アズーリ ・マーレ]Azurri Mare(イタリアン・シーフード)
 昼食(12:00〜14:00)※要予約
 夕食(19:00〜22:00)※要予約
セットメニューのみ。
[スワンブア]Suan Bua(タイ料理)
 昼食(12:00〜14:00)※要予約
 夕食(19:00〜22:00)※要予約
セットメニューのみ。アラカルトは有料。
旧名はLotus。蓮のことだが、タイ語に改名したらしい。
[アクア・バー]Aqua Bar (10:00〜24:00) レセプションに併設。月金日(17:30〜18:30)はサンセットカクテルパーティー(飲み物&軽食)
[コーラルバー]Coral Bar (10:00〜14:00) 火水木土(17:30〜18:30)はサンセットカクテル パーティー(飲み物&軽食)。アフタヌーンティー(15:30〜16:30)では、ケーキ類のバイキング
※18:00〜18:15は、フィッシュ・フィーディング
エクスカーション 滞在中、各1回利用可。予約はレセプションにて
ジンベエザメ ツアー(4時間)
Whale Shark Trip
08:30〜12:00。ウォータースポーツセンターに集合(08:10)し、ダイビングセンターから乗船、約1時間かけてアリ環礁の南の外縁へ
シュノーケリングトリップ(2時間)
Snorkeling Trip
14:00〜16:00。ウォータースポーツセンターに集合し、ダイビングセンターから乗船し、約15分。
サンセットフィッシング(2時間)
Sunset Flshing
17:30〜19:30。ウォータースポーツセンターに集合し、ダイビングセンターから乗船し、約20分。
サンセットクルーズ
Sunset Cruise
17:00〜19:00。レセプションに集合し、船着き場から乗船。島から少し離れた船の上からボンヤリ1時間ほど夕日を眺める。ワインと水付き。
ローカル アイランドツアー (2時間)
Local Island Discovery
09:30〜12:30。火木土日。コーラルバーに集合し、近くの船着き場から乗船。島の学校や墓地などの案内の後、自由散策。

ス パ

スパ・センバリー(Spa Cenvaree)で1日1回30分のスパ。予約はスパ・センバリーにて
ヘッド&ショルダーマッサージ(頭&肩) De-stressing Head & Shoulder Massage
フットマッサージ(足) Traditional Foot Massage
インディアンヘッドマッサージ(頭) Indian Head Massage
バックマッサージ(背中) Upper Back Massage
ミニ・フェイシャルマッサージ(顔) Mini Face Relaxing Massage
アロマコーヒースクラブ Aromatic Coffee Scrub
フラワースクラブ Botanical Bliss Flower Scrub

その他

シュノーケリング3点セット 貸出(ウォータースポーツセンターにて)
ウォータースポーツ利用(エンジンなし)
フィットネスクラブ、テニスコート利用
水上アクティビティー(ウィンドサーフィン、カヤック、バナナボート、チューブライド等)
キッズクラブ利用
etc...

アイランドクラブ  THE CLUB

プライベートチェックイン&チェックアウト 到着時朝食・昼食、出発日昼食、チェックアウトはレセプション
アイランドクラブ専用ラウンジ利用 チェックイン前・チェックアウト後も利用可
パソコン利用(1日30分まで)
アイランドクラブ専用プール利用 プールサイドでのドリンクサービス
コンチネンタル朝食(07:00〜10:30)
昼食(12:00〜14:00)
アフタヌーンティー(15:30〜16:30)、夕食前のカナッペ&カクテルサービス
夕食(19:30〜23:00)※要予約 当日15:00迄
ドリンクサービス(何時でも) プレミアムアルコール、搾りたてフレッシュジュース
他レストランの優先予約 前日でも可
ランドリーサービス 1部屋につき、1日2枚まで

 10:45。本日のスパの時間だ。今回からクンクンも見学に連れて行くことになった。服をガバーッと脱ぐんだよと言ったところ、「ママのビデオとったげる〜(鼻声で)」とノリノリになったため。
 今日は、いや、今日こそは!みけねこの”オリバーくん”という今までのあだ名は返上し、これからは、ボコミチじゃなかった、”もこみち”といあだ名になるんだ、そう!「ミニ ・フェイシャルマッサージ」を受けてね!・・・と思っていたのだが、彼女と話し合った結果、「フットマッサージ」になってしまった。ま、ざっくり言えば、楽しみは後にとっておこうってワケ。しかし 、てっきり足裏をグリグリやられて、のたうち回る(痛い気持ちいい痛い)のかなぁと思っていたら、 うつぶせになった状態で、足首をギュッとつかまれたり、ふくらはぎとかグイグイ押すばかり。悪くはなかったが、これはそれほどでもなかったなぁ。

アイランドクラブの脇を通って

いつもの白い道を進む

工事中のヴィラが結構ある

今回はクンクンもいっしょ

施術小屋の中を初撮影

 フットマッサージは、(当然だが)下着は脱がないので、クンクンのビデオの出番はなかった。

 11:36。コテージに戻ると、彼女はシュノーケリングに行きたいというので、負傷中のみけねことクンクンは、留守番してサカナの餌やりをすることにした。我がコテージ(84号)の階段のところは 、黄色い縞の小さなサカナの群れの住処となっているらしく、いつもここでクルクル泳いでいるのだ。黄色いサカナたちは、海面にただようエサの粒を追っていって、また戻ってくる。この餌は、わざわざ日本から空輸してきた金魚のエサなのである。そりゃあ、ウマイでしょう。

あそこ、彼女ね

黄色い小魚。分かりませんかな?

では、左を拡大だ

でっかいサカナもわんさかキター!

ボクたち こんな子なの

 「バシャバシャバシャバシャ」いつの間にか、でっかいサカナも大群で来おった。 階段の下は大賑わいだ。こいつらは、いつもデラックス水上ヴィラの床下回遊している連中だ。日本のエサ、君たちも食べてみるか・・・クー。いや〜マジ面白いって。


 12:20。本日のランチは、島のド真ん中にある「スワンブア」、タイ料理の店だ。食の識者によれば、センターラで最も美味しいレストランとのこと。しかし、センターラがタイ資本だということ 、タイといえば料理がウマイという定評がある(博多の人も「うまかタイ」とか言うし、タイは腐ってもタイという諺もある。)ことを鑑みると、本格料理なのであろう。
 スワンブアは、数年前まではロータス(蓮の葉)という名前だったが、新規一転、スワンブアとして新たに生まれ変わったそうである。 そうそう、これとはまったく関係ない話だが、スワンブアとは、タイ語で蓮の葉という意味らしい。

 メニューは、次のとおり。少し辛めなので、子供にはちょっと辛めかも知れない。食欲が出てきたクンクンだったが、突然小食に戻ってしまった。

スワンブア

半屋外のレストランだ

オネーサンの首。見て見て!

ピーナッツソースの串ビーフ

辛〜いサラダ

マンゴー・エネルガイザー

ご存じヤムフーシェン

草っぽいココナッツのデザート

向こうにあるのは

おお。蓮の池のようだね・・

 「蓮の葉」と名付けられた由来はさっぱり分からない。さて、コテージに戻ろうか・・・レストランの一角にある蓮の池では、青々とした葉が日差しを浴びて キラキラと輝いていた。

 

 章  バナナンバナナン バナナボート −西暦2015年8月26日(水) 後編

 14:40。ウォータースポーツセンター前にて。実は昨日、彼女がバナナボートを予約していてくれてたのだ。バナナボートとはご存じだろうか。黄色いバナナをモーターボートで引っ張るアレである。よくTVのバラエティとかで女芸人がバナナから吹っ飛ばされて泣きっ面で鼻水を出したりして 、スタジオのベッキーとかがグハグハあざ笑ってるアレですぞ。お〜ヤダ。

 「乗りたかったけど、お指が痛くて掴まれないから無理だよ。ビデオ撮っておくね。(それにバナナの皮が水圧でむけちゃうかもしれないし)」と、みけねこ。
 結果、バナナではなくて、牽引するモーターボートに乗ることが出来た。まさに禍福はあざなえる縄のごとしである。──さあ 、出発だ。

ではGO!

モーターボートの操縦席

おっ。スピードが出てきた ・・・と、結構早え〜

サンセットオーシャンプールヴィラ

デラックス水上ヴィラ

島を右回りするみたい

ダイビングセンター見える

メインプールだコーラルバーだリーフだ

水上飛行機

コバルトブルーの海が

エメラルドグリーンとなって

戻ってきた

ウォータースポーツセンターに

バナナボートへは次の組が向かう

センター内が急に混んできたね

アタシら農協の団体ツアーなの

モチ、記念写真だって撮るわよ

 ビデオを回しながら写真を撮ったので、ちょっとところどころなんですけど、こんな感じですかな。
 モーターボートに乗っていると、エンジン音のせいか早いような気がしたが、後で聞いてみると、バナナボートは思ったよりゆっくりだったそうだ。考えてみれば、お客を振り落としちゃった り、皮を剥いたりしちゃったら、わざわざ拾いに戻るのも面倒ですものね。マチャフシ島を右回りで一周、約10分。バナナボートはウォータースポーツセンターに戻った。 お陰で島を外側から見ることが出来た。これは結構お勧めかも。

 15:10。コテージに戻る途中に、いつもアイランドクラブの中を通るわけだが・・・ここのプールまだ入ってなかったよね。よし。

プライベートプールへ

1.4Mの深さ

プカプカプーカ フレッシュジュースのサービス

ハネジューメロンジュース

モグリモグリ

プール独り占めだ

プールの上の東屋

水中から上を

プールからのアイランドクラブ

さあ、戻ろうか

新型モビル・・・いや、スイムスーツ発見

 誰もいない。水深1.4Mだから子供にはちょっと深めかな。ウェイトレスさんがジュースを勧めてくれたので、ハネジューメロンジュース(これなら、いつだって飲みたいのさ)&オレンジジュースをお願いしたら、プールのトコに持ってきて置いてくれた。うん、これだよこれ。ホラ、海外のドラマなんかにこういうシーンあるでしょ。超リゾートホテルのプールサイドのビーチェアでさ。金持ちのブロンド女性がトロピカルジュースをグビグビ飲んで、ゲップしてるあれ。
 プールに入ったまま、こぼさないように飲む。あ〜幸せ。金持ちであることの醍醐味の一端を垣間見ることが出来た気分だ。こういう経験はもう二度と出来ないでしょうな。 (この喜びの顔ご覧ください→)

 コテージに帰る途中、また中国人のスイムスーツ女性&後ろにスイムスーツのカップルも発見。マスク&帽子&サングラスの三点セットなのは、肌が日差しに極端に弱いのか、 共産党から反革命分子として追われているのか・・・真実はそういうファッションのような気もしないでもない。こういうニュースもありますし。

 15:50。コテージの階段からシュノーケリング開始。エサ持ってると面白さ倍増なのがなんとなく分かってきた。本当なら、ダイビングセンターのあのドロップオフに行くべきだったかも知れないが 、昨日の負傷が トラウマになっちゃって。

エサを手に握って

雲が多くなってきた

エサ食べる〜 エサなくなった

珊瑚礁のサカナたち

可愛くね?

 17:50.。コーラル・バーへ。夕刻の18:00〜18:15は、フィッシュフィーディング(サカナの餌付け)の時間なのである。コーラル・バー〜プールサイドのテーブルには 、ピーナッツ(これかなり美味しい)の皿が置かれ、ウェイターがカナッペ(お寿司風) とカクテルを配って回る。しかも、三人組のバンドの生演奏付きである。すでにエイ達は、今や遅しとスタンばっていた。スタッフがお刺身を撒き始めると、エイやサメの舞い踊り 、ただ珍しく面白く、月日どころか時間が経つのも忘れてしまい、まるで夢の中のようであった。でも、量はあんまり撒かないのね。思ったよりすぐ終わっちゃった。エイやサメ(かなりでかい)達は 、あきらめが悪く ずっとバタバタしてましたけど。

コーラルバー

カナッペとカクテル

後ろはメインプール エサやり開始

エイの上に茶色いサメ

モルディブ〜黄昏 センターラの小部屋♪

昨晩のカニレース優勝者じゃないか

だんだん暗くなってきた

エイはますますエキサイティング

コーラルバー入口側から

 このまま、夕刻のセンターラを少し散策。ちょいと写真を撮っておこうってワケさ。

リーフの前を通って

新婚さんがディナーを食べるんだ

絶対あの二人に違いなか! レセプション方面

新婚さんとスタッフが打合せ中

桟橋を渡ってクラブ方面を振り返る

アクア・バーですな

アズーリ・マーレでんがな

センターラで一番美しいスポットかもしれん

船着き場方面

 センターラの正面看板前のビーチの一角に、ハート型の土俵?が作られて、テーブルと椅子があった。フムフム?そして、少し離れたところから、それを見守る初々しい男女。フンフン?分かってきたゾ。

 レセプションへの桟橋を少し渡って振り返ると、あの初々しい二人と、アイランドクラブのスタッフが何やら打ち合わせをしている様子だ。

 「あたし、満漢全席が食べたい」
 「オラたちゃ大食だで、どんぶりで頼むで」
 「もうおなかすいちゃって、椅子だって食べちゃいそう」
 「それからデザートは豚の丸焼きでな」
 「もう。あんたったら・・・ステキ」

 とか、話しているのだろうか。いいよね...こんな衆人観衆のところで、二人っきりのディナー。嗚呼、なんて、ロマンチック。

 ふと、自分たちの新婚旅行はどうだったのだろうかと思って、みけねこ新婚隊の巻を見てしまった。たぶん、ローデングルグのホテルで食べたのが、これに当たるのかなぁ。しかし、さっぱり覚えておらん。何を食べたのかも、ホテルの様子も、ドイツの街並みも全て記憶から抜け落ちてしまっていた。まーね。当時はデジカメなんかなくて(いやあったが、35万画素くらいで 大切な旅行に持って行けるものじゃなかった)、フィルムカメラをケチケチ使っていたから、写真もあまり撮れなかったし。それにしても、みけねこは当時こんなへんてこな文章を・・・。それに髪の毛もそうだが、足も今より長かったじゃん。

  19:25。ディナーはアイランドクラブへ。本日のコースはチキン(彼女はお魚)である。

謎の前菜だ

謎のスープだ

ブラッドオレンジ(これは分かる)

メインは、チキンであるべきか

はたまた、サカナであるべきか

デザート

記念に、はいバター

 写真が急に小さくなったような気がするが...左端の一枚はどうしても載せたかった。アイランドクラブのウェイトレスさんはとてもフレンドリーで、一度クンクンの名前を聞いたら、出会う度に「クゥンクゥン〜」と鼻声で話しかけて、あれはどうだったか、何をしていたのとか、いろいろ話しかけてくるのである。この時も、「写真撮りましょうよ〜」(たぶん 。英語なので)と、左のウェイトレスさんも呼んでくれて、撮影した一枚。

 こうして、センターラ・・・の3日目が終わった。残り 、1日と半分を残すのみ。もし、すっごいお金持ちになって、こんな風に毎日毎日過ごすことが出来たのなら──どんな感じなんだろう?

 

 第九章 雨のモルディブ −西暦2015年8月27日(木)

 7:20。起床。なんとなく部屋が暗い。ベランダに出てみると、やはり雨が降っていた。雨の日のセンターラでは 、どうやって一日を過ごせばいいのだろうか。

 8:30。幸いにも雨も止んできたので、本日の朝食はリーフへ行くこととした。なお、写真のサイズが二枚目から違うのは、まだ雨の不安があったことから、防水デジカメ"STYLUS TG-3"に持ち替えたからである。

雨だ

雲行きは未だ怪しい

途中の灰皿。フワフワが落ちていた

リーフ

オムライスを作ってくれる

朝はこんな感じだ


 10:00。最後のスパへ。マーレ空港からいっしょに来たシマシマ新婚カップル(新郎氏は着替えないのだろうか?)は撮影会をしていた。センターラのあちこちでこの光景を見かけたが、中国人はカメラが大好きだっていうのがよく分かった・・・みけねこも人のひとは言えませんがね。言い訳としては、元々この「みけねこモルディブ隊」を作る予定だったので、取材のためやむを得ず撮っているだけなのである。

風が強いね

「いーねいーね。次、脱いでみようか」

最後のスパ・センバリー

施術後はここで(木の後ろにある建物)

テニスコート 遊ぶ人はついぞ見かけなかった

キッズクラブ。クンクンは利用断固拒否

 いえね。美しい人はより美しく、そうでない人はそれなりになれるフジカラーのような「ミニ・フェイシャルマッサージ」にしようと思ったんですよ。なにせ最後だから。でも、顔だけ美しくなってもなんの意味もない、心をこそ美しくしなくちゃだめだと突然分かったわけですよ──まあ、そんなわけで最後は、今までで気に入ったのを自由に選ぶことになって、みけねこは「ヘッド&ショルダーマッサージ」、彼女は「バックマッサージ」をお願いした。施術後、最後だからなのか、休憩所でアンケートを書かされて、スパ・センバリーを後にする。

 コテージまでの道を歩きながら考えていた。今更ながらだが、やっぱり「ミニ・フェイシャルマッサージ」をやっとくべきだった。やっぱりよく考え直してみると、人間、顔が全てですものね。

 海に入りたかったが、まだ波は荒いようだ。階段の下の黄色い小魚の姿も見えない。流されちゃったのだろうか。泳げないってほどでもなかったが、午前中は自粛することとして、トイレの写真を撮ったり、スマホで ツムツムをしたりして時間つぶしをした。

 コテージ内ではWifiが飛んでいて、パスワード不要の使い放題なのだ。アイランドクラブ(たぶんレセプションも)内では、もらったパスワードで使用可能だ(使わなかったですけど)。パラオのPPRでは鈍足の衛星回線で正直使い物にならなかったが、ここでは超馬鹿っ早。ちなみに、右上の写真は、昨日のバナナボートの時に海から撮った写真だが、 おそらくあの塔じゃないかな。島内からは、樹木で目隠しされていて、見えなかったものだ。

 12:30。本日のランチは海上レストラン「アズーリ・マーレ(Azurri male)」。ここが最後に残った未踏のレストランである。Azurriとは「サッカーのイタリア代表」とか「青」の意味。Maleとは「メス馬」とか「海」とかいう意味。つまり両方をつなぎ合わせると 、「サッカーイタリア代表のメス馬」・・・これじゃ意味が通らないので、たぶん、蓮の葉とかいう意味になるんでしょうな。きっと。

アズーリ・マーレ

ウィリアムさんと中国語メニュー

海側のよい席に案内された

いいとこだよ 窓の外は、これだし コテージから望遠で撮った写真

開放的なレストラン内

ドリンク

パン

前菜 各々別なものを頼むことにした

メイン パスタかピザから選ぶ

デザートだ 上品ざましょ?

 写真でご覧のとおり、結構なお点前であった。 今だったら、皿や机までガツガツ食べちゃうところだが、あの時は、僕達の胃袋は常に過飽和状態だったからなぁ。なお、僕達のコテージからアズーリ・マーレが見えるのだが、望遠で撮ったのが右上の写真だ。僕達の席は右の端っこだよ。なお、目が宜しい方は、屋根に死体が乗っかっているのがお分かりになると思う。てっきり、モルディブ殺人事件かと思ったら、ただの人形だった。こういういたずら心が楽しいね。

 14:40。ようやく、波も穏やかになってきたようだし、本日のシュノーケリングに出発だ。ちょっと海中は濁っていたかな。そして、ついにエサを使い果たす。

 

a

 

 

手前の紫のはフィンだ

いるいる

さかなかな? モルディブフグだ(適当)

曇ってても撮影会

昨日の新婚ディナー土俵の跡

こっちの水は甘いぞ

えさ食べるかい?

ボク食べるぅ〜(喰ってるトコ)

コテージの下まで戻ってきた

しかし、何度見ても、ええスイムスーツや

 17:15。ウォータースポーツセンターを(意味なく)経由して、ダイビングセンターへ。本日夕刻は、第二のエクスカーション「サンセットフィッシング」に参加するのである。

 センターラで利用できるエクスカーションは、(1)ジンベエザメツアー(2)シュノーケリングトリップ(3)サンセットクルーズ(4)サンセットフィッシング(5)ローカルアイランドツアーの5種である。
 (1)は火曜日に参加した。まさに最高のお勧めエクスカーションだ。・・・但しジンベエザメに出逢えればだが。(2)は、コテージのハウスリーフが素晴らしすぎるので 、わざわざ遠くまで出掛ける価値があるかどうか疑問なので、パス。(3)は、いつものドーニに乗って、ちょっぴりセンターラから離れて、ドーニの屋根にペタリと座って 、サービスのワインをくゆらせながら、夕日を見るだけ。ただなぁ、コテージのベランダに寝そべってても同じものが見られますからねぇ・・・と、パス。(4)が今回の。ダボハゼやうつぼ釣り放題のお得エクスカーションだ。(5)は 、一般のモルディブ人の住む島に渡って、墓とか掘っ立て小屋とか、住民の貧しい暮らしぶりを見学して、セレブ達が我が身の幸せを噛みしめる・・・という趣旨であるが、僕達は 、今回限りのニセセレブなので、貧しい住民など見ようものなら、自分のことのように身につまされて悲しくなってしまうので、これまたパス。と、言うわけで消去法から(4)に参加することにした。

 17:30。ドーニへの搭乗開始。しかし、何かトラブルがあったのが、すぐにもう一艘のドーニに乗り移らされてた。

みけねこ重傷現場(海中土管)がここ

ダイビングセンター前

このドーニに 乗り込むで〜

ドーニの中

夕日だ。曇が多いけど

ここで停泊。後方遙かにセンターラ見ゆ

釣り方説明から。糸を下ろして引っ張るべし

この円盤と糸で釣るのだ。

釣れてまっか?ボチボチでんな〜

何匹釣れたの?

5・6匹かのう

もう帰る

レセプション側の船着き場到着

さよなら李香蘭 行かないで

 ドーニは静々と大海原に出航す──と、15分くらいで、マチャフシ島北方に停泊した。センターラから大して離れていないじゃん。まずは 、サカナの釣り方の説明を英語でボ〜と聞いて(釣り糸を海に入れて、魚がかかったら引き上げるそうだ)、針に魚の切り身をつけた丸い糸巻きのような円盤をもらう。ヌフフ・・・なんと言っても 、若い頃は釣りキチ三平を愛読していたみけねこである。釣れぬわけはない!(釣りキチ三平は、人権圧力団体による言葉狩りによって「キチ」が放送禁止用語になったことから 、再放送されないそうです。釣り精神障碍者三平だったら再放送されたのかな)。
 時折、「ハイホー」と釣れたらしい叫び声があがるが、僕達の釣り糸の先の切り身は何故かふやけるばかり。おかしいなぁ。結局、釣れた魚は5・6匹。全て中国人の殊勲である。釣った魚は持ち帰って 、料理してもらうらしい。別料金で。(払いたくない人はリリースする)なお、うまいか不味いか、そもそも喰えないかはさっぱり分からない。
 19:30。行きとは異なり、レセプション近くの船着き場に帰着す。僕達の釣果は(ジンベエザメに続き)ゼロなり。クー、このエクスカーションも考えものじゃ。

 コテージに戻ると、明日の帰路の案内の手紙が置いてあった。チェックアウトは12:00。帰りのモーターボート出発は14:15だが、飛行機の時間が変わるかもしれないので、30分前にはレセプションに来てちょと英語で書いてあった。あと残り、いよいよ半日であるか。
 ちょっと散らかっていて恥ずかしいが、部屋の写真を少し大きく。右側は記念にちょっと書いてみた。(ウソ)

 20:00。夕食はやっぱりアイランドクラブへ。ウェイトレスさんに今夜の夕食はお勧めだわよと言われた(ような気がしたと彼女が言った)からである。今夜はいつものウェイトレスさんがいなかったな。
 (やっぱり、だんだん書くことがなくなってきて、機械的に報告しているだけのような感じで、申し訳ないです。)

アイランドクラブ正面入口

おばんでやんす

ツナのサラダ

スープ

パイナップルのジェラート

シーフードピラフかな

デザート

 コテージに戻る途中、ビーチでカニ&ヤドカリを捕まえる。この子達、砂に穴ほって棲んでるんだよね。ヤドカリはともかく、カニは超激速。カニレース用に捕まえようったってこれじゃとても無理だから、ヤドカリにしちゃうのがよく分かった。

 22:30。就寝。明日は──。みけねこモルディブ隊の時間も尽きかけている。

 

 十章 さようなら センターラ・グランド・アイランド・リゾート&スパ モルディブ! −西暦2015年8月28日(金) 前編

 07:00。起床。センターラ・グランド・アイランド・リゾート&スパ モルディブの──モルディブ最後の朝。晴 れは晴れだが、やや雲が多い。

 08:00。最後の朝は、やっぱりアイランドクラブさ。いざ出発。

晴天だ

黄色いサカナいないかなぁ

でも雲が多いかな ドアから出たトコ。こんな風景

あの屋根の上を見て見て!

ズームしたら丹頂鶴だっ!(たぶん違う)

いつもの桟橋をアイランドクラブへ

桟橋より右手を見る

裏口よりクラブへ進入す

プールサイド

ここでも食べられるよ

相も変わらず美しい眺め

 半屋外のテーブルに初めて座った。ビッフェへ取りに行くのはちょっぴり遠いですけど、なかなか気持ちがいい。

 朝の飲み物はもちろん、ここでしか飲めないフレッシュオレンジジュースだ。朝はやっぱりこれだね。確かに、リーフにだって100%オレンジジュースがあるのは認めよう。100%濃縮還元のがね。それからもちろん 、エッグベネディクトだ。クンクンには、ピーマン抜きのオムライス。ところら、クンクンにはこのオムライスが相当うまかったらしい。少し分けてくれと頼んでも断固拒絶だった ということは間違いない証拠だ(不味い時はどんどん分けてくれますからな)。一回くらい食っとけばよかった。

半屋外のテーブルへ

パンが美味しくてさ

100%濃縮還元・・・じゃないよ

ピーマン抜きオムライス

右を見る。誰か寝てるゾ。足が見えてる

左を見ると、こんな感じ

 09:10。最後のシュノーケリングへ出発。彼女が、魚の餌用にアイランドクラブの食パンをぱくってきてくれた。その手があったか!・・・いや〜食いつきがいいこといいこと。サカナ達は満面の笑みを浮かべて(それにしてもすげー牙だ)集まって 来るは来るは。昨日の国産金魚のフン・・・じゃなかった、エサの比じゃない。確かに人間が食べても、アイランドクラブのパンは異常にうまいですからね。サカナも分かってらっしゃる。

最後のシュノーケリングへ

パンをビニール袋に入れて

さっそく来ました ワザワサと

この子可愛いでしょ

海上 ↓(下から撮ると)

お気に入り魚もきた

左のとは違う色違いポケモンだよ

ちょーだい

ちょーだい

ウジャウジャウジャ

海中 ↑(上から撮ると)

大人気の有様だ

そろそろコテージへ

黄色い魚チャンが戻っていた

ヒョエー。珊瑚礁から追いかけてきた

離れないぞ

もうエサないよ ゴメン

 コテージの階段まで戻っても、サカナ達は団体行動で追いかけてくる。いやはや──そうそう。 階段に棲む小さい黄色い魚たちも無事戻ってきていた。やあ!久しぶり。
 この最後のシュノーケリングが、今までで一番、魚と出逢うことが出来た。アイランドクラブのパンのお陰かもしれまえんけど。

 クンクンとみけねこは先に上がったのだが、彼女はもう少しだけ冒険・・・戻ってきて彼女が言うには、コテージの下で恐るべき怪物を見たと言う。それは巨大な紫色のクラゲにも似たモンスターだったと。恐らく昨日の嵐 によって地獄の裂け目から出てきた可能性が高い・・・とは別に思わなかったが 、とにかく恐ろしいクラゲだったと言う。そこで、彼女が撮ったビデオから静止画を切り出した。ぬぬぬ。きっと名前は、Moldives Devilとかに違いない〜と思ったが、帰国して調べたところ、イボクラゲというありふれた名前だった。
 なお、彼女がダイビングセンターのスタップに聞いたところ、あのクラゲは泳いでいる時はフワフワして何もしないが、下に沈んでいる時に近寄ると、ピューっと襲ってくるらしいとか。それにしても、英語がよく分かるものじゃ。

隣室の階段だ

さて、登ろう

シャワーを浴びて 屋根

喫煙場所

お気に入りの場所だ

雲がわき起こっている

荷物を片付けて

最後に部屋を振り返る

スーツケースを出して

84号室ともお別れだ

北北東から雲が押し寄せてきた

東方向はまだ大丈夫

西方向もね

南・・・アイランドクラブ方向

 11:50。荷物をスーツケースに詰めて、ドアの外に出す。最後に部屋を振り返った。さようなら。ありがとう。

 アイランドクラブで聞いたところ、チェックアウト自体はレセプション とのこと(アイランドクラブの特典のひとつに「プライベートチェックアウト」とあ るが、これは、クラブでの昼食や、プライベートプールで遊んでいてもいい(シャワーや更衣室もあります)という意味らしい)。ウォータースポーツセンターで借りっぱなしだったフィンを返却し、レセプションにてチェックアウト。13:30には、ここに集合してくれとのこと。昨日のお知らせより15分早いのだ。なお、追加料金はブティックで買った土産のお代だけで 、チェックイン時に提示したカードでの引き落と(JPY \4,364)のみであった。結局のところ、センターラで直接使った金額は、これと、毎日の枕代3$X5日分だけだった。

 (最初の頃は写真をケチケチ載せてたけど、そろそろラストだし、ガンガン載せちゃいますね。これでも数枚に一枚の割合くらいなのです。)

誰だ 看板の上にコーラ置いたのは

アイランドクラブ 建物左の扉は更衣室

クラブを通り抜け

ウォータースポーツセンター遠景

画面中央 何かしてる。ズームしてみよう→

スタンドアップパドルサーフィン(サービスカット)

ここはアクア・バー前の桟橋からだ

では、ランチに参ろうぞ

もちろん!アイランドクラブへ

船着き場方面

画面中央 おっ来てる。今度は等倍切り出し→

ホラね。でも等倍だと結構画質荒いんです

 12:20。さて、最後のランチはやはりここしかあるまい。昼食を食べにアイランドクラブへ戻る。なお、クラブを付けていない人については 、オールインクルーシブは 午前中で終了なので、出発の時間まで、空きっ腹をゴシゴシさすりながら、唾を飲み込んで我慢するしかないのだ。いと哀れんり。

 ところで、このランチのお値段いくらだと思います?聞いて驚け!(ジュースは除いて)合計84ドルじゃ。つまり、一人当たり28ドルかな。考えてみればそんなに驚くほどじゃないか、ここなら。日本だったら、泡吹いてぶっ倒れて痙攣するところでしょうけど。

グリーンピース+その他モロモロスープ

ハネジュー&ウォーターメロンジュース

パッションフルーツシャーベット

メインのツナサンドウィッチ

デザートはフルーツカクテル

半屋外にあるベッドでゴロゴロ

クラブ前のビーチへ降りてみよう

ビーチからクラブ

そこにはビーチチェアが並ぶ

新婚さん用ディナースペースだろう

もちろん、ここでも記念写真を撮ったさ

ん?そろそろ時間だ。行くよ〜

 まだ少し時間があるので、クラブのビーチをブラブラ。迫ってきていた雲が、いつの間にか、真上まで覆ってしまっていた。ほんの少し前までは晴れていたのに。

 13:30。レセプションのあるアクア・バーへ。そういえばと、アクア・バー近くの人気の椅子に座るのを忘れていたので、写真をパチリ。三つ並んでいる椅子の一番 突端が大人気で奪い合いとか(この時は座っている人いなかったけど)。
 バー内の良さげな椅子を見つけてしばらく待機。人間ウォッチングでもしよう。・・・ここのこの時間。結構、帰る人が多そうだ。あの中国人のおじさんのファッション。めちゃ格好いいよね。「男 ・任侠 千汰亜羅(センターラ)」とかいう邦画の主人公に出てきそうじゃないか。ムっ。おなじみシマシマカップルもいるぞ。フーム、帰る日もいっしょだったとは 不思議な縁(えにし)である。人種は違えど、親近感が湧いてきちゃうのだ。相変わらずあの横島の服着てるし。なお、奥さんはまた違う服を着てた。

 このモルディブ滞在中の一週間。じっくり観察しての一般的な結論だが、中国人の新婚さんの特徴は、若奥さんはホッソリしているのに対し、夫の方はほぼ例外なく小太りである。つまるところ 、小太りであることは党幹部の子弟であり、イコール。権力・財力 を持つという証なのではないだろうか。

 キム・ジョンイル似の小太りの日本人男子諸君。今すぐ中国へ飛び給え...モテモテ確実だ。

レセプション&アクア・バーへ

こちら、大人気の椅子なんですって

アクア・バー内

ここに座ろーぜ

中国最先端のファッションがこ・れ・だ

あれっ。シマシマの人だ!

 14:15。ライフジャケットを着せられ(来るときはなかった)、スピードボートに搭乗す。スーツケースもいっしょだ。今回は、「Centara2」号でエンジン二基の強化版。1号は一基しかなかったから、3号 (があるとしたら)はきっと三基なのだろう。 同乗したのは、結局、シマシマカップルと、(なんと)日本人ファミリーだけだった。そう言えば、いつだったかリーフで見かけて、なんか中国人っぽくないなぁ・・・なんとなく日本語っぽいのをしゃべってるし・・・と思っていたんだっけ。どうもここにいると、誰も彼もが中国人に見えてしまうきらいがある ようだ。
 レセプションにいた残りの待機客は、ドーニに乗るようだ。たぶん、水上飛行機へ向かうのだろう。

Centara2号

1号より広い

アイランドクラブをチラリ振り返る

バッハッハーイ

ツインターボエンジンが吠える

マチャフシ島が小さくなっていった

 14:19。スピードボートが動きだし...船着き場のスタッフが気だるげに手を振ってくれる。少しずつ少しずつセンターラ・グランド・アイランド・リゾート&スパ・モルディブは小さくなっていき、やがて水平線の下に沈んでいった。


最後のセンターラの写真が曇天だったのは残念だ。

 

 第十一章 モルディブとの別れ −西暦2015年8月28日(金) 後編

 14:40。20分もかからず、デジャブ感のあるマーミギリ島の船着き場に到着。確か、ジンベエザメツアーの時は、ここまで1時間もかかったんだよなぁ。
 船着き場のコンクリートの通路で、空港行きのバスを待つ・・・来ないな。さっぱり。なんだか。しかし、何もないところだ。椅子もないし、だだっ広い空間が広がるだけだ。空港まで歩いていった方が早いんじゃないかと考え出した頃、ようやくバス(というよりミニバン)が到着した。すっごく待ったような気がしたが、 只今15時。たった20分ばかりだったようだ。

マーミギリ島に近づく

ありがと。センターラ2号ちゃん

コンクリートの通路でバスを待つ

しかし、さっぱり来ない・・・

このバスに乗り込め

マーミギリ空港建物(小屋)へ

こちら待合室。狭いんだ

VP608便 搭乗開始

プロペラがペラペラと回る

マーミギリ島が小さくなっていき

スッチーがこちらを睨む

翼よ。あれはっ!センターラだ

 15:05。マーミギリ空港到着。ここでちょっと不安(Eチケットもバウチャーももらって ないため)だったのだが、カウンターでスーツケースを預けて、パスポートを見せると、ホイホホイッと"VILLA AIR fly me"VP608便の搭乗券をくれた。パスポートの情報がちゃんと連動しているらしい。

 しかし、荷物検査で問題発生!手荷物のバックに入れておいたみけねこの100円ライターが、係員に「ムニャムニャムニャー」と言われて没収されてしまったのである!遙か 遠く日本からたったの一個だけ(成田では、ライターは手荷物に一個しか持ち込めない)持ってきたってのに。モルディブでは 、国内線では手荷物にライターを入れてはいけないとか法律でもあるのかな?イスラム法の国だし。皆さん、マーミギリ空港ではライターはスーツケースに隠しておこう!

 狭〜い待合室でしばらく待たされて、15:45搭乗開始。ドアから外に出て、飛行機まで歩いて行くいつものパターンですけどね。

 16:00。定刻どおり離陸。日本で想定していたのが18時発VP610便だったので、順調といえば順調である。なお、行きの時に撮り損なったモルディブのスッチーの制服は、上の写真のとおり。白い半袖シャツに黒いパンツと(イスラム圏だと思うと)意外とラフ な格好だ。写真は小さくなっちゃったんですけど、何故かず〜と睨まれているような感じで、ついつい、こんなものしか撮れなかった。
 窓側のクンクンが、眼下のセンターラの写真を見事に撮ってくれた。来るときは、ずっと注視していたが見られなかったものだ。

 16:30。マーレ空港に着陸。地面が濡れている。ついさっきまで雨が降っていたようだ。スーツケースを受け取り、 国内線の建物を出て、シマシマカップルにくっついて、国際線のターミナルまでトコトコ歩く。向かうは、"MALDIVES TRAVEL FACTORY" 63番のカウンター(辺り)だ。帰りはもちろん、来たときの逆コースなので、様子は分かっている。

Arrivalと書かれた入口へ

ここで、スーツケースを待って

国際線のターミナルへ

JTB現地係員(兼)の怪しき男再登場

右側の"ARRIVAL SHOP"に100ライターあった

喫煙所も発見。シマシマカップルか?

 おお、いたいた。黒服の怪しき男・・・改め、よく見たら青服の怪しき男が。帰りのチケット(マーレ空港〜コロンボ空港、コロンボ空港〜成田空港の二枚)を受け取り、 アチラの"Departure"と書かれた出発ゲートに17:30以降に入れるよと( ずいぶん久しぶりに聞く日本語で)教えてくれた。
 只今16:52だ。まだ時間がたっぷりある。うん、マーミギリ空港で没収された100円ライターについて尋ねたところ、怪しき男は次のとおり答えた。

 「ライター、この辺りには売ってないアルね
 「没収されたアルか?ウッシッシ。ソレ成田から持ってきたライター?・・・それ、若い係員、間違ってるね。きっと、アナタを中国人だと思ったアルね。中国人、何でもするアルから。どこでも プカプカ吸うアルし

 との見解であった。非道い話アル!ここにきてまで中国人の悪マナーについて聞かされるとは思ってもみなかったけど。悔しいので、時間つぶしに100円ライターを探し てみたら、怪しい男の断言にもかかわらず、売っている店をあっさりメッケたのは幸いだった(しかし4ドルもした。なかなかモルディブっぽい100円ライターなので、写真を掲載するつもりだったが、その後、禁煙するハメになったため、ちょうどこの文を書いている 今(10/18)の前の晩、捨てちゃったのである。惜しかったけど──目の毒なので残しておくわけにはいかん)。マーレ空港には、喫煙場所がこんなにあるのに、ライターが売ってないわけないとは思ったんだ よな。なお、上の喫煙所の写真(右端)のシマシマカップルは、姿形はそっくり(小太り夫とスマート若妻)だが、シマの模様が少し違うので、別カップルである。 念のため。

 17:30。出発ゲートへと進む。手荷物検査を通って航空会社のカウンターへ。早く来たのはいいが、肝心の係員がさっぱり現れず、後ろの列はどんどん伸びるばかり・・・30分近く待って、ようやくスーツケースを預け、階段を2階へ。 出国審査を通れば、ここがマーレ空港の免税店エリアだ!
 マーレ空港の免税店は、「何もない」、「田舎」、「値段が高い」、「鄙びた 山奥」との事前の噂であったが、いやなんの、立派なものである。確かに紅茶に関しては、コロンボ空港の安さには及ばないですけど、土産物買いはここで十分だと思う。メビウスを買おうと思ったが、SKY BLUE(メビウスライトってこと)しかなかった。残念じゃ。
 飛行機に乗れば機内食が出るのは分かっていたが、最後の贅沢に好きな物をということで、バーガーキングのハンバーガーを食べる。いや、ちょうど、こういうジャンクフードが食べたかったんだ。 やはり安い食い物は実にウマイですな。

出発ゲートこちら 航空会社カウンター

2階 免税店エリア

シマシマ目撃情報はこれが最後だった...

バーガーキングでハンバーガーを

1階ゲート前のネズミ達 大集合

いよいよ搭乗だ

と言っても、外を歩くのだ

UL104便

タラップを登って

コロンボ空港までひとっ飛び

コロンボ空港到着だ。ネズミ達さよなら

 20:00。1階の出発ゲート(GETE 3前)に行くと、かなりの混雑ぶり。しかもこの空港、ネズミが多くて、あろうことか、記念撮影なんかしておる。きゃつら確かに人間っぽく化けてはいるが、みけねこの目はごまかされない。 あの・・・耳は、ネズミであるなによりの証拠だっ!

 20:30。搭乗開始。またも外をテクテク歩いて(すっかり慣れた)、UL104便へ。しかし、ネズミどもめも、ちゅーちゅー鳴きながら乗り込んで来よった。きっと、モルディブから エサの豊かなスリランカに移住する・・・ってワケでもあるまいし。たぶん香港ディズニーリゾートにでも行くんだろうなとは想像したが、なぜ黄色人(中国人とは断言できん)がモルディブから、 ソチラに向かうのかさっぱり分からなかった。

 21:00。UL104便離陸す。機内食が出た(ゲップ)が、これは予定通りパス。

 23:00。 コロンボ空港(バンダラナイケ国際空港)到着。来たときと同じようにジャバラの先の通路を左折して、Arrival方面へサクサク歩き出したが、搭乗ゲートが(チケットを見て)、Gate8じゃないかと気づき、Uターン。右方向に行くべきだったんだ。これじゃ、免税店に寄ることが出来ないじゃないか !ここの待合室で久しぶりに日本人を多量に見る。そりゃあ、成田行の飛行機ですからねェ。キャンディペロペロ祭り、皆さん見てペロペロたのだろうか。

 23:30。搭乗開始。これだったら、大急ぎで免税店に行って戻ってこれたかも。
 23:45。UL454便、離陸す。その後出た機内食はほぼパスしてしまった(またゲップ)。

ここ左に違いなか!

ドンドン・・・行くぞ・・・あれ?

逆だった。UターンしてGete8へ

待合室は日本人でいっぱいだ

UL454便へ搭乗!

またも通路側3席並び

サリー姿のスッチー。腹の写真撮るの忘れた

機内安全ビデオが結構面白いですぞ

00:50 機内食その1 パスタ他

06:20 機内食2 ソーセージ他

こういう写真、たまにはいかが?

ようやく成田到着だ


−西暦2015年8月29(土)

 12:10。成田空港到着。もうこれ以上細々と書く意味はない。帰る時はいつだって、あっという間だ。かくして、僕達の一週間のモルディブでの夏休みは終わった。その後...

 スワンブアでの昼食後、クンクンの夏バテは、完全に解消したものと思われる。
 みけねこの指の怪我は、その後10日ほど絆創膏を巻いていたが、その後、なぜか手首が腱鞘炎となってしまい、本文を書き終える10/18となっても、未だ一進一退 。重篤の状態続く。

 来年の夏は──どうなのかな。クンクンも中学生になるし、部活とか忙しいんじゃないかな。それに、これ以上の夏の旅行プランは 決してなさそうですしね。次はやはり鬼怒川でしょうか?

 さて、家族でさえ読まない、自己満足のために書き綴ったモルディブ旅行記でしたが、これにて一巻の終わりとなります。ここまでお付き合いいだたいた貴方(きっといますよね?)に、心 からの感謝を込めつつ、筆を置くこととします。

 

みけねこモルディブ隊〜モルディブ旅行記 完


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