福島県の温泉!

五色沼の湖面

いわき市

スパリゾートハワイアンズ 福島県いわき市常磐藤原町蕨平50 0246-43-3191 ホテル(日帰可)

硫黄塩化物泉・塩化物泉,59.5度 内・露天(水着及び男女別)・プール(水着) 9:30〜22:00(季節・曜日によって異なる) 2,800円(夜間割引有)

ハワイアンズ入口。ガラガラでしょ?

 愛と欲望の総合温泉レジャー宿泊施設「スパリゾートハワイアンズ」に行った。ここは,な・な・なんと!うをを〜入場料が2,800円なのである。ギョエ〜!(自分で書きながら仰け反ってしまった・・・)皆さん。280円ではないので,是非お間違えなきように。ボクも独身の頃は行ったことがあったが,既婚者となった今では,退職金でも出て,冥土の土産でもない限り決して行くことはあるまいと思っていた超高級温泉施設なのである。ところが!なんと義父さんと義母さんからタダ券をもらっちゃったのだ。12月末まで有効のやつを。きっと,みじめな生活をしている娘夫婦を見かねて,少しは人生に潤いを与えようとくれたに違いあるまい。
 夕べは,せっせとムダ毛の処理などをしたり,サイフにお金を詰めたりして今日に備えた。なんといっても,上流階級しか行けないハワイアンズだからね。少しおめかししなくちゃ。
 かくして,早起きしたボクタチは,9時半に我が家を出発。高速道路を粛々と走り,11時前にハワイアンズに着いたのであった。時間的にはそれほどでもないが,我が家から距離は結構ある。なにせ隣の県だし,高速料金で片道2,050円もするのだ。それにしても,タダ券もらえて本当に良かったのう・・・。入場口を見渡すとガラーンとしている。あれ?今日は休館日なんてことはないよね?その時,お年寄りがノロノロとゲートをくぐっていった。一応やっているようである。入ってみると,やっぱり相当ガラガラであった。
 フム。実は,ボクタチが結婚する前のこと。ここのホテルハワイアンズに一生の思い出に泊まろうとしたことがあった。まだ,バブルの余波が残っていた頃のことである。しかし・・・「予約お願いしたいんですけど」「ハイ。○月○日ですね。何名さまでしょうか?」「2名です」「満室でございます」「土曜日で空いている日はありますか?」「1年先までありません」・・・2名だと冷たいね。4・5名ならどうだったのだろう。
 

ウォーターパーク。中央は帆船

スプリングパークの屋外へ

 階段を登って広い更衣室に行く。オバチャンが掃除しながら,こちらをチロチロ見ている。熱心で結構なことである。ボクも,ハワイアンズの従業員になって,是非とも女子更衣室を掃除したいものだ。ササッと水着に着替えて,ウォーターパークへ。熱気がむわっとする。ここは,トロピカルムードいっぱいのドーム型プールなのだ。カナヅチのようによく水に浮くボクは,ここをスッと素通りしてスプリングパークへ向かう。結構歩いて,階段を4階へ上がる。ここから屋外の温泉プールへ。ブルル・・・。
 今日は比較的暖かいハズだが,さすが12月も中頃となると寒いね〜。ここもあまり人気がなくて,家族連れが何組かいる程度。サウナに入ったり,ジャグジーやら一通りいろんな温泉に入る。一応温泉とのことだが,泉質はまったく感じられなかった。しばらくジャバジャバ遊ぶ。彼女は,カエルみたいにスイスイ泳いでいたが,ボクは水の中を歩いてついていく。人間たるもの,大地を踏みしめて,一歩一歩前進するのが人生の醍醐味ってもんさ。しばらく遊んでいると,あっと言う間にお腹が空いてきた。それに寒いし。スプリングパークの屋内に戻って,3階に降りることにした。3階の屋内温泉では,やっぱり,ミストサウナとか,念のためやっぱり全部の温泉に入る。こんな高いとこメッタに来れんからのう。水着姿のオンナノコをじっと見つめたりした後,良さそうなお昼ゴハンを探してウォーターパークまで戻ることにした。途中,裸ではいる浴室(こちらは男女別)を経由して近道する。当然ながら,真っ裸がいっぱいいたのだが,温泉たるものこれでなくちゃ。水着で入るなんて,温泉じゃなくてただのプールだよね。なんだか,水をたっぷり含んだ海水パンツがズッシリと重くて,しかも冷たくなってきたなぁ。冷えちゃうよ・・・。
 
 

ポリネシアンショー。スゲー!腰が

 お腹がぺこぺこのボクタチは,ウォーターパークにあるファーストフードっぽい店をイロイロ探し歩いた。ちょっと奥の通路にもさまよって入ってみたら,そこは紳士淑女が礼服に身を固めてシャナリシャナリと歩いているではないか。どうもホテル宿泊者らしい。レストランがあったのだが,さすがにこの格好(水着)じゃ入れないってもんである。結局,ウォーターパークのピザのお店でマルゲリータを食べることにした。850円也。飲み物はブラッドオレンジジュース!でも,このジュース,700円もしちゃった。ウヘェ。
 13:30,ポリネシアンショーが始まるというアナウンスがあったので,モチロン見ることにした。期待していなかったのだが,結論としては,これは見とかないとバチが当たる。ハワイアンズダンサー達が腰をふることふること。あの動きはまさに驚異である。ヤッポンなる国では,パラパラとか言う手をゆっくりと動かす踊りがあると聞くが,ポリネシアンショーに比べれば,幼稚園のお遊戯を見てるようなモノである。彼女たちのお腹はキュッとしまっていて,つい,自分のお腹を見ちゃいましたヨ。

日本一???の大露天風呂「与市」

 ボクタチは,温泉に行くと,少しでも元を取るために頭を洗うことにしている。そこで,最近,新しく出来た「与市」という名称の日本一(ハワイアンズの広告によるとだが,大変怪しい)の大露天風呂にトコトコ向かった。ここは水着を脱いで入る露天なのだ。楽しみじゃの〜。
 階段を登ると,和風の感じでなかなか風情がある作りのゾーンになっていた。その先にある露天にチャポンと入る。フムフム?動き回ったり,薬草蒸し風呂を覗いてみたりした。若者がいっぱいいてイイ感じ。外人さんもいたので興味津々でジックリ見てしまった。
 しかし!ここには洗い場がないのだ。こんなに広いのに。仕方ないので,海水パンツをまた履くと,大急ぎでスプリングパークの3階にある男女別浴場の方に向かった。彼女と待ち合わせの時間までに行って,頭洗って来よっと。着替えは,海パンを履くだけだから,実にラクチンなのはいいとして,それにしても結構遠いんだよなあ。早足でも片道5分くらいかかるのだ。
 スプリングパークの方の浴場は,与市ほどではないが,結構広くて露天や古代檜風呂なんかもあって充実している。しかし,泉質に関しては,全般に薄くて温泉の成分はまったくと言っていいほど感じられない。成分を感じられるのは,古代檜風呂とスプリングパーク3階水着ゾーンのかけ湯,与市のあがり湯の計3カ所のみだ。これだけの広い温泉施設だから,湧出量だけではトテモトテモでしょうケドね。まあ,こういう施設で泉質を期待してはいけないのだ。
 16:00。更衣室に戻って,服を着替えると,ハワイアンズ最後の思い出として,アラビアンナイトマジックショーを見に大ホールに向かった。このショーは,若い女性達がマジックをやるのだが,なかなか本格的なある。男装してたりして,宝塚みたいだ・・・あれ?よく見ると,マジックの出演者はみんなポリネシアンショーのハワイアンズダンサーの面々ではないか。フーン。ダンサー稼業もラクじゃないようだ。でも,そういう生活ってとても楽しそうな気がする。ショーが終わると,ボクタチはお土産売り場を通って外に出た。もう外は真っ暗である。また高速に乗って帰らなくちゃ。でも,フー。楽しかった!(00.12.16)

小野町

O太屋 福島県田村郡小野町谷津作字小治郎82 0247-72-2819 旅館  

 (2002年11月1日記載に関しては削除。その理由は以下のとおり)

 別に秘することでもない。本人もそうしてくれとは言うまい。クレームのメールが届いた。二年少々前に温泉湯処情報!みけねこリカちゃん隊に書いたO太屋の主人からである。私信に関わることなのでそのままの掲載は しないが,趣旨は「記事が悪意あるものであり非常に迷惑なので,削除するように」とするものだ。うーん。悪意などまるでなかったし全般的に褒めていたつもりだった・・・と見直して,(申し訳ないが)わざと面白く書いたつもりのところが,この主人のお気に召さなかったの か。そういう人はいるし,ネットというものに慣れておられないのだろうが,これを強弁するのは明らかにみけねこの非である。
 
みけねこリカちゃん隊の記載は削除し,次のとおり返信した。

>> (旅館の主人による悪意があるとする文を引用)
>へたくそなユーモアのつもりだったのを悪意とされたのですね。次のように評価して
>いましたが,貴方の要求どおり旅館の全体を削除します。

>>老舗の小さな古い旅館(大正時代に創業だそうである),いつまでも,がんばって
>>欲しいものだ。

>ただ,日帰り入浴可と当時の観光ガイドに掲載されていたのに,その後とりやめたに
>しても”特別な配慮で入れてやったのだ”という気持ちで営業されていたとは・・・。
>いや失礼。別に人の考えをどうこう言っても仕方ありませんね。

 皮肉めいたことを書いてしまった。なぜ気持ちよく削除して終わりにしなかったのか。こんな蛇足を。 本来ならば,最後の三行の部分は存在せず,この日記自体も皆さんの目に触れることはなかったはず。
 それは,「こうこうこういう気持ちで日帰り入浴をさせてやっているのだ 」ということをO太屋主人のメールの中で長々と読まされた故だ。日帰り入浴客など安価であろうし,それは他の温泉施設の経営者も心の中で思っては いることかも知れないが,それを目の当たりに読まされることは,想像以上にげんなりした。今までも
温泉湯処情報!に記載した温泉施設からメールはよく頂く。なぜか,O太屋どころではなくかなり悪い評価をしてしまったところからが不思議に多いので心苦しい。
 二年前のあの日。帰り道にみけねこと彼女は話し合っていた。みけねこは,栗一つの高評価を。彼女は,じゃがいも三つ(日本秘湯の会筆頭の大丸あすなろ荘だって栗ひとつである)くらいではないかと主張した。結局,じゃがいも三つとしたのである。
 悪意がどうこうのメールは問題ではない。しかし,メールで休憩時間がとか仕事の効率がとか言われたことに対し,一(いち)日帰入浴客としては, お気に入りマークはつけられなくなった。ここんとこで「お邪魔な客で悪うござんしたね」とスネちゃったのである。実は。
 その後ももう一通のメールをもらったが、見解は変わらなかった。変われば良かったのだが。

 ──ただそれは,後から思い直せば,みけねこが「温泉はこういう気持ちでやってほしい」との勝手な思いこみからそう感じただけのことであり,他の常連のお客さんには とてもいい温泉かもと,公平のため記さなければならないと考え直した。この最後の部分は一週間ほど経ってから思い立って追加したものだが,思い起こせば,あの時本当に楽しかったのだったのがなぁ・・・。 今となってはそれもむなしき思い出だ。(04.12.4。パルパルのお気に入り「不定期日記」より)


福島市

旅館玉子湯 福島県福島市024-591-1171 旅館(日帰可)  

硫黄泉 内・露天 10:30〜15:00(水は13:00〜) 500円
  高湯温泉街の入口に位置する旅館である。明治元年創業の老舗であり,高級そうな感じといかにもの雰囲気が見事に調和している。露天は,男性用と女性用が小さな渓流沿いにそれぞれ2つあり,いちいち着替えなくてはならない。白濁した湯につかると,肌が玉子みたいにつるつるすると聞いて,前々から楽しみにしていたのだが,期待に違わぬなかなかのシロモノである。結構泉質がキツメなので,みんなちょっと入ると湯船のへりで一休みだ。入っている間,この手の温泉は本来混浴のハズと私の妖怪アンテナが主張しつづけていたが,残念ながらそうではない。観光地化してしまったのだろう。いかにもの雰囲気は,実は詳細に見ると,よく手入れされつくしたものである。

塩原村

裏磐梯猫魔ホテル(倒産) 福島県北塩原村0241-37-1111 ホテル(日帰不可)  

ナトリウム塩化物硫黄塩泉 内・露天    
 五色沼檜原湖畔にたたずむ大きなリゾートホテル。シーズンオフの割引料金だったので,行くことが出来た。めったに泊まれない豪華なホテルだ。もちろん,茶褐色の露天風呂の存在が選択の大きな理由。近代的なホテルで味わいのある温泉に入る。こういうのもいいね。

P.S. なんと,01.4.8を持って倒産したとの情報が。非常に豪華なホテルであったが,スキー場に隣接していないこんなところに大丈夫かという印象はあった。同じネコ族として実に残念である。


西郷村

大黒屋 福島県西郷村真船寺平1 0248-36-2301 旅館(日帰可)  

石膏泉,48.8度 大岩風呂(混浴)1,婦人風呂1   630円(休憩込1,000円)
  長いトンネルをいくつも抜けると,急に道が狭く下りだし,その突き当たりに,二階建てのボロッチイ旅館が見えてきた。ここが,目的地の甲子温泉の一軒宿「大黒屋」なのである!入口には,「日本秘湯を守る宿」のチョウチンがぶらさがっていた。これを見ただけでゾクゾクしてくる。結構テレビでも紹介されている有名な温泉なのだ。なんてったって,混浴の大岩風呂があるのですゾ。ただひとつ心配なのは,昨今の若い女性によく見うけられる秘湯ブームである。なんでも,女子大生とかが,男性のハダカを見たい一心でゾロゾロ団体様でやってくるというウワサではないか。ボクタチは恐怖で震える足取りで,ロビーに入っていくと,思いがけず,結構客がたむろしている。昨日の泊まり客が帰ろうとしているのだ。さて,ロビーで一人630円を払って,狭い廊下を大岩風呂を目指す。ううっ。ドキドキしちゃう。廊下はすぐ階段となり,ドンドンどんどん降りていった。こういうのって,大好きなのだ。つきあたりのドアを開けると,そこは外であり,目の前の小さな橋を渡った川向こうの建物が浴場になっているらしい。
  フム・・・あそこが有名な混浴の大岩風呂であるな。どうすれば,女子大生のイヤラシイ目つきから,ボクの白い美肌をさらさないで入浴出来るだろうか。きっと,服を脱ぐときなんか,酔っぱらって手ぬぐいをハチマキにした女子大生達が「ヒューヒュー」とか口笛を吹いて「ニイチャン。いいケツしてんな。ヒヒヒ」とか言うに違いない・・・と思い悩みながら,引き戸をガラガラ開けてノゾいてみる・・・あれ?女子大生どころか,オバアサンさえいないゾ。いるのは,(ボクみたいな)品の良さそうなオジサンばっかり。チェッ!
  右隣りには,女性専用岩風呂があった。成る程。ズッル〜イ。女性達は,ゆっくり入りたい時は,女性専用に入り,目の保養をしたくなったら,混浴の方に(ノゾキに)来るって仕組みなのである。彼女は残念ながら,女性専用の方に行ってしまった。きっと今日は,ゆっくり入りたい方の気分だったのだろう。
  この大岩風呂は,15×5mもある非常に大きな内風呂で,湯船の中央付近は立って入れるほど深いのだ。泉質は無色透明。風呂の中の湯はぬるく設定され,ゆっくりと長時間入ることが出来る。あの白河藩主松平定信公も湯治に来たという古湯なのだ。
  注意書きがあって,岩風呂の真ん中に子宝の石があるらしい。どれどれ?ペタペタさわってみる。なんか,黒くて丸っこいのが沈んでいた。
  湯から上がって外にでると,身体がポカポカである。気温は低いハズなのに,実にキモチイイ。なかなかの泉質と見た。しばらくすると,彼女が出てきたので,また橋を渡って玄関から外に出る。彼女によると,女性専用岩風呂の真ん中に黒っぽい石があったので,知らずにそこに座っていたそうだ。「それは非常に霊験あらたかな子宝石だよ」と言ったら,ビックリしていた。5つ子でも出来たら大変なことである。どうしよう・・・。
  なんでも,「大黒屋」は明日(11月13日)で今年の営業を終了しちゃうらしい。ここらへんって,雪深いのかなあ?でも,良かった!来週来ていたらがっかりしてしまったろう。まったく,人間,真っ正直に生きているといいことがあるものである。すっかりゴキゲンのボクタチは,トクしたトクしたと思いながら,ニコニコ帰ったのであった。(00.11.12)

 


東京都の温泉!

式根島泊港

大田区

蒲田黒湯温泉ホテル末広 東京都大田区西蒲田8-1-5 03-3734-6561 ホテル(日帰可)

ナトリウム−炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉,17.6度 内1,サウナ,ミストサウナ 6:00-9:00
13:00-24:00
1,050円(1時間半)
蒲田駅を出てすぐにロケーション?する温泉。最近,出張でよく利用する。理由その1:一泊朝食込みで6,500円と格安だから。理由その2:温泉があるから,である。外観は古めかしいが,ロビーも古めかしい。部屋も古めかしい。悪く言っているように聞こえるかも知れないが,この値段では,激賞するほかあるまい。でも,温泉は新しく且つ又めずらしい。古世代の草や木の葉が地下水と混じって出来た冷鉱泉で,色はコカ・コーラのような黒褐色!ぬるぬるべたべたして,顔をこすっていたら,その後しばらく頬が赤くなってしまった。思いがけず強力だ。宿泊(6,500円〜)がオトクだが,(都内であることを考えれば)日帰でも決して損はすまい。(00.1.24)

ホテル末広

豪華な部屋

 どうも風邪を引きかけたらしい。昼間は気力でもたせていたが、大森駅から電車に乗る頃には、少しフラフラしていた。
 蒲田駅に着くと、さっそく薬屋で風邪薬を買う。最後にここに来たのは・・・確か雪が舞っていたっ。一昨年の冬だった。6時前でまだまだ明るいはずだが、空はどんよりと暗く雨がひっきりなしに降っている。
 ボクはため息をつくと歩き出した。ユウゴハンを先に食べて、それから今夜のホテルでのんびりすることにしよう。なんとなく、駅前からホテルの反対側に足を向ける。途中、吉野家発見。吉野屋の隣は、”うさぎちゃん”という謎の店があって、黒服の青年がボソボソと「お客さん。特別サービス5千円です」と話し掛ける。”うさぎちゃん”ってどんな店なんだろうと思いながら通り過ぎて・・・こりゃ、やっぱり調子がヤバソウと思ったボクはUターン。セブンイレブンでジュースとお菓子を買い込んで、さっきの吉野家に向かう。また、”うさぎちゃん”の黒服がボソボソ「お客さん・・・」と始めたが無視無視。こういう場合って、世の男子諸君ってどうするんでしょう?「5千円とは破格だピョン!ムハムハ」と叫んで、ズボンのベルトを緩めながらピョンピョンとお店に飛び込むのだろうか。

脱衣所だよ

黒湯。6人くらい入れるのだ

 牛丼をたらふく詰め込んで、また蒲田駅の前を通り、今夜泊まるホテルへ。受付でチェックインして宿泊代6,500円を前払いする。ここに泊まりに来たのは、もう3度目になるはずだ。安さ爆発の値段もさておき、東京出張の度にここを使う理由・・・それは温泉にある。都心で、しかもビジネスホテルには珍しく黒い温泉が出るとなれば、泊まらにゃなりますまいて。
 部屋に荷物を置くと、タオルを手に1階の温泉に向かった。なんだか、風邪のせいか、身体が汗っぽくてなんとも気持ち悪いのだ。温泉には、二人の先客あり。チェ。せっかく写真を撮ろうとカメラまで持ってきたのになァ。たまには、セルフヌードでも撮ってHPに載せようと思ったのに〜誠に残念なことなのだ。
 チャポンと温泉につかると、お年寄りが声をかけてきた。「どこから来られたのですかな?・・・」お年寄りの話によると、彼は軍需工場で米軍の空襲を受け、今は長野に住んでいるらしい。しばらくしゃべっていて、もしかして「わしは天涯孤独での。キミのような美少年を養子にしたいのじゃ。グヒヒ。わしは田園調布に3haほど土地があっての」と言い出すに違いない・・・と待っていたが、そのケハイもなかった。チェッ。
この温泉は強烈至極なので、部屋に戻っても汗が止まらない。しばらく裸でベッドの上に倒れ伏していたが、1時間と経つうちにだんだんと調子が良くなってきた。よし。風邪薬と温泉で,なんとか病魔を追い払ったようだ。(01.5.9)


新島村(式根島)

地鉈温泉 東京都新島村式根島04992-7-0170 日帰温泉  
硫化鉄泉,80度 露天(混浴) 干潮時 無料
 V字型の谷間を長い間下っていくと,そこが海中温泉の地鉈温泉だ。赤褐色に濁った温泉は,高温だが,海水と程良く混じる干潮の前後4時間しか入れない。別名「内科の湯」と呼ばれ,チクチク強烈だ。ケガをしていると化膿するので注意。一応,水着と言われているが,1度目に友人と行った時は,誰もいなかったので,当然水着など着るハズもない。岩場と海の中,恐るべき開放感である。2年後に行った2度目は,残念ながら元気なオジサンたちがいたので,スッパダカと言うわけにはいかなかった。(若いのっていいね。グハハハなど言われてしまった。).また,干潮の時間すぎて,結構海側の方に行ったので,魚といっしょに温泉に入ったわけである。熱いやらつめたいやら。ここは別世界である。奇跡の風景であろう。言葉で表現するすべをもたない。東京の竹芝から10時間40分も船に揺られ,2度も同じところに行ったということで,ここのすばらしさを想像願いたい。クリ3個の最高得点をマーク!写真も大サービスだ!(写っているのは,誰とは聞かないように) (地図では足付温泉のやや右上)
 
足付温泉 東京都新島村式根島04992-7-0170 日帰温泉  

ナトリウム炭酸水素塩泉,55度 露天(混浴) 干潮時 無料
  同じ海中温泉ではあるが,地鉈温泉とは違い,透明で泉量も少ない。岩遊びをするときの岩の間にたまった潮溜まりのようだ。やはり干潮時でないと,ちゃっこくて入れない。2度目は上手に時間をみて入れたが,1度目は,つめたくてふるえるようであった。しかし,写真を取るためだけに服をぬいでさっと入ったのだった。岩にこびりつく多量のフナムシが実にオソロシイ。普通なら口を究めてホメルところだが,あまりに地鉈のイメージが強すぎる。
 
雅の湯 東京都新島村式根島04992-7-0170 日帰温泉  

硫化鉄泉 露天(混浴)   無料
  ここは,人工の露天風呂。夜になると,近所のオバチャン達が入りにくる。いいねータダで入れて。最初に行った時は,みんな裸だったのに,2回目は水着入浴になってしまった。なんでだろう?いいことないのに。インターネットで調べていたら,ここにライブカメラが設置してあるのに気がついた。わかった!自分の○○○○が全世界に発信されたら大変だからに違いない。・・・夜の星空はすばらしかった。温泉青年が,おばちゃんに「銀河がこんなによく見えたの初めてですよ」などヌケヌケと話しかけていた。僕だってこんくらいみたことあるさ。写真でなら。 (地図では足付温泉のやや左下)

三宅島村

ふるさとの湯 東京都三宅島村 ホテル(日帰可)  

含臭素強食塩泉,54度 内・露天   300円
 ここは,式根島より大きいが,結構過疎が進んでいる印象であり,島気分はより味わえる。名産といえばアシタバくらいしか思いつかない。火山性の島であり,アチコチで溶岩流の不思議な跡を見ることが出来る。溶岩にのみこまれた小学校跡など,見る人は世のはかなさを思うことだろう。小学校跡の近くの海岸に温泉施設がある。近代的なありがちの温泉施設だが,滞在中行った2回とも誰も入っていなかった。茶褐色の温泉で,タオルが茶色にそまって,結局色が落ちなかった。火山の赤と豊かな自然の緑と印象深く,もう一度行ってみたい。

P.S 三宅島の復旧を心待ちにす。

 


神奈川県の温泉!

 

 

箱根町

サンシャイン湯〜とぴあ 神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1297 0460-2-4141 日帰温泉(宿泊可) HP

  内・露天(混浴水着) 9:00〜18:45 2,600円
  箱根小涌園ニューペガサスイン宿泊者は無料なのだが,ボク達は箱根小涌園に泊まったため,特別料金2,100円で入湯することが出来た。やったー大モウケ(ホントはタケー)。3000uに20種類の露天風呂。混浴ですぞ!水着着用だけど。パンテオン風呂とかコーヒー風呂とかあるのだ。ユカイカイカイなのである。ボクは夕方から夜に入っていたのだが,ムムム?アチラコチラに怪しの人影が!恋人達が暗いトコに寄り添ってチャッポンと入っているのだ。ケシカラン!日本男児と大和撫子ともあろうものが!(うぅ〜。ウラヤマシイ。)そんなにペッタリくっついて。それにしても,箱根って,開けているなァ。あんまりアヤシイ感じがないのが,残念なところである。彫刻の森美術館とか行って,オレンジ色のニクイヤツとかいろいろ見てきて,楽しい旅行だったけど。

 

 


千葉県の温泉!

鴨川のポピー畑

白子町

白子町アクア健康センター 千葉県白子町0475-33-6211 日帰温泉(共同浴場)  

ナトリウム−塩化物強塩泉 内(混浴水着)・砂風呂(混浴浴衣)・プール 6:30〜21:00 1,650円
 波乗り道路を白子インターで降りるとすぐそこが健康センターである。混浴ではあるが,水着で入る温泉プールにすぎぬ(酷く塩素臭いので温泉ではないかも)。なぜわざわざ来たかと言うと,ここは砂風呂があるのだ。気もそぞろに砂風呂の受付をすまし,番号札をもらう。30分待ちらしい。プールでしばらく遊んで,時間を待った。水着着用のままでは気分が出ないが,やむを得ない。さらに浴衣を着て墓場に入る気分でオバサンに砂をかけてもらう。はじめちょろちょろなかぱっぱで暑いのなんの。何人かガマン出来ずに起きあがっていたが,ガメツク出した金(高いからねェ)は元をとる主義の私はガマンにガマンを重ね,ねばりにねばり,もうよかろうと,ヌクっと起きあがった。が,なんと,いっしょに入った彼女はまだガマンしている。負けた。私よりガメツかったとは!

白浜町

ホテルジャングルパレス 千葉県白浜町0470-38-3981 ホテル(日帰可)  

お湯 内・露天   700円
 実は,子供の頃からこのジャングルパレスにあこがれていた。夜なお暗き原始の密林に黒ヒョウやトラ,そしてターザン。それから幾数月・・・やっと,この日が来たのだ。 はやる気持ちを押さえつつ,ホテルを道から見上げると,ヤシの木が並び,サンダーバード2号の発進風景を連想させる。早速,フロントでふるえる手で700円を払う。安い!ジャングル風呂なのに。1万円とられても惜しくない。ロビーは,トロピカルムードだが,思ったよりもはるかに狭く,少し古い感じがした。階段をのぼり,廊下を右に進む。そして,ジャングル風呂に入った・・・。熱帯植物をを小さな林風に配し,湯船が数個。そして,黒ヒョウどころか,たぬきさえいなかった。しかも,温泉ではなく,だたのお湯(まあ,これは仕方ない)。唯一,露天から見下ろすかなたの海が心に残った。そして,ひとつまた大人になったのであった。

 


北海道の温泉!

登別温泉地獄谷のキタキツネ

登別市

第一滝本館 北海道登別市0143-84-2111 旅館  
含食塩土類硫化水素泉,60度 内・露天 11:00〜22:30(日祝 10:30〜22:30)   
 29もの湯船がある温泉がきわめて充実した旅館。北海道旅行の中で,最大限贅沢したホテルだ(いつも1カ所集中で贅沢なホテルに泊まり,後はビジネスホテルが多い。)だだっ広いロビーにでっかい鬼の金棒があり,音楽がなったりする。ホテル櫻井を唯一越える贅沢なところだろう。いや,温泉施設はすばらしい。歩行湯・打たせ湯あたりまえ,さまざまな泉質の湯があり,時間を忘れてしまう。大浴場から地獄谷が見え,キタキツネがトコトコ走っていくのが見えた(これでじゃがいも1個分の価値あり。)。モウケタと,部屋に戻り彼女に話すと,やはり気がつかなかったと言う。これはあきらかに人徳の差である。なお,彼女によると,女湯は男湯より上の方にあり,低い壁から男湯が見下ろせるらしい。まったく,男湯なんか覗いているからキタキツネが見られないのだ。 

 


秋田県の温泉!

田沢湖

田沢湖町

鶴の湯温泉 秋田県田沢湖町0187-46-2139 旅館(日帰入浴可)  

炭酸水素泉他 内・露天(混浴有)   400円
 田沢湖から車で30分弱で乳頭温泉に着く。その中でも最古のいで湯とされる鶴の湯温泉は,湯治温泉として最も昔ながらの雰囲気を残しているところであろう。趣深い湯治用の部屋はランプが下がり,時代劇を見ているようだ。4種類の源泉があり,混浴の大露天風呂では,岩の下から温泉がぶくぶく湧き出している。へたにお尻をそこにのせると大変熱い。それにしても,こんなにすばらしい温泉が茨城にあったら混んで混んで大変だろう。早速,一大レジャーランドを建設して,つまらないものにしてしまうに違いない。時間の関係で,乳頭温泉郷7軒中ここしか行けなかったのが大変悔やまれる。是非また挑戦したいところだ。秘湯愛好者達が,口から泡を吹きながら,狂ったように,日本一だと喚く温泉である。

 


岩手県の温泉!

浄土ケ浜

安代町

APPI温泉パティオ 岩手県安代町0195-73-6060 日帰温泉  
低張性弱アルカリ性泉 内・露天 11:00〜22:30(日祝10:30〜22:30)  800円
 安比高原スキー場隣接の平成6年にオープンした温泉施設。スキー後の冷えた体を暖めてくれるありがたい温泉だ。なべて,温泉は年寄9割,中年2割,若者がマイナス1割(これで計算合うよね)が常識であるが,ここは,若者が11割いるのだ。さすがはスキー場である。吹雪の中,きれいな露天風呂は,熱いやら冷たいやら最高である。なお,寝湯もあったが,これは吹き込む雪でつめたくてとてもガマン出来なかった。

 


宮城県の温泉!

鳴子町

鳴子ホテル 宮城県鳴子町湯元36 0229-83-2001 旅館(日帰不可)  
  内・露天    
台風一過の日,宿泊した宿。あまりよく覚えていない(このころは,温泉はだたのお風呂と思っていた。)のだが,部屋がとれもきれいで,ポットにいれてあったミネラルウォーターがおいしくて感動したことだけは覚えている。この程度のボヤケタ記憶で温泉湯処情報に載せるのはまずかったか。

 


新潟県の温泉!

日本海

村上市

ホテルすずきケ池 新潟県村上市瀬波温泉1254-53-1111 旅館  
ナトリウムー塩化物泉。85.5度 内・露天  
 職場旅行で,幹事長(別名,奴隷と言う)として,ワガママなお客様(同僚)を率いていった温泉。瀬波温泉は,明治37年に石油を試掘していたところ,石油の替わりに温泉が噴出したというイワクの温泉なのだ。温泉なんか出ちゃって,掘っていた人はさぞがっかりしたに違いない。石油に比べりゃモウケが薄いからねえ。
この旅館のは,4階に大浴場,7階にある露天があり,この露天から見える夕日は非常に美しいらしい。ボクは,このつらいつらい旅行の唯一の楽しみにしていたのである。結局,夕日は・・・残念ながら曇りだから見えなかった。くっそ〜そりゃないぜ。かすかに茶色がかった泉質は,まずまず良い部類に入るだろうか。湯船は中くらいの大きさであるが,結構人が多かった。
  風呂の前は板張りになっていて,みんな夕日を見ようと代わる代わる板に上のよじ登って,仁王立ちで海の方に目を凝らす。無駄な努力じゃ。おかげで,夕日の替わりに,仁王立ちの人の足の間から別なものが見えちゃった。マブチイ・・・
  なお,11階にあるレストランのベランダからは,この露天風呂がモロ見え(写真上)。女湯の方はどうかと目を凝らしたが,コチラは残念ながら柵が高くて見えなかった。これは正しく男女差別である。男湯だけ見られるようにするなんて,ボクのような恥ずかしがり屋さんにとっては許し難い思いであった。露天に入る女性だって,きっと,「男湯ばかり見られるのはヒイキだわ。差別よ」と思うに違いあるまい。

 


福井県の温泉!


 

 

三国町

三国温泉ゆあぽーと 福井県坂井郡三国町宿2-18-1 0776-82-7096 日帰温泉

ナトリウム・カルシウム塩化物・硫酸塩温泉,66.2度 内1・露天1 10:00〜22:00,休:水曜 (祝日の場合は木) 500円(小200円)

 ずいぶんと昔。みけねこが若い頃のこと。出張で北陸へ出かけた。
 その次の日,帰りの電車の時間まではかなりあったので,ひとりバスに乗って自殺の名所・東尋坊へ向かったのだった。
 途中,バスの窓から日帰温泉施設らしき「三国温泉ゆあぽーと」を見つけて,東尋坊(30分くらいしかいなかった)の帰りに,ふとバスを降りてみたのである。タオルを300円で買ってね...。
 30分後,ゆあぽーとから出て,帰りのバスを待ったのだが,1時間くらい待たされたんでしたっけ。白い砂と照りつける日差しをよく覚えている。
 その三国温泉と書かれたタオル。長いこと使っていました。

 


佐賀県の温泉!

 

 

武雄市

武雄温泉ハイツ 佐賀県武雄市武雄町永島溝の上 0954-23-8151 旅館  

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  まだ世の中が平和で楽しかった頃。会社が従業員の福利に多少は目を向けていた頃の話である(今はまるっきりですけどね)。
  若手二人で九州に出張で近くに行ったのだが,せっかくだからと,わざわざここに泊まりに来たのであった。着いたのが夕方近くになってしまったので,モッタイナイと思いつつ,武雄駅からタクシーに乗ったんだっけ。ここは,古くからの武雄温泉から離れた南にある公共の宿なのだ。
  1泊2食付きで,値段が6,400円くらいだったかなあ。綺麗な施設で,結構,料理は美味しかったなぁ。

嬉野町

しらぬひ荘 佐賀県嬉野町下宿丙2320-20 0254-42-0274 旅館  

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ナトリウム炭酸水素塩泉    
 武雄温泉の次に泊まったのがここ。とても不便なところで,武雄温泉駅からバスで30分くらいかかる。しかし,嬉野温泉は,なんだか昔ながらの温泉街っぽい雰囲気があった。しらぬい荘までは,バス停から徒歩7分くらいだろうか。ここもまた,公共の宿であり,お値段は格安。温泉は円形大浴場となっており,とても感じが良かったように記憶している。この頃のボクは,まだあまり温泉に興味がなかったので,外湯とか探さなかったのが,今更ながらに悔やまれる。もう,二度と行けない場所なのでしょうが。

 


大分県の温泉!

別府の湯煙り

湯布院町

下ん湯 大分県湯布院町0977-84-3111 日帰温泉(共同浴場)  

単純泉 内・露天(混浴)   200円
  湯布院の金鱗湖畔にある茅葺きの浴場。入口の貯金箱に100円入れて急いで入ろう。なにせ湯布院である。18とか19の女子大生にワサワサ先に入られては,不愉快極まりないではないか。女子大生10人も湯船に入るといっぱいになってしまうから,胸とかおしりとかくっついてしまい,アレルギーやらジンマシンになってしまう。露天からは,金鱗湖を散策している(極めて)多くの観光客がよく見える。つまるところ,向こうからもよく見えるという意味である。金持専用観光地である湯布院で,この様な温泉があるとは信じがたい喜びである。
 
ゆふいん山水館 大分県湯布院町0977-84-2101 旅館  
単純炭酸泉,弱アルカリミネラル泉 内・露天  
 昨今の不況により軒並み客が減少している観光地において,創意と工夫で不況知らずが湯布院である。他が少しでも客を呼ぼうと料金を下げている中,作られた観光の地であるここは,相変わらず高値安定である。それだけ魅力があると言うことだ。 さて,そのお高い内,ゆふいん山水館(妙に黄色い建物だよ)を選んだのは,地ビールが飲めるゆふいん麦酒館が併設されているからである。夜がふけてから入ってみたら,人がいっぱいで,ビールが2種類とエダマメしか残っていないと言われてしまった。夕食なしの所に泊まって,早めにここに来るといいね。

別府市

別府温泉保養ランド 大分県別府市0977-66-2221 日帰温泉  

酸性明緑礬泉,硫黄泉 内・露天・泥湯   1,030円
  日本一の温泉と言ったら,別府に比すものはあるまい。その内でも一押しがここである。蒸し湯・コロイド湯などはあるが,なんといっても泥湯である。温泉ではなくて,硫黄分を含んだ灰色の泥につかる。これがまた広いのだ。キューと熱さが芯までしみ通るようだ。混浴なので,つい,タオルを腰にまいて入るというヘマをしてしまったら,ドロタオルになってしまい,ドロ湯からあがれば,灰色のドロ人間である。男はともかく,女性はバスタオルなどで隠す必要はまったくあるまい。出る時はドロをシャワーで洗い流すが,パンツを履いた後,足の間がジャリジャリすることに気づくことだろう。すばらしく面白いところだ。
この写真は,ボクがドロをおなかに塗っているところ。女性のみなさんが,ウグイスのウンコを顔に塗りたくっている気持ちが分かってきた。
 
竹瓦温泉 大分県別府市元町 0977-23-1585 日帰温泉  

男湯/含食塩土類重曹泉
女湯/含食塩土類炭酸鉄泉
内・砂風呂 砂湯:8:00〜20:30
温泉:6:30〜22:00
60円(砂湯610円)
  別府駅から歩いて5分のところに位置する共同浴場。唐破風入母屋作りの風格ある建物は実に情緒がある。早速入るとオバチャン達が砂に浅い墓穴みたいのを掘ってコイコイしている。服を脱いで横たわると,オバチャンがタオルを持ち上げて,アソコの上にかけ直してくれた。なんて親切なんだろう。さて,砂をどんどんかけられて,重いこと重いこと。と思っていたら,オシリのあたりからじわじわ熱くなってくる。オバチャンが顔の汗を拭いてくれた。出た後も汗がなかなか止まらず,実によくきく温泉であった。
 
鬼山ホテル 大分県別府市0977-66-1121 旅館  

弱塩化ナトリウム泉 内・露天(混浴有)    
  地獄シリーズが多く集まる鉄輪に立地する。西日本一の大露天風呂と聞いて,ここにしたのだ。確かに大きくはある。しかし,西日本って,あまり大きな露天風呂はないのかなあ。期待が大きすぎた分,ちょっとがっかりしてしまった。確かに悪くはないのだが。ここの露天風呂にはフェニックスらしき木がいっぱい生えており,種をオミヤゲにさせてもらった。別府は,地獄シリーズは概ね制覇したが,温泉は,ひょうたん温泉とかいろいろな共同浴場とかまだまだ入りたいところがいっぱいある。もう一度行ってみたい。しかし,時間とお金がね。退職して悠々自適となるか,宝くじの特等でもあたらない限り実現不可能だろう。人間って,働くって,生きるって何?と,シミジミ考えてしまう。