3月31日(土)のこと...

みけねこ花摘み隊結成!

 早朝。4時半に起き出したボクタチは,(予定では5時に出発する予定だったが),5時36分に車で家を出た。まあ,ボクが5時にしようと言った時は,30分くらい遅れてもいいヨという意味なのである。
 心配していた天気だが,まだ暗い外を見ると曇のようである。夕べの天気予報では,雨・若しくは雪!だったのだが,良かった。ボクタチのように普段から善行ばかり積んでいると,いつだって,旅行に行くときの天気はOKさ...
 今回の目的地は,南房総。先月,”じゃらん”を見ていたボクタチは,苺狩りにどうしても行きたくなってしまったのだ。そこで,数年前に計画したのとまったく同じプラン。房総の白浜町にある”リゾートイン白浜”1泊2食付き一人17,500円を予約したのであった。このプランは,ホテルに予約する時,「じゃらんを見て」と言うと,花摘み&苺狩り券がついて,さらにケーキ食べ放題になる超オトクプランなのである。実は,17,500円って,チョット贅沢かナ〜とは思ったんだけど,休前日泊だし,なにせ彼女と二人っきりの旅行は,去年の夏に行ったっきり。タマの家族サービス(ホントは,ボクサービス)も必要だしなぁと,清水の舞台から飛び降りる気持ちで決めたワケである。今回のボクタチの旅行の名称は,”みけねこ花摘み隊”とした。よし。摘んで摘みまくるぞっ!我々,花摘み隊の通った後は,草も生えやらぬ不毛の荒野が残るのみなのだ!

車内より。前が見づらいです〜

 朝早いとハカが行くのう・・・ボクはいい気持ちで車を走らせた。ブロロロロロロン!(ウソ) カタカタカタ・・・(ホント)
 国道6号線を一路南に走っていると,いつの間にかフロントウィンドウに細かい水滴がついてきた。フン。小雨じゃ。濡れて行こう。途中から国道355号へ。バオン!バルルルルルル(カタカタカタ)・・・あれ?窓カラスに白いモンが!なんでしょ?このフケみたいの・・・ゲゲ〜。雪じゃん。雪が降ってきおった!しかし,その雪はしばらくすると,また雨に変わった。フム。やっぱりボクの普段の行いがいいからなァ。と思った途端,また雪に。どっちなのだ?結局,雨になったり雪になったりである。
 そして,潮来から東関東自動車道へ。ガラガラ空いている高速道路を走り,利根川を渡って千葉県へ。そして,すぐに佐原パーキングに入って行った。ボクタチって,いつもここで休憩することに決めているんだ。なぜって?ここは見晴らし台があって,ここから利根川方面を振り返るとすごくいい景色なのである。
 小雨の中,取材(この写真)のために車から降りると,ブルル。尋常の寒さではない。念のため車に積んでいたコートを着込んで,傘を片手に見晴らし台を登る。時間は6時半過ぎ頃かなぁ。まだパーキング内のお店も開いてないや。見晴らし台から,今走ってきたばかりの感動的なる利根川方面を眺める。フム。その景色は・・・ハッキリ言って寒いダケ。ボクタチは大急ぎで車まで戻ると,東関東自動車道を走り出した。
 佐原香取−大栄−成田(ボクタチは,この道を成田までしか行ったことがないのだ)−そして,富里インターから高速を降りて,国道409号線を南下する。ラジオをつけて天気予報を聞くと,なんだか午前中いっぱいは雨か雪らしい。やれやれ。まあ,午前だけで済むのなら仕方ないですよね?

 

雪中のサクラ!

八鶴湖

オデンをパクつくカモ

 途中,セブンイレブンに寄って,パンを食べつつ八街町〜東金市へ。途中,道を間違えて,住宅団地みたいなところをクルクル回っちゃった。なにせ,ボクタチの持ってきた千葉県の道路地図って,ボクが就職した頃買った13年も前の骨董モノなので,あんまりアテにならないのだ。
 そして,今回の旅行の最初の目的地。”八鶴湖”へ。ここは桜の名所として,遠く我が田舎にもその名が鳴り響いているのであるっ!・・・ってのはウソで,ホントは,るるぶに載っていたので,ついでに寄ろうと思ったのだ。なんてったって,サクラの満開の季節ですもんね。
 東金街の市街から狭い道に入るとすぐに,その湖はあった。湖の周りは,桜・桜・桜である。明日(4月1日)から桜祭りがあるということで,チョウチンがグルリと垂れ下がっている。
 車を停めて,少し歩いてみることにした。どんよりとした空から細かい雪が舞っている・・・今は朝の8時過ぎ。いくら朝早いったって,人の姿がほとんど見えない。そのかわり,カモとアヒルがいた。カモのやつ,誰かが食べ残したオデンをパクパク食べている。ボクがナデナデしようと近づいたら,イヤそうな顔をして,グワッグワッと向こうに行っちゃった。お〜の〜れ〜。
 ホントだったら,1周ぐるりと歩きたかったのだが,なにせ凍えるこの寒さ。カモは羽毛のコートを着ているが,ボクはペラペラのコートなんだ。

茂原公園”弁天池”の赤い橋

展望台より弁天池を望む

 また車に乗り込んで,八鶴湖を後に国道128号線を南下して,茂原市へ。ここに第二の目的地があるのだ。さっきは桜を見た。そして,今度はまたまたシツコク桜を見ようってワケ。一カ所くらいじゃ,真のサクラの良さは分かりませんって。ボクみたいな花見のプロに言わせればネ。
 雪が雨に変わり,そしてそれも殆どやんだ頃,ボクタチは”茂原公園”に着いた。8時半くらいかなぁ。
 ここもまた桜の名所として有名である。コチラは,ちょうど桜祭りの真っ最中なのだ。やっぱり人なんか歩いてないですケド。
 公園の真ん中に”弁天池”があって,その回りが桜並木となっている。雨もあがったことだし,池の周囲を歩いてみることにした。長ひょろい池の中央には赤い橋があり,実に美しい。いいですのう...池を時計回りに一周した後,駐車場の上にある展望台に登ってみることにした。階段が結構きつい。風もチャッコイし。意地になって登る登る。くそっ。そこに展望台があるから登るのだ・・・ようやく登り切ると,実にイイ眺めである。それにしても,こんなに寒くなけりゃね〜
 息も絶え絶えになったボクタチ”みけねこ花摘み隊”は,急激な運動と寒さに肺をすっかりやられてしまい,ヘトヘトになりながら駐車場に戻った。そしてトイレへ。出発してから3回目くらいだろうか。トイレに寄ったのは。こうも寒くちゃ,しょうがないですよね?
 そして,国道409号線にまた乗って西へ。市原市から県道市原・天津小湊線を南へ。次なるは,今週の・・・じゃなかった。この旅のハイライト。じゃじゃ〜ん。温泉なのだ!

 

養老渓谷へ!

養老渓谷駅の駅ビルだ

 なんだか,また雪が強くなってきた。クネクネする県道を走り,10時15分頃,ようやく小湊鉄道の養老渓谷駅にたどり着く。ボクの調査によると,ここは千葉県屈指の大温泉保養地。デッカイ駅ビルが見えたらそこが養老渓谷駅だと思っていたら・・・むむ。あるにはあったようだが,なんともローカルな駅舎である。ガランとした構内に車を停めようとしたら,有料500円と書いてある。ケチ。しょうがないので,前の田舎道の広いところに車を置いて,トコトコ駅舎に向かった。ボクのカンでは,デッカイ観光協会があって,いろいろ資料があるに違いない...と,やっぱり観光協会なんかなかった。でも,駅に案内図があったので,これをゲットする。
 養老渓谷は,千葉県で渓谷美と温泉が楽しめる珍しい景勝の場所。渓谷沿いにはハイキングコースが整備されており,紅葉の時期はすばらしい景観が楽しめる。また,温泉地としても有名であり,渓流沿いには,多くの温泉旅館が軒を連ねているのだ。

旅館新川。右手に行くと露天だ

左写真のガラス戸部分拡大図。雪でちゅ

入口にある飲泉所

 さてさて,ボクが選んだ温泉は・・・養老温泉街の中心を過ぎて県道を南に向かい,国道465号との交差点を右に少しだけ行ったところにある”悠遊湯乃宿 新川”である。インターネットでいろいろ調べた結果,ここに決めたのである。仕事とかは不熱心でも,こういうコトだけは,ボクって熱心なんですよね〜
 国道を右に入ると,すぐ左に”旅館新川”の看板がある。旅館の駐車場に車を停め,外に出ると,真っ白な雪が降っていた。ヒェ〜。道を下っていくと,左手に小さな旅館の玄関だ。手前には飲泉所があり,コーヒー色の温泉がコンコンと流れている。小さいけど,なかなか感じのいい旅館じゃないか。ホクホクしたボクだったが,彼女を見ると,鼻にシワを寄せている。怪しいところに連れて来られたと考えているのだろう...
 ガラガラと玄関を開ける。「コンニチハー。フナフナ?」すると,フロントの人がやって来たので,「日帰入浴したいんですけど」「お一人千円になります。洞窟風呂と露天風呂がありますが,両方入られますか?」「(当然)ハイ」「では,洞窟風呂に先にお入りください。先に露天に入られますと,洞窟風呂には入れませんので」・・・きっと,清掃かなんかの時間なのかなあ?
 なんてことない廊下(でも,なんだかやっぱり怪しい感じ)を歩いていくと,左側に引き戸があって,「ココココ」と喜んで叫んだボクは,ガラガラを引き戸を引いた・・・てっきり脱衣所があるモンだと思って・・・なにこれ?

引き戸を開けると

怖ろしい洞窟が下へ続く

ここが男湯入口だ

み・見えない

 洞窟そのものだ!ぞくぞくぞく。川口浩探検隊,もとい,みけねこ花摘み隊は,人跡未踏の洞窟をさらに奥へ進んでいった。すると!そこには想像を絶する光景が我々取材班の目の前に広がったのであるっ。
 周りは石壁になっており,急な下り坂を左に折れると,左に女湯入口,正面が男湯入口になっている。そして,男湯に入るとそこは薄暗い脱衣所。一瞬にしてボクの眼鏡が曇る。張り紙があって,ここは第二次大戦中の防空壕跡らしい。天然サウナも兼ねているとのことで,カメラのレンズも曇って写真が撮れない。窓から差し込む光が濃い湯気に乱反射している。湯は,コーヒー色。あんまりよく見えないけど,湯に光が映って不思議な感じがする。
 15分ほどで,また洞窟に戻って彼女と合流し,ロビーへ。さっきまで,あんなに寒かったのに,汗だくでコートなんか,とても着られない。もちろん靴下も脱いだ状態である。よく見たら,彼女もハダシだった。

河鹿の湯

脱衣所だ。誰もいないゾ

川向こうの道から丸見え

 ロビーを通り抜け,そして,外へ。雪はますます激しくなっていた。玄関の脇に置いてあるベンチの横にある階段を降りていくと,川沿いに小さな木造の建物があった。露天風呂”河鹿の湯”である。
 入ってみると,やっぱり誰もいない・・・ううっ。シメシメ。脱衣所ですごい勢いで服を脱ぐと,露天へ。ク〜。甘露甘露。源泉そのままのコーヒー色の湯から見えるボクの美しい?肌は,橙色だったり,ドス黒かったり。
 露天の向こうは,養老川が流れており,その向こうが旅館の前の狭い道。露出心をくすぐるなァ。空を見上げると,細かい雪で真っ白だ。どうせ誰もいないし,女湯に行っちゃおうかなァ・・・グヒグヒ。ガオー・・・とは,品よき紳士たるみけねこの頭の片隅にでさえ浮かばなかった。ついつい,雪を夢中で見ていたものですから。なにせ。
 彼女と声を掛け合い,外に出る。雪が冷たくても心は錦。身体の芯から暖まっている。そして,駐車場までトコトコ戻ったのであった。

悠遊湯乃湯
 新川
千葉県夷隅郡大多喜町小田代559
0470-85-0123
ナトリウム硫酸水素塩泉 内(洞窟風呂)
露天(河鹿の湯)
10:00〜15:00 1,000円

 

養老の滝!

裸女とネコ

養老の滝入口

 そして,国道465号に戻ると,すぐに左折。実は,この雪でちょっと躊躇ったのだが,養老渓谷の景勝”栗又の滝”にやっぱり行ってみることにしたのである。細くて急な坂道をしばらく行くと,旅館”滝見苑”が左に見えてきた。この道向かいが”栗又の滝”ってワケ。
 実を言うと,ボクは,最初,旅館”滝見苑”の温泉に入ろうと考えていた。養老温泉の中では,一番知られている旅館らしく,ネット上にもいっぱい紹介されている。しかーし。独自に調査を進めるうちに,怖ろしい事実は判明したのであった。ここの温泉は化石風呂とか名前は立派だが,養老温泉独特のコーヒー色の湯ではなく,透明でさしたる泉質ではないと(思われる)いうことが!
 通常,”栗又の滝”を見に行く場合は,この滝見苑の駐車場(300円)に置いて歩いて行くのがセオリー。養老渓谷って,とても商売上手で,どこだって有料駐車場なのだ。ナニワ商人やの〜。そこで,賢いボクタチは,滝見苑のチョイ先の道端に車を置いて,トコトコ栗又の滝に歩いていったのである。
 近づいていくと,ネコ?らしき獣を抱いた古い古い石の裸女像がある・・・不気味じゃ。ボクは,裸女の像に惜しみない愛情を注いでいるのだが,この像には愛情はいささかも湧かなかった。きっと夜だったら,「オ〜バ〜ケ〜」と叫んで逃げちゃっただろう。たぶん。
 そして,すぐに「養老の滝」と書いた門がある。”栗又の滝”って,養老の滝とも言うのね・・・なんだか居酒屋みたい。門には,楽器を持ったインド風の絵(かなり風化している)が書いてある。ヘンな感じ。門をくぐって,狭い狭い階段を下ると,途中で屋根付きのベンチが置いてあり,その先に小さな吊り橋。その下を降ると滝を見上げる場所に出る。落差は低いけれど,とても美しい滝・・・養老川は増水していたので,そこまでしか行けなかった。ちょっと斜めからだったけど,写真をパチリ。
 うう〜寒い。温泉効果もそう長くは続かない。震え上がったボクタチは,大急ぎで車に戻って,窓の雪をはらうと,さっきの国道に戻ろうと車を走らせていた。

 

南南西に進路を取れ!

途中の山々には雪が降り積もる。車を停めて休憩す

 国道465号に戻ったボクタチは,左に曲がり,いつの間にか県道市原・小湊線を南に向かっていた。千葉県って,道路が広くて整備されているイメージがあったのだが,これがトンデモナイ山道。山道ドライブの大好きなボクは,大いに楽しめたことだろう・・・もし晴れてたら。雪がすごい。ワイパーをうぃんうぃんと動かしていても,前が見づらいし,山道の冷え切った路面は,シャーベット状になりつつある。
 さすがに真剣な顔で慎重に慎重に運転する。対向車もめったに来ない山道。途中,彼女が車に酔ってしまい,車を停めて一時休憩。先が遠いなぁ。

これ。海なんだ・・・

 予定では,日蓮正人が修行したとされる清澄寺(これまた有名な枝垂れ桜があるのだ)に寄るつもりだったが,雪道が心配なので,そのまま車を走らせる。やがて,ゆっくりと,ゆっくりと。次第に道は広くなり,民家が増えてきた・・・そして,突然国道128号に着いた!そこは海だ!

 海は,雨にけぶっていた。灰色の雲が垂れ込め,鈍色の海に繋がっていた。海岸沿いは,ずっと雨だったのかも知れない。広い国道を天津小湊から鴨川へ向かう。あっ。鴨川シーワールドだ。入口はすごい混雑。こういう寒い日は水族館に行くに限る。もう,1時をとっくに過ぎている。お腹空いたなぁ。でも,今お腹一杯に食べると夜ゴハンに差し支えるし(なにせ,ケーキ食べ放題ですからね)。

キャー!ケーキよ〜

雨のフラワーライン

 そこで,車の中で”るるぶ”をペラペラめくって,千倉の市街地の先にある”ル・セーベ”という(車二台を停めるのがやっとこの)小さなケーキ屋さんに寄ることにした。この店の中には,いくつかテーブルがあって,軽食も食べられるのである。
 二人でマルゲリータを一枚と,それぞれケーキとコーヒーを頼む。ンマーイ。ピザは,パン生地でサクサクだし,いちごタルトのケーキは,これがまた絶品!まったりとして,それでいてさっぱりだ。実は,この店。前回房総に来たときも寄って,ボクタチはやっぱり,いちごタルトを食べたのです。

 ようやく,疲れと寒さが吹き飛んだボクタチは,また車で元気に走り出した。そして,一路,房総の花処,白浜へ。ここは,”南総里見八犬伝”で有名な安房・里見氏の根拠地。ボクは,その土地に行くと,そういう歴史を感じるのが常だが,なぜかここでは,感じられない。ただ,道沿いに花畑がいくつも現れるだけ。この白浜から房総半島南西端へ約17kmに渡って走る道をフラワーラインと言う。沿道にはポピーなど綺麗な花が咲いている。今の時間は3時半くらい。ホテルに行くにはまだチョット早過ぎるだろう。

 さて。どこに行ったものか...実は,ボクタチって南房総に来たのは三回目だから,有名どころは結構行っちゃっているのである。うーん。フラワーラインをキョロキョロしながら走っていたボクタチの目に飛び込んだのは”白浜フラワーパーク”。よしっ,ここでも寄ってみるか。ボクタチ,花摘み隊だし・・・ガラーンとした駐車場に車を停める。この建物・・・こりゃ,かなりの歴史を感じるゾ。
 冷たい雨の中をためらいがちに入口へ。入口のテントを見てたら,なんだか帰りたくなっちゃった。しかし,意を決したボクタチは,思い切って中へ。実は,入園料420円だけど2割引券をなぜか持ってたんです。入ってみると,そこが室内の売店。ふ〜暖かい・・・なんてことはまったくなく,実にもって寒い。まるで冷蔵庫のよう。そこは古いお土産品や花の鉢などが売っていた。ゾクゾク。


奥に温室発見!前進〜!

温室の中

 寒くて,とてもじっとしてられないボクタチは,傘を手に屋外へ。少しでも歩けば暖かくなるってもんです。そこにはポビーの花が一面に咲いていた。ゾクゾク。ポピーの花畑の奥に大温室をメッケたボクタチは,大急ぎで温室に向かった。こういう日は温室に限るて・・・
 温室に駆け込んだボクタチは,お腹いっぱい暖かい空気・・・いや。冷え切った凍気を吸い込んだ。ウウウ。温室じゃなくて,冷室だった!ここは。
 バナナの木とかはあったが,この寒さに耐えるバナナは,熱帯じゃなくて,南極に生えているやつなのだろうか?
 「バタンッ!バタンッ!」と大きな音に驚いて,上を見上げたら,温室のトタン屋根のハジッコが剥がれかけて,風でバタバタ揺れていた。どうりで,雨の滴があちこちに落ちていると思いましたヨ。パパイヤと書いた札があったので,よく見たらパパイヤの木は朽ち果てて倒れていた。これじゃ,風呂の焚きつけにしかなりませんなァ。ここって,経営がもうヤバいんじゃ?ゾクゾク。
 大温室から外に出て,もう一つある小温室の方に入る,幸いにして,この小温室の方だけは,やや暖かかった。まあ,”やや”ですけど。フ〜。そこで熱帯らしいバナーナーの実を発見。下の方に,ベロンと赤いつぼみみたいなのが垂れ下がっている。これを読んだ皆さん。このままじゃ,歴史ある白浜フラワーパークがなくなっちゃうことになるやも知れません。房総に行かれた際は,ボランティアのつもりで,入園してあげてくださいね。
 そして車に乗り,房総半島のハジッコ(南西端)の洲崎まで行ったが,車も降りずにそのままUターン。降りて歩こうかと思ったんだけど,だってすっごく寒いんだもん。

 黄色い菜の花の道フラワーラインをまた白浜まで戻って,房総半島最南端の野島崎灯台へ。でも,灯台は工事中のため,立ち入り禁止であった。ウヌヌ・・・。セブンイレブンで(夜のお楽しみ用に)ジュースを買ってバックに隠し入れると,5時過ぎだろうか。ホテル”リゾートイン白浜”に車を乗り入れたのであった。

 

食いしん坊万歳!

二度目に泊まるリゾートイン白浜

 懐かしい白亜のホテル。ここに来たのは,3年ぶりくらいだろう。駐車場に車を入れ,フロントへ。記憶していたより狭くて古びたような感じがした。チェックインすると,いちご狩り園と花摘み園への地図をくれた。明日そこに行くつもりなのさ。そして部屋へ。ボクタチの部屋は2階のツインの洋室。フ〜。やっと着いたよ。今日は,とんでもない一日だったなァ。
 ベッドで平たくなっていると,彼女がお風呂に行こうと言い出した。ボクは,温泉なら兎も角,お風呂なんて,しょせんは水を湧かした湯に過ぎないと思ったが,彼女のたっての誘いで,シブシブ出かけた。フェ〜。やっぱりお湯はお湯じゃった。

 6時半!ついに時は来たれり。我々は,重々しい表情で,静々と1階レストランへ向かった。そして,鷹揚に席に着き,ロゼを頼んだ。ボクタチにはワインがよく似合う・・・。今回のプランでは,和洋海鮮コースとしゃぶしゃぶコースが選択出来る。ボクタチが選んだのは和洋海鮮コース。だって,しゃぶしゃぶだと,胃にもたれて,食べ放題のケーキを残しちゃうと大変ですもの。前回来た時は,洋食で,これまた実に美味しく,ケーキは手作りのイチゴケーキとか死ぬほど食べちゃったんでした。

デザートを召し上がれ

 ところが,この和洋海鮮コースって,一風変わっていた。ウニは,カラカラして,期待のクジラ肉の竜田揚げは,なにやらクジラっぽい味がした。あんまり食べていないのに,ウェイトレスさんが「ご飯とおみそ汁をお持ちしましょうか」と聞くので,それを頼んで,シクシク食べる。ご飯を詰め込んでお腹いっぱいになった頃,洋食系のサカナとお肉が出てきた。なんだか,前回に比べちゃうと,味が落ちたような気がする。次はデザート。せめて,美味しいものが出るに違いない・・・と考えたボクタチの前に出てきたリゾートイン白浜が誇るデザートは・・・
 豪華なデザートを平らげたボクタチの前に,ウェイターさんがガラガラとワゴンを押してきた!「いよいよ,ケ・ケーキじゃん」小声で囁き会うボクタチの前に,ウェイターさんがやってきて,チョコケーキ・ゴマケーキ・コーヒーケーキを示した。「どのケーキがよろしいでしょうか?」なんだか,平べったくて,よく100円で売っているケーキにそっくりである。思案の末,彼女が言った(さっすが〜)。「それぞれ食べてみたいんですが」すると,ウェイターさんは,「承知いたしました」と,その小さなケーキをそれぞれ3等分して,皿により分けてくれ,結局三個のカケラを合わせて一個分のケーキがボクタチの前にあった。食べ放題のケーキって・・・
 確かに,無理に「もっともっと喰わせろ〜」と言えば,出してくれただろう。みっともなくて言える雰囲気じゃなかったけど。そして,チョコケーキ・ゴマケーキ・コーヒーケーキのカケラは,100円ケーキそっくり,いや,それに劣るとも勝らない味であった。確か,前回はコーヒーも付いたハズなのに・・・ボクタチは,しょんぼりして,レストランを後にしたのであった。そうそう。ケーキの写真ですが,ショックのあまり撮るのを忘れてしまったのでした。ただひとつの救いは,昼間,いちごタルトを食べといたってこと。
 その晩,ボクタチは,ホテルの外に出だして,海岸沿いに散歩した。ようやく雨もあがった。明日はきっと晴れるだろうと思う...

 

 4月1日(日)のこと...

みけねこ花摘み隊の朝!

 目が覚めると,明るい日差しが窓から差し込んでいた。晴れだ!カーテンを思いっきり開ける。ホテルの庭は,昨日とは同じ場所とは思えない。光をいっぱいに浴びた花々は咲き乱れ,右手奥には微かに野島崎灯台が見える。
 朝ゴハンを食べに下に降りると,もういっぱいで,名前を伝えてロビーで十分くらい待つ。朝食はバイキング。普段なら,ガツガツ食べるところだが,今日は,いちご狩りがあるから,あまり食べないようにしよう。

かもめ丸と竜宮丸は・・・

 そして,8時半にホテルを出発。まずは,野島崎へ。ここには,野島崎海底透視遊覧船”かもめ丸”と”竜宮丸”があり,たったの600円で,ガラスの船底からタイやヒラメが舞い踊るさまが見られるらしいのだ。こりゃあ,見なければなりますまい・・・
 しかし,”かもめ丸”も”竜宮丸”も,陸に上がって,のんびりさぼっていた。海底透視遊覧船とネーミングは立派だが,どう見てもそこらの漁船っぽい。乗船場に行ったが,ネコの仔イッピキおらず,「朝8時半より運行」と書いてあるのと,「荒天につき運休」と書いてある札があっただけだった。どこが荒天じゃと(穏やかな海を見ながら)口をとがらせたが,やっていないものは仕方ない。

モクモク花を摘む”みけねこ花摘み隊”

 ここはあきらめて,次は花摘みに行くことにした。リゾートイン白浜と提携している花摘み園はなんと三カ所もある。その中から一番広そうなトコロを選んだ。フローラルヴィレッジ名倉ってトコ。なかなかグッとくる名前でしょ?さっそく,受付のオバサンから,花摘みの注意を聞く。このハサミでチョン切れって?フンフン。一人十本だが,ポピーは二本で一本にカウントする。ただし,キンギョソウは高いので,十本のうち,二本までしか摘むことは出来ない。
 OK〜とうなずいたボクタチは,花畑の中で飛び込んだ。ボクはさっそく,値段が高いキンギョソウ二本と,いっぱい蕾をつけたキンセンカと知らない白い花をネッコからモギ取った。残りは,多量のポピー。彼女はストックを中心に(やっぱり)キンギョソウ,ポビーなど。そして,ゴッソリ花を抱えたボクタチは,受付へ戻る。
 オバサンが取りすぎていないかチェック。その時,ボクはさっき気づかなかった張り紙を見つけた。「枝分かれした花ごとに取ってください。ネッコから取った場合は,花の数の分を計算します」ゲゲ〜。マズイ・・・しかし,幸いにもオバサンは何も言わなかった。ホッ。なにせ,ボクは平均して三つくらいに枝分かれしたやつを取っちゃったんだよね...

 え?その時の花はどうしたかって。ウン。ここにあるよ。今もとても元気。玄関に飾っているんです。じゃーん!

 

いちご白書をもう一度!

 花をゴッソリ車に詰め込んだボクタチが,次に向かったのは,”館山観光いちご狩りセンター”。白浜から北に15分ほど行ったところ。3年くらい前来たときもここだったっけ。そして,生まれて初めて”章姫”って言う長ひょろい美味しいイチゴに出会ったのだ。ヤッポンのいちご界では,従来,東の”女峰”・西の”とよのか”と言われて来た。ところが,東の女峰が石コロのように固くて,クソマズイことから,”とちおとめ”という新品種が女峰を駆逐し出したのである。一方,”とよのか”は,そもそもが美味しいことから,西における地位は安泰に思われた。そこに”とよのか”も脅かす真打ちとして日本中部(静岡県)に登場したのが,夢のように美味しい”章姫”...ボクのいちご理論によれば,横綱(章姫)>大関(とよのか)>幕内(とちおとめ)>ただのデブ(女峰)という順で,いちごのオイシサとなる。

こうなりゃヤケ喰いじゃ〜

 10時半頃,いちご狩りセンターの到着。さっそくオジサンの案内で,いちごハウスへ。じゅるる〜。ウマイ”章姫”が食い放題なのじゃ。「ところで,いちごの種類はどんなんですかいのう?ゴックン」とボクが聞いたら,オジサン曰く。「今日から女峰ですじゃ。昨日までは章姫でしたじゃが,いじきたないお客さんに食い尽くされましてのう・・・」
 暗い目をして拗ねちゃったボクタチは,いちごハウスへ。係りのオバサンにパックとミルクをもらう。パックを手に必死の形相で辺りを睥睨するボクタチ。ハウスの中は,もうガツガツしたライバル達でいっぱいだ。いやしいやつらめっ!

食え!食うんだ。ジョー

いつの間にか人影はなくなり...

 ボクタチは,重戦車のように進み出した。確かに女峰は,章姫の100分の1の味である。粒も小さいのが多い。しかし,ボクはそこに注目したのだ。実は,去年,栃木にいちご狩りに行った時,彼女は70個食べたのに比べ,ボクは50個しか食べられなくて,無念の涙を飲んだ記憶がある。しかし,ここで小さい粒を選んで食べてけば,彼女の70個の大記録を打ち破れるかも知れぬ...
 そして,ボクは無我夢中で食べ出した。むしゃむしゃむしゃむしゃ。チロリと彼女を見ると,やけに上品に食べていて,パックの中のいちごの房はチョッピリしかない。楽勝だの〜。しかし,ライオンは,ウサギを仕留めるにも全力を尽くすと言う・・・。かくして,ボクは食べ続けた。
 気がつけば,ハウスの中は,ボクタチとあと一組くらいしかいなくなっていた。さて,そろそろ出ようか。それぞれのいちごの房を数える。ウム。84個だ。数をちょうどにしようと思ったボクは,あと6個をなんとか食べて,90個にした。ぐ〜る〜じ〜い〜。そして,彼女の成果を聞こうとしたら,彼女はあと2個をパクパク食べていた。「いくつだった?」「88個だったから,あと2個食べたのよ」・・・あれ?

 国道128号を東へ。途中,ローズマリー公園でひと休み。花摘みといちご狩りで時間を使いすぎてしまった。今帰れば,夕方6時頃には家に着くだろう。どうすべきか・・・花摘み隊のメンバーは相談し,そして意を決した。いくら遅くなってもかまわない。今日は,後悔しないように思いっきり遊んでいこう。そして,最終目的地へ向かう!

 

 

仁右衛門島の冒険

 鴨川の沖合200mに浮かぶ約30,000uの孤島”仁右衛門島”。800年もの歴史を持つこの島は,代々平野仁右衛門という名前を受け継ぐ人物が一戸だけ住んでいることから,仁右衛門島と呼ばれる。

車を置いて歩き出す

渡船場メッケ〜

手漕ぎ舟に乗り込む

仁右衛門島へ

 太海フラワー磯釣りセンターの有料(400円)駐車場に車を置いたボクタチは,明るい日差しの中,いかにも漁港らしい狭い道を下っていた。渡船場はこの先らしい。車が一台通るのがやっとの狭い道。道は大きく左に曲がり,さらにしばらく歩くと,古びた感じの渡船場が現れた。
 二丁櫓の渡し舟には,既に人がいっぱい乗っている。急いで料金所で一人1,050円を払って舟へ。ボクタチが最後の客。舟の前後についた船頭さんが櫓を握った。抜けるような透明で穏やか海・・・
 舟は,ゆっくり向きを変え,海の上を滑り出す。風もないいい天気。みんな大喜びで海を見つめる。遠ざかる渡船場。漁船。そして,近づいてくる仁右衛門島(右の血染めの地図をご覧いただきたい)。

着船場には食堂売店があった

 舟に乗っていた時間は,ほんの5分くらいだったろうか。ややあって,着船場へ(この手漕ぎ舟は8時半から17時まで随時運航している。無休だが,荒天の場合は運休となる)。目の前に白い四角い建物がある。ここが仁右衛門島唯一の食堂売店だ。ウキウキする心を抑えつつ,食堂売店の中へ。なんだか,ボクタチは胸がドキドキしちゃっていた。南海の孤島に流されたボクタチ二人・・・って,後ろを振り返れば,いっしょにやってきたお客がいるんですけどね。
 建物内は,通路となっており,両側にお土産と,右奥が食堂になっている。店員の若いオンナノコ達がにこやかだ。高校生くらいにしか見えんぞよ。
 建物を出ると,別世界がボクタチの前に広がっていた。違う・・・明らかに本土とは違う風景と空気。植生も明らかに違う。御来島記念碑があったので,彼女をパチリ。このベンチの後ろにはちゃんと,「2001年4月1日」と書いてあるんですよね〜。なお,彼女の後ろの下の方の茂みは,多量のアロエである。さて,この碑を通り過ぎると,右側には海が広がり,まっすぐ前は階段となっている。

ここ。御来島記念碑ですって

階段を登る

左に折れ,狭い小径を進む

途中にあった蓬島弁財天祠

展望所からは本土が


 よし!階段を登り出すボクタチ。すぐに道は二つに分かれていた。左に道をとる。周りに緑が生い茂ったこの小径は,弁天道と言う。右手の木立の間からは時々海が見え,句碑が点在している。しばらく行くと,左に”蓬島弁財天祠”への階段があり,ちょっと登って手を合わせる。
 また,小径に戻り,その先は,岬の突端の展望所だ。本土がすぐ近くに見える。マジ・・・近いや。そうそう。あそこから舟に乗ったんだよね〜。この道は岬の展望所への一本道であり,片道で5分くらい。しばらく海を見ていたボクタチだったが,また小径をさっきの分かれ道の本道まで戻った。

高い石垣があった。

門を入ると島主住宅が

左手には奥庭。池がある

正面に戻る。案内係の少女

 本道の石段を登りきったところに,高い石垣に囲まれた門が現れた。この石垣は,房総の激しい風雨を防ぐためのもの。ここが,島主である仁右衛門氏のお家なのだ。この家は,宝永元年(1704年)に建て直したものらしい。
 門をくぐって左手へ行くと,そこは緑の木々に囲まれた屋敷だった。庭には,珍しい金銀針茄子というナス科の植物の実がなっている。松・蘇鉄・アロエ・・・なんだか,不思議な光景である。
 「こんなとこ住みたいなァ」とボクが感想を漏らしていると,黄色いエプロンをした少女が現れて,「奥庭をご覧ください」と案内してくれる。むむっ。食堂売店もそうだったが,仁右衛門氏は,少女が好きと見た!ボクを養子にしてくれたら,みけねこ仁右衛門と名乗って,本土から雇った少女を馬車馬のようにコキ使うのに。そう。仁右衛門島なんて古くさい名前は,「東京ニエモンランド」に変更して,”エモンの海賊”とか”スペース・ニエモン”とか絶叫マシンで大モウケだ・・・と考えつつ,奥庭へ。奥庭には,書院造風の屋敷の縁側と,池には鯉が悠然と泳いでいた。そして,先ほどの案内少女の前を通って,そのまま裏門へ抜ける。

 仁右衛門島は,千葉県で一番大きな島。仁右衛門氏は,先祖代々仁右衛門を名乗り,推定で三十八代とされる。島にはさまざまな歴史があるが,元禄十六年(1703年)に鴨川を襲った大津波で,殆どの記録は失われた。仁右衛門氏は,海軍にあって敗戦をむかえ,この島を継ぐこととなった。彼の考えは,島を発展させず,昔ながらの島を残すことだった。一枚岩の島だから,水は雨水を利用する。火事を防ぐためにアロエや常緑樹を植えた。奥さんは花を植えた・・・そして,今の仁右衛門島は。ある。

神楽岩

神楽岩からの展望

 海が見えた・・・!階段を降りていくと,左側に見晴台。ここには灰皿がある。すぱ〜。仁右衛門島には,アチコチに灰皿がいっぱいあるのだ。そして,その先に現れるのは,日蓮正人が旭を拝んだという”神楽岩”。日蓮正人は(前回のどんたく旅行記でも登場したが),実は鴨川の隣の天津小湊の出身なのである。天津小湊には,その名もズバリ。誕生寺ってのがあるのだ。

源頼朝のかくれ穴へ

 さらに時計回りに道を進むと右手に赤い鳥居が見えてきた。奥に行くと”正一位稲荷大明神”があって,その隣に”源頼朝かくれ穴”がある。頼朝が石橋山の戦で敗れ,安房に逃れてきた時,仁右衛門がここに匿い,例としてこの島と周辺の漁業権を与えられたとされている。しかし,こんな狭い穴蔵にコソコソ隠れられたのかなぁ?

 そして,磯に降りて来た。房総の海が目の前に広がる。東京湾から離れたここらの海は,とても綺麗な海だ。さらにずっとずっと海岸を北へ行くと,またまた汚染されているんだ・・・(ボクタチの住んでる近辺の海はね)。少し磯遊びをする。ウニとかイクラとかを探したが,残念ながらヤドカリしかいなかった。
 それから道を登ると,そこは,さっき出発した御来島記念碑の前だった。「ピー ヒョロロロロ」鳥の鳴き声に驚いて空を見上げる。トンビが何羽も何羽も空を飛んでいる。うわ〜。

 そして,食堂売店を抜けて,着船場へ。手漕ぎ舟は既に待っていた。本当は,もっとゆっくりしたかったけど,明日は仕事だから。出発・・・船頭さんが舟を漕ぎ出す。仁右衛門島は次第に次第に離れていった。

ワカメの岩場で磯遊び

トンビがくるりと輪をかいた

勇気のある人はクリック↑

(右写真は乗船場にあった”仁右衛門島マップ”。サイズ極大です)

 そして,我が家に一路向かった。途中,ラーメンを遅い遅い昼食として食べる。九十九里有料道路あたりまでは快適だったが,早朝に走行した行きとは違って,結構渋滞気味。県境を越える頃は既に暗くなっていた。そして...我が家の近くのマックでハンバーガーを食べて,9時頃にヘトヘトになって帰宅した。ふ〜。疲れたなぁ。でも,面白かったよ!


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