栃木県の温泉!

茶臼岳に登る

益子町

クア益子21(閉鎖) 栃木県益子町七井3311-12 0285-72-8111 日帰温泉  

ナトリウム硫酸塩・塩化物泉,54度 内(半露天) 10:00〜19:00 600円
  日本有数の泉質を誇るという「クア」の名を冠した温泉。確かに茶色くにごった泉質は近隣ではめずらしい。脱衣所の壁を見ると,パンフレットがあり,この温泉でアトピーやらインキンが治ったとの感謝の投稿でいっぱいである。よく広告で,ちょめちょめクロレラを飲んだら脱腸が治ったとか,誕生石鼻輪で彼氏は出来るわ,胸は大きくなるわ,パチンコで大儲けするわ,信じられないような話が乗っているが,そのたぐいかとも思ったのだが,インキンという言葉に大変真実味がある。何度か入りに行ったが,残念ながらインキンらしい人は見受けられなかった。どういうものだか実に興味があるのに。
  その後,噂によればクア益子21は閉鎖されたと聞く。泉質がいいだけにあまりに残念なことだ。

市貝町

ゆったりランド「市貝」 栃木県市貝町市塙4649 0285-68-4460 日帰温泉  

ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉 10:00〜21:00(月曜休) 400円
  かなり強力な温泉である。
  事件その1。オジイサンが湯船の前でバッタリ倒れており,救急の人が担架で連れてった。事件その2。私自身がやばくなり,裸で扇風機の前でしゃがみこんだ。事件その3。いっしょに行った彼女が待てどくらせど出てこない。先ほどのオジイサンのことが目に浮かび,女風呂にコリャ助けに行かねばなるまい。緊急の際だから飛び込んでしまおうか。上品で紳士そのものの私の顔を見れば,まさかチカンあつかいはされまい。とか,つらつら考えていたら,彼女が出てきて,いわく。「脱衣所が混んでたので,なかなか出られなかったのよ。」とギャフン。無色透明無臭だが,あまく考えると湯あたり必至である。

芳賀町

芳賀町温泉センター「ロマンの湯」 栃木県芳賀町上延生160 028-677-4126 日帰温泉  

ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉 内・露天 10:00〜21:00(水曜休) 500円
  平成7年オープンだから結構新しい。明るい感じで,いつ行っても駐車場がいっぱいの人気のある温泉。ロビーも広々とし,キレイである。大きなテレビがあり,いつもNHKの「のど自慢」をやっている。利用客はのど自慢を食い入るように見て,また温泉に入るらしい。売店には季節の果物があり,食欲をそそる。

高根沢町

元気あっぷむら 栃木県高根沢町柏崎588-1 028-676-1126 日帰温泉(宿泊可)  

ナトリウム塩化物泉,70度 内・露天 10:00〜21:00(2・4火曜休) 600円(夜間400円)
これまた,新しく(1997年)出来た温泉公園である。最近は,温泉施設だけではなく,公園や広場など総合施設とするのはハヤリらしい。ネーミングもひらがなが多いのが特徴だ。温泉もなかなか広く,洗い場が一人一人仕切ってあるのには感心してしまった。休憩所が実に充実していて,作りたてのキリンビール(近くに工場があるのだ)を売っていたので,グビグビやってしまった。建物から出ると,素足健康ロードというのがあって,石の上を裸足で歩くと,どこが痛いかによって内蔵の悪いところが分かるらしい。早速やってみた。いや,いたいのいたくないの,全部痛かった。

真岡市

真岡市健康増進施設「井頭温泉」 栃木県真岡市下籠谷21 0285-83-8822 日帰温泉  

カルシウム・ナトリウム硫酸塩・塩化物泉,56度 内・露天・プール(水着) 10:00〜21:00(火曜休) 700円(温泉)
1000円(温泉+プール)
井頭の100万人プールの隣に出来た温泉&プール。水着で温水プールの運動浴風呂や充実のサウナで遊んだ後は,裸で温泉に入れるオトクなところである。健康的で家族で遊ぶのにおすすめ。温泉施設にしては,やけにハンバーグがうまかった。

宇都宮市 

ロマンチック村温泉館 栃木県宇都宮市新里町丙254 028-665-8824 日帰温泉(宿泊可)  

アルカリ性単純泉 内・露天・プール有 028-665-8824 500円
  ロマンチック村は,広大な敷地に地ビール,植物園など配し,実に楽しいところである。森林浴かてがら行くのが良いのではないか。温泉も並以上であるが,なんと言っても屋外レジャー施設としての総合力であろう。地ビールを飲んで,森を散策し(信じられない程でかいなめくじがいる),温泉に入る。なお,森には,なめくじばかりでなく,日中友好のツルもいる。ああ,また行きたい。地ビール最高!
 
ただおみ温泉 栃木県宇都宮市新里町丙712 0287-321-2118 日帰温泉  

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アルカリ性単純泉 露天 10:00〜20:00(木曜休) 450円
  ロマンチック村の入り口手前にある。温泉としては,コチラの方が実は味がある。あやしい建物に入り(こういう時いつもドキドキする),露天風呂の正面は昔風の蔵が立っており,まるで見られているようだ。もともと農家の庭に湧いた温泉だったらしい。露出変態心がくすぐられる。いや,ロマンチック村の温泉よりコチラの方がロマンチックだ。あやしいおみやげグッツもある。

茂木町

ホテルグリーンヒル茂木健康館 栃木県茂木町町田2031-2 0285-63-5151 日帰温泉  

ナトリウム塩化物泉,32度 内・露天 10:00〜21:00 1,000円
 トーテムポールの門をくぐって坂をグルグル上っていくと豪華ホテルが見えてくる。その隣が温泉だ。ここは実に充実。湯船,サウナ,露天,どれをとっても不足はない。特筆すべきは,露天の薬湯風呂。恐るべきにおいで鼻を刺激してくれる。ゲームコーナーも非常に充実。ところで,隣のホテルでイタリアフェアのランチをやってたので,早速並んでみた。ところが,いっしょに並んでいた彼女がトイレに行くといって消えてしまった。後で聞いてみると,強引な結婚式場の係りの人につかまって,式場やらアチコチ案内させられたらしい。なんでも,ここで結婚すると1年間温泉タダらしい。毎日2回入りにくるとして,73万円ももうかるではないか。2人なら146万円である。茂木近郊のカップルの人。あなたはこれからどうすべきかは,もはや自明のハズだ!

烏山町

やまびこの湯からすやま 栃木県烏山町横枕473-1 0287-82-0026 日帰温泉  
炭酸水素ナトリウム泉,21.5度 内・露天・サウナ 10:00〜21:00(火曜休)
金・土は〜24:00まで
400円
 なかなかリーズナブル。しかし,残念なことに,ここは冷泉であり,特に露天では塩素のニオイが鼻についた。クッソー。だいぶ混ぜてやがるなァ。しかしここいらに住んでる人は幸せだねぇ。すぐあちこち行けて。烏山は日帰温泉旅行にしょっちゅう通るが,ここまで茨城から1時間半。ウ〜ム。「なに言うだ。オラ,カラスは黒いからきらいだ。エバラキがええだ。」と言う奇特な人がいたら是非代わりたい。(00.1.10)

南那須町

こぶしの湯 栃木県南那須町藤田19990 0287-88-0511 日帰温泉  

ナトリウム塩化物泉,52度 内・露天・サウナ 10:00〜21:00 500円
  こぶしが丘牧場にある温泉。牛乳とヨーグルトを作っており,ヨーグルトは実にうまい。泉質が最高とのウワサを聞きつけて行ったのだが,残念ながら普通だと思った。南那須町は,本当は「大金いかんべ共和国」という立派な国家であり,南那須町とは仮の名にすぎない。
 
大金温泉(閉鎖) 栃木県南那須町岩子104 0287-88-2614 日帰温泉  

ナトリウム・カルシウム塩化物泉,67度 9:00〜21:00 500円
大金温泉グランドホテルの隣にある温泉。古びた屋内岩風呂だが,湯船はなかなかに広く,真ん中に木が植わっている。独特の雰囲気は味わい深く,まろやかである。休憩室のカラオケの音量もなかなか泣かせる。お隣の豪華なホテルは,入り口に砂風呂など書いてあり,ヨダレが出る思いであったが,日々の糊口をやっとしのいでいる私には夢のまた夢。貴重な500円をようやく捻出してやっと入った温泉なのに,これ以上贅沢を望むのは神もゆるすまいと考えつつ,モーニングやらドレスを着て笑いさざめく上流社会の紳士淑女を横目に見ながら帰ったのであった。
P.S.平成12年1月末で閉鎖されていた。内風呂しかなかったが,味わい深い雰囲気であったのに残念である。この写真は,締め切ったその時の写真である。チョウチンがもの寂しくゆれていた。(00.3.12)
 
大金温泉グランドホテル 栃木県南那須町岩子86-2 0287-88-2211 ホテル(日帰可)  
ナトリウム・カルシウム塩化物泉,66.8度 内・露天・サウナ   500円

  隣りの大金温泉(右マップの大金温泉は,下のコラムの健康の湯だと思われる)に再訪したところ,閉鎖されており,タオル片手に唖然としていたら,親切なおばさんが,「ここの温泉,そっちのホテルに行っちゃったみたいよ」と親切に教えてくれた。えらく高いんじゃないかと恐る恐るそのゴージャスなホテルのロビーを覗いたところ,おお!500円じゃないか!こんな立派なホテルなのに安い!安すぎる!と叫びながら入ったのであった。ここはそもそも相当高級なリゾートホテルだったのだろう。浴場まで広い吹き抜けのロビーを結構歩くのだ。案内板に従って浴室に入っていくと,内風呂しかないじゃん。思ったよりきれいにしていないなと思いながらチャポンとつかる。ここの泉質は,ジュラ紀の海水を汲み上げているもので,カルシウムイオンを多量に含んでいるそうで,実際相当しょっぱい。服を着て廊下に出ると,「露天風呂入口」を書かれた締め切っていそうな汚いドアを見つけた。ジロジロ見ていたら,また別のおばさんが,「ここ,男湯が向こうの窓から丸見えなのよ」と親切に教えてくれた。急いでその窓から覗くと,丸出しの男の人が露天にいるじゃないか!シメシメと,さっそくまた入りにいく。露天はとてもきれいで,海草みたいなのがプカプカ浮いていた。まさか源泉からのハズはないから,スーパーで買ってきたやつを浮かべているに違いない。それにしても分かりましたよ。なぜ,おばさん連中がみんなあの窓を必ずノゾキながら歩いていたワケが。(00.3.12)

 

「みけねこの温泉紀行番外編」

元「健康の湯」の廃屋 元「豪華客船レストラン」のしっぽ

 日帰りで栃木県の温泉に出かけることにした。今回出かけるのは,「健康の湯」といって,大金いかんべ共和国内にある。この共和国は,古くは,南那須町というこつまんない名前の町であったが,昭和62年に「大金いかんべ共和国」として日本国から独立した国となったそうである(今でも行政上は南那須町なのだ)。
 ボクの調査によると,その「健康の湯」のある場所は一大リゾート地となっており,サンクチュアリ教会や平和迎賓館,豪華客船のレストランがあって,温泉は古代海水を汲み上げた温泉露天風呂なのだ。ボクタチのようなハイソな上流階級が出かけるにはふさわしい場所じゃないか。ムッフッフ。
 出発してから約1時間後,烏山町で信号待ちをしていたら,窓からハッピを着たオジサンがチラシをくれた。ずいぶん熱心だね。ナニナニ?「東力士」という酒屋さんで,酒造祭りをやっていて,飲み放題で酒粕のオミヤゲつきだって!ハイソなボクとしては,サケカスなんていらないと思ったが,彼女がゼヒ庶民の様子を視察しなくちゃと主張するので,成る程もっともとチョッピリ寄ってみることにした。入ってみると,意外に(というか実に)おもしろく,酒蔵の見学や樽出しの酒(添加物を加えてビンにいれる前のもので,他では決して飲めないそうである)を試飲したり,クジを引いて大ハズレだったり,サケカスを袋いっぱいにつめたりした。(後で彼女とボクの袋を比べて見たら,約1.5倍はボクの方がゴッソリつめていた。サケカスだって,スーパーで買うとバカにならないからね。むふふ)
 そうこうして,またまた約40分。ようやく目的地の「健康の湯」に着いた。そこのサンクチュアリ教会は,なんと!・・・クモの巣だらけのオバケ屋敷と化していた。豪華客船のレストランは・・・バミューダトライアングル をさまよう幽霊船のようだった。平和迎賓館は・・・原爆でやられた原爆ドームのようにひどかった。そして,期待の温泉は,(写真ではよく見えないかもしれないが)ガラスは割られ,中はゴミが散乱しており,あんまり営業している風にはとても見えなかった・・・。おそらく,バブルの時期にこのようなリゾート地を無理矢理つくったものの,不況でみんなつぶれてしまったのだろう。この「いかんべ共和国」って,チョッピリ温泉が出るだけで,観光らしい観光といっても本当になにもないところだからなぁ。やむなく,1キロ程離れたトコロにある大金温泉に行くことにした。ここは2年くらい前に行ったことがあったので,2回目ということになる。ところが,そこもつぶれていたのだった・・・。この後の話は「温泉湯処情報!」をご覧いただきたいと思う。
 大金いかんべ共和国の野望・・・その墓碑銘のようにサンクチュアリ教会や平和迎賓館が今も立ち並んでいる。(00.3.12)

 
ユーカリヒルズ温泉センター「寿乃湯」 栃木県南那須町曲畑1021-1 0287-88-0132 日帰温泉(ホテル併設)  

ナトリウム-塩化物泉 内・露天・サウナ 10:00〜21:00 550円
ハデハデしい鳥居のような門をくぐるとホテル(リゾートホテルユーカリヒルズ)があり,そのすぐ上が寿乃湯だ。ここはカラオケがさかん。駐車場までこぶしを聞かせた曲が流れてくる。タダでコンサートに行ったようだとホクホクしながら入り口に入ると,早速カラオケの商品がズラリと並んでいる。温泉自体は広くはないし,露天風呂から見る景色はたんぼばかり。その割に結構行ってしまうのは,なんとなく気軽に入れる雰囲気があるからだろう。

喜連川町

もとゆ 栃木県塩谷郡喜連川町喜連川6620-1 028-686-3284 日帰温泉  

含硫黄-ナトリウム塩化物温泉,48.6度

内2,露天 7:00〜21:00(第1月曜休) 300円(休憩600円)
 我が家から車で約2時間。 喜連川の市街からちょっとだけ離れた荒川沿いに”もとゆ”はある。細い道なので,何度も通り過ぎてしまった。駐車場は広いのだが,ぞっとするほど車でいっぱいだった。さすがは,正月三が日である。喜連川町は,温泉の豊富さと,泉質の良さで知られているが,温泉の歴史が意外と浅い。1981年に掘削されたので,たかだか20年でしかない。そして,最初に作られたのが,ここ”もとゆ”である。最初は,”第 1温泉浴場”という名称だったが,数年前の建て替えを期に,名称が変更されたらしい。
 実は,数年前に,車でグルグルと探し回って,ここの前を通ったことがある。入ろうかなぁと思ったのだが,あまりの古びたありさまに,背中がぞぞっとして,第二温泉浴場の方に行ってしまったんだっけ。その時と比べて,ずいぶん綺麗になってしまった。正に美の極致である(って,これは大げさか)。

 ロビーに入って,左が女湯。右が男湯だ。ボクタチは,「45分後にここでね」と約束して左右に分かれる。脱衣所は,野郎共の毛ずねでいっぱいであった。まあ,それを除けば,とても綺麗な脱衣所である。これは期待出来る・・・喜んだボクは,スルスル服を脱いで,浴室へ。うはっ。人でいっぱいである。広い浴槽(低温漕)と,小さな丸い浴槽(高温漕)後で聞いたら,こちらは源泉オンリーとか。入らないちゃった),それに露天。どれも,非常に綺麗である。まずは,広い浴槽へチャポン。やや緑がかった薄茶色の湯。きつくなく,なめらかな泉質だ。洗い場を見ると,お尻がズラリと並んでいるので,開くのを待って,すばやく座る。頭を洗って,今夜のシャンプー代を浮かすのが,ボクの温泉に出かけた時の主義なのだが・・・あれれ?シャンプーが置いてない。うーん・・・まっいいか。ボクは,ボディソープで頭を洗っちゃった。これ,ゴワゴワするんだけど,洗っている間だけは,なかなかキモチイイんですよね。知ってました?それから,露天へ。うーん。なんだか開放感があるなぁ。内湯より,やや薄い泉質であるように思えた。

 ロビーに戻ると,まだ彼女は戻ってきていなかった。ちょっと約束の時間より早く出ちゃったみたい。ボクは,ロビーを探索することにした。でも,お土産売り場もないし,あんまり面白くない なぁ。そして,自動販売機の前に行った時のコトである。あれ?二本の足首が見える?足首の上には足が,足の上には丸いお尻が見える。お尻の上は──暖簾だった。ボクは,以上のことを,ゼロコンマ1秒で観察し,頭脳にインプットした。そのままトコトコ歩いて,椅子に座りながらも,ボクのコンピュータの如き精密な頭脳は,情報を処理し続けた。女湯の脱衣所が,開いた扉の暖簾の下から見えるのだ。この”もとゆ”。管理体制がなっとらん。実にケッコウ・・・いや,ケシカラン!それにしても,フム──あの足の形。なかんずく,あのお尻の形には,いささか見覚えがあるような・・・
 ボクが首をひねっていると,ややあって彼女が「お待たせ〜」と出てきた。むむむ。今の話,言おうかな〜と思ったけど,なぜか,結局言わないちゃったのでした。(02.1.3)
P.S. 後で彼女に聞いたら,それは,年の頃なら57・8のすげ〜オバサンがそれらしいとのことだった。これホント。ガッカリ。 (マップは福祉センター喜連川城を参照)


喜連川温泉第2温泉浴場 栃木県喜連川町喜連川871-1 028-686-5047 日帰温泉  

含硫黄ナトリウム塩化物泉 露天 8:00〜21:00(第2月休) 300円
  いや,観光地でないのに喜連川が温泉が多い。他に第1と喜連川城温泉があるが,内風呂のみなので,ついこちらに来てしまう。200円(後に値上げして300円)払って入ると,露天風呂のへりにトドの群れがにアソコも隠さずにころがっていること,ころがっていること。うれしくなって,トドになってしまった。露天風呂も広くて実に暖まる。泉質は,喜連川は栃木で最高と聞くが,なかなかだ。なお,彼女に女湯はどうかと聞いたら,やはりトドについて,ひとくさり聞かされた。 どうも彼女はトド湯はキライらしい。(マップは福祉センター喜連川城を参照)
 
福祉センター喜連川城 栃木県喜連川町喜連川 028-686-3633 日帰温泉  
ナトリウム塩化物泉 8:00〜21:00(第3月休) 300円
 栃木県喜連川温泉までは,我が家から車で二時間。ずいぶんストイックに運転してだ...
 国道293号から荒川を渡って市街へ。時計を見ると12時半になっている。お腹もペコペコなのだ。途中,高級レストランでもないかと探しながら走ったが,ウドン屋が何軒か見つかったダケ。今日はウドンの気分じゃないんだよな〜。出来ればステーキとか・・・血のしたたるやつがいいのう・・・とわがままな探し方をしていたので,結局,町役場の前を通り過ぎ,山の上にある”お丸山公園”まで登ってしまった。ここは,喜連川町唯一最大の大観光地であり,役場のある市街地からシャトルエレベータが通り,地上40mの”喜連川スカイタワー”があるのである!
 喜連川に来たのは,何年ぶりだろうか。最後に来たのはもう2・3年も前になる。あの頃,スカイタワーの建築がちょうど始まった頃なんだよな〜。久々に訪れる”お丸山公園”の駐車場は,結構空いていた。日曜日のお昼過ぎだってのに。ハラペコのボクタチは,車から飛び降りると,大急ぎでお土産物屋さん併設の食堂に飛び込んで,ストーブの近くの席に陣取る。結構広い食堂内だったが,他のお客は,二組くらいしかいなかった。こういう観光地の食堂では,いつもそうするのだが,まず味に間違いない山菜ソバ(500円)を注文する。あまり期待してなかったんだけど・・・あれれ?結構美味しいぞ。ハラペコのボクタチは,あまりの美味しさに喉を鳴らし,汁を飲み干し,ゲップまでしてしまった。

福祉センター喜連川城

 次に(歩いて)向かったのは,お土産屋さん隣接の温泉である。ここは,”福祉センター喜連川城”という名前で,前々から,ここは老人施設に違いなく,入ろうものなら,バンパイアのような年寄りに若さのエキスを吸い取られるに違いない・・・と思って,今まで入ったことがなかった温泉施設なのだ。本当は,”もとゆ”という荒川沿いの最近リニューアルした公衆浴場に行くつもりだったのだが,レストランを探してこの山の上まで彷徨ってきてしまった以上,ここに入るほかあるまい。例え若さのエキスを吸い取られて,シワシワになっても仕方あるまい・・・と悲壮な決意を固めたボクタチは,ゾッとするほど暗っぽい入口に入っていった。

写真で見ると綺麗に見えるケド

 意外にも,受付の前に新しい自動発券機があり,300円で入浴券を買って入る仕組みとなっている。外から見る建物は,大きくて綺麗そうなのだが,中に入ると狭くて相当古びた感じがする。そして,狭い廊下をお年寄りがウロウロしている。やっぱり...
 脱衣所は,明るくて結構広め。お尻の肉の痩けたお年寄りがアチラコチラに座っている。自分のプワプワしたお尻に触りながら,ボクも,何年かたてば,ああなるんだなぁと思う。こうして,己の行く末を見ておくのも,役に立つことだ。浴室はまずまずの広さ。結構湯気が多い。湯は,結構熱めで,黄色がかった色合いだ。なめてみると,相当しょっぱい。お年寄りの汗とか体液がだいぶ湯に混じっているのだろうか?細かい湯ノ花みたいなのがいっぱい浮いている・・・と思ってよく見たら,黒い湯ノ花?だった。なんでしょ。これ?未確認浮遊物体だ!(01.3.11)
 
かんぽの宿喜連川日帰り館 栃木県喜連川町028-686-2822 日帰温泉  

含硫黄ナトリウム塩化物泉,48度 内・露天   800円
  天下の喜連川で,800円も取る最新鋭温泉が出来たと言うのでやって来た。茨城の800円温泉なら大した期待は出来ないが,なんと言っても喜連川である。きっと,金ブロかなんかかなぁ。それとも,裸の美女がサンスケとして,背中を流してくれるのかも知れない。期待はふくらむ一方である。ところが,全然普通ではないか。まあまあ広いが。ん〜。
口直しにもう少し山を登ると喜連川城があるので,そこで鹿と遊ぶことにした。エサを買って,サクに入ると鹿がえらい勢いでおそってくる。これがライオンだったら大変なことになるよね。
 
喜連川早乙女温泉 栃木県喜連川町早乙女2114 028-686-4126 日帰温泉  

含硫黄・ナトリウム・カルシウム塩化物泉,48度 半露天 9:00〜21:00 900円
  ありました。かんぽの宿を越える900円の温泉が。実を言うと,ここは印象が薄く,駐車場と入り口は良く覚えているのだが,肝心の温泉はすっぽり記憶から抜けてしまったのだった。

氏家町

松島温泉 乙女の湯 栃木県氏家町松島900 028-682-2266 日帰温泉

アルカリ性単純泉,41.6度 内・露天 10:00〜21:30(月曜休) 700円(夜間500円)
 栃木県随一のアルカリ性単純泉とのウワサを聞きつけ,出かけた温泉である。平成6年開業というわりには,やけに古びた感じがする。フム。ロビーも狭いし,湯船の雰囲気も,まっ。大したことないね・・・しかし,足をチャポンと湯に入れた途端,背筋がビリビリときた。このヌルヌル感は実にスバラシイ!わずかに緑がかった湯は,美人の湯とされる数あるアルカリ性単純泉の中でもトップレベルではないか!「乙女の湯」というロマンチックな名前だが,いたのは,昔乙女と昔若者だけだった。湯船の中でも,線質を昔乙女達が激賞する声しきりである。「ツルツルになったぞぇ〜!ツルツルのシワになった!」「ワシのアソコもツルツルじゃ!」(アソコとはハゲアタマのことである)・・・優れた泉質でありながら,やさしく穏やかである。皆さんもちょっと試していただきたい。(00.2.13)

湯津上村

湯津上村健康センターやすらぎの湯 栃木県湯津上村0287-98-2141 日帰温泉  

ナトリウム硫酸塩・塩化物泉 内・露天(混浴)   400円
  ここの村は面白い。髪結い屋とか小間物屋とか越後屋とか昔の名前で看板が出ているのだ。タイムスリップした気分。村の人は,その看板でお互いを呼び合うそうだ。「越後屋よ。おぬしも悪よのう」などやったらえらく楽しそうだ。さて,やすらぎの湯は,内湯と露天があるが,裸のままでは行き来出来ない。露天は岩風呂で大きな天狗様がいる。コリャ絶対子宝の湯に決まっている。と言うことはもちろん混浴。いっしょに入ろうと彼女をさそったら逃げられてしまった。この頃はみょうな先入感があったらしい。オバサンも入っていて安心だったのに。その後,露天が男女別になったと風のたよりに聞いた。追加情報。露天は男女内風呂にそれぞれ新たについただけで,天狗の混浴露天は健在である。安心されよ。「どこから来たのけ?」「茨城です」「ほうけ。東京から来たのけ。オレ(作注:おばあさんである)は,日に二回は来とってなあ。ところで,どこから来たのけ?」てな具合で,大人の男女の会話が楽しめる。内風呂は透明,天狗の湯は薄茶色で,泉質優良。


大田原市

大田原温泉健康保養センター太陽の湯 栃木県大田原市中田原593-3 0287-24-2525 日帰温泉

アルカリ性ナトリウム塩化物泉,51度 内・露天   700円
  結構街なかにあるホテル併設の温泉。我が家から結構遠いので,ウンウン唸りながら車を運転して出かけた。場所がなかなか分からず,市内をグルグル回ってしまった。イメージとしては,なんとも普通という感じで,いささか印象が弱い。だだっぴろい駐車場にあった専用バスはよく覚えているが,中はサッパリ記憶にない。もう一回再訪して,記憶を新たにしたいと思うのだが,まだ行ったことのない温泉がボクにはあまりに多すぎるのだ・・・

 リンク関係で,ここの湯のHP。もめた様子です。


矢板市

城の湯温泉センター 栃木県矢板市川崎反町295 0287-44-1010 日帰温泉  

ナトリウム硫酸塩・塩化物泉,74度 内・露天 9:00〜21:00(1・3月曜休) 400円
  日帰で自宅から行くと,さすがにいつもより遠い。場所もなかなか分からなくてまいってしまった。けれども,結構広くて,これなら400円はおやすい感じである。これは悪名高い「ふるさと創生資金」で作った施設らしい。
  切妻屋根の建物は,1号館(露天・大浴場)と2号館(寝湯・うたせ湯・サウナ)に分かれ,相当広いのだ。両方の建物に入るには,一々着替えなくちゃならないのがつらいところである。フルチンで1号館から2号館まで,駆けていくって手もありますけどネ。

日光市

幸の湖荘 栃木県日光市中宮祠2485 0288-55-0116 旅館

含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素泉,79.3度    
  日光ケッコウダイワカンコー。会議で日光に泊まった。そこはとってもお安い宿。1泊7千円(割引で)なのだ。夜の懇親会の3千円を足して1万円。懇親会なんかマッピラなのだが,これも仕事のうちなので,泣く泣くサイフから札束を出す。日光はもう十年以上ぶりになるだろうか。いろは坂は昔の記憶よりも短く,日光は昔の記憶よりも新しく綺麗な感じがした。空気がキンッとして冷たい。ただし,この宿に関していえば,はっきり言ってボロだった。ロビーを見た瞬間に帰りたくなってしまったくらいだ。なんかの研修施設って感じ。宿の会議室で,会議が終わると,いの一番にデジカメを持ってさっそく温泉に入りに行った。案の定誰も来ていない。こんなボロ宿,会議でもなければ泊まる人なんかそうそういないってモンなのだ。浴室は,想像通りのなんの変哲もない内風呂だったが,思わぬ喜びは,その泉質であった。久しぶりの硫黄臭漂う温泉なのである。こりゃあ,イイゼ。クンクン。ハァハァ!次なる懇親会は,3千円なりの料理だった。乏しい金額でやりくりした会議の主催者の苦労が思われるなァ。自分で苦労してるだけに。そして,モチロン夜また温泉に入って,頭を洗う。キモチイー。風呂から部屋に戻ると,会議の同室者は既にグーグー寝ていた。幸い,この手の会議にはめずらしく,同室者はたったの一人。しかも,ボクより若い人だった。フー。ありがたや〜。結構歳を取った人の中には,ものすごいイビキの人(酒も呑んでるしね)がよくいるんだ。ボクの経験では,人間とは思えぬ,そう。機械音としか表現できないイビキを轟かす人がいたし,ある人などは寝ながら壁を足でドンドンやる人もいた。ゾゾゾ〜。テレビでも見たかったが,起こすと気の毒なので,仕方なくボクもセンベイ布団に入って寝ることにする。それにしても寒い。ペラペラのオブラートみたいな布団にくるまって,ブルブル震えているうちにいつの間にか眠ってしまった。この温泉が記念すべき百湯目にあたる。(00.11.21)

那須町

ホテルサンバレー那須 栃木県那須町湯本203 0287-76-3800 ホテル(日帰可)

硫黄泉・弱アルカリ塩泉・マグネシウム泉 内・露天(混浴有)・プール有   1500円(平日1000円)
 38の露天風呂は圧巻である。15の風呂は混浴であり,つまり女性は大部分の風呂に入れるということで,婦人方は女性と生まれた喜びをかみしめることが出来よう。星運悪しく男とうまれた哀れな生き物は18しか入れないわけである。しかもその内15は,心ない女性がわがもの顔で侵入し,男は小さくちぢこまっているしかない。しかも女性はなぜしか水着や貸し出しのムームーを着て,男性の全てをのぞきに来るため,私の様な小心かつはずかしがりやの男性は,タオルや手で局部を隠すのに忙しくゆっくりと温泉情緒にひたるどころではない。牛乳風呂もあることだし,特に女性の皆さんにおすすめの温泉である。なお,ここに宿泊したのだが,夜のバイキングのウマイことうまいこと。また是非泊まりに行きたい温泉である。
日帰入浴は,混浴露天とアクア・ヴィーナス(プール)に入ることが出来るが,入口はアクア・ヴィーナスからのため,基本的に混浴露天も水着着用となる。男性はタオル可とあったが,マルダシの人なし。
第2回目の記録は,こちらをご覧になってくださいネ。(00.5.27)
 
松川屋那須高原ホテル 栃木県那須町0287-76-3131 旅館  

  内・露天    
  ボクは,忘れっぽい人間である。5年以前だともういけない。基本的に観察力がないので,人の顔など覚えられないのだ。小学校の同級生に,街で「やあ,パルパル。久しぶり。」など話かけられようものなら,「やー。最近はどうだい?あれから何やってたんだ。」など言って,何とかヒントをつかもうとするのだが,やっぱり全然分からない。だから,同窓会の通知でも来ようものなら,オソレをなして,ゴミバコにポイである。さて,この様に言い訳を長々とした意味はもうお分かりだろう。
 
北温泉旅館 栃木県那須町0287-76-2008 旅館(日帰可)  

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  内(混浴有)・露天(混浴有)   700円
  ボルケーノハイウェイの途中に車を置いて10分程歩くと,北温泉旅館が見えてくる。まず見えるのは巨大な温泉プール,そして味わいのある古びた旅館である。旅館に入ると数十年前に戻ったようだ。と,みたら温泉券の最新鋭自動販売機が設置してあった。早速,混浴の温水プールに入る(もちろん裸である)。枯葉がヒラヒラと落ちてきて,腐った枯葉で,底はぬるぬるしている。風情がある。今度は内湯の天狗の湯に入る。古びた板材で出来ており,またまた風情バツグン。でっかい天狗の面があり,ここに入れば5つ子は確実と感じられる。とはいえ女性はなかなか入りづらい雰囲気。オジサンがトド寝をしている。あまりの熱さにゆだったようだ。またまた温水プールに行った。紅葉を見ていると,若いカップルがむつまじく道を下ってきた。木の陰にしばらく隠れた後,女の子を先頭に帰っていくではないか。急に仲が悪くなった様子である。おそらく,このような会話がかわされたのであろう。「実はだまっていたが,ここ混浴なんだ。グフグフ。」「アーン。うれしい。」・・・あれ。これじゃ帰っちゃうのはおかしいね。

塩原町

ホテルニューおおあみ(改築前) 栃木県塩原町下塩原6 0287-32-3232 旅館(日帰可)  

芒硝泉,63度 露天3(混浴2) 300円
  古いホテルのフロントでお金を払って,道の反対側の険しい(ボロボロの)階段を降りると,古いコンクリートで出来た温泉があった。目の前が川で実に風情がある。彼女と入っていると,何人かやって来たが,親子づれもいた。しばらくして,階段側に入っていた親子は,掃除のオジサンに追い出されてしまったよう(こういうのダメだね)。女性専用の露天もあったが,帰りがてら,いっしょに行った彼女は,更衣室が上から覗けると強硬に主張した。そういうことは,早く言うものだと強い不満をもったことを覚えている。最近,テレビでつぶれかけた「おおあみ」が客の入るホテルにしようと大改装したのをみた。名前もなんか日本風になったし,階段とか露天風呂もキレイにしてしまったらしい。サービスを改善するのは良いが,なぜかさみしい感じがしてしまった。しかし,改装前に入湯しといてよかったと考え直したら今度はひどく気分が良くなった。
 
湯守 田中屋(改築後) 栃木県塩原町下塩原6 0287-32-3232 旅館(日帰可)

芒硝泉,63度 露天4(混浴3)   500円
 何年ぶりだろうか。再訪するのは。3連休の中日だったので,渋滞している国道400号線を我慢しつつようやくたどり着く。ホテルを見ると,昔のホテル名が書かれているが,中に入るとまったく別物のキレイさである。フロントで500円払って,国道の反対側に渡った階段を降りていく。実に急な階段だが,昔よりぐっと綺麗になっていた。下の方には大学生らしき若者3人がキャッキャッと騒いでいた。横目でみると,彼女の目がキラーンと光ったのが見えた。彼女は女子専用露天の更衣室へ。ボクはモロ見えの更衣室で服を脱ぐ。露天は河原湯,石門湯,仙郷湯,美人湯(女子専用)と4つあり,美人湯以外は混浴。仙郷湯が新たに増えた露天である。一番味わいのあるのは箒川に接した河原湯だろう。高台の仙郷湯から見下ろしていると,若者たちがモロ出しで川にドボンと入って「冷て〜」とか言って遊んでいる。彼女を見ると,案の定,目を凝らして何かを見つめていた。河原の美しい景色だろうか。チェ。もし,若者たちが女子大生だったらなぁ・・・ボクだって,何かを見つめていただろうさ・・・。泉質は薄めだが,ぬるめの露天は長く入るに適し,河原の景色が実に美しい。(00.10.8)
 
不動の湯 栃木県塩原町福渡 0287-32-2512(観光協会) 日帰温泉(共同浴場)  

カルシウム塩化物泉 露天(混浴) 7:00〜21:00 100円
  市街の手前に車をおいて川へ階段を下ると,早速向こう岸に岩の湯が見えてくる。男女がわいわい入っているようだ(と言うかよく見えた。)。つり橋のたもとの貯金箱に清掃協力代の100円をポロンと入れて,岩の湯を覗いてみるとけっこう混んでいる。そこで,5分くらい歩いて不動の湯にいった。湯船は1つだが,木漏れ日と川のせせらぎがさらに心地いい。入っているといろいろな人間が来てまだ10分くらいで出ていく。そんなに急がないでもいいのにと思う。いつもこれが近くにあればと考えてしまうお気に入りの温泉。なお,更衣室は男女の別などないので,急ぎ着替えるように。

藤原町

かご岩温泉旅館 栃木県藤原町0288-76-2020 旅館(日帰可)  

  内・露天   700円
  鬼怒川へのずっと手前の川沿いにあるなんでもない旅館。看板につられ入ってみると,川を見下ろす温泉でした。明るくてすいている。まあまあの印象。ずっと後のこと,テレビでここを取材しており,また行きたくなったしまった。コツは大型台風の時入ることらしい(そんな無茶な)。あと,かご岩とは,川を渡って遙か先にそういう岩があるということだ。
 
川治温泉岩風呂 栃木県藤原町0288-76-1111(町観光課) 日帰温泉(共同浴場)  

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  露天   100円
バカウマのつるやの蕎麦を食べた後,男鹿川の橋を渡って対岸に渡ると,高台に混浴内風呂と男女別のきれいな露天岩風呂がある。貯金箱に100円入れて岩風呂に入ったが,川を眺めながら木漏れ日のなか浅い温泉に入るのは実にのんびりすることである。ニイチャンらと入り,若いエキスをたっぷり吸収してきた。ウシウシ。(こんなこと書くと誤解されそうだ。)残念ながら混浴の方は,おじいさんが入っており遠慮してしまった。

黒磯市

大正村「幸乃湯温泉」 栃木県黒磯市百村屋敷内3536-1 0287-69-0326 旅館(日帰可)  
カルシウム・ナトリウム硫酸塩・塩化物泉,50度 内・露天(混浴有)   500円

  なかなか大きな宿であり,そそられるものがある。入り口のサボテン園が妙な雰囲気を醸し出す。入ってみると,混浴の丸い露天と男女別の露天がいくつかある。残念ながら,混浴はおじさんに占領されており,女性は来づらい雰囲気であった。オバサンたるもの,「キャー。あたしたち男湯だろうと,こえだめだろうと入っちゃうわよ。そうしたいからよ。こわいものなんてないわよ。」とやる思っていたのだが,これは単なる考え違いだったらしい。
 彼女にコイコイ行ったのだが,拒否されてしまった。いいところだったのに。なかなか味わい深い温泉である。パンフレットを見たら,昔は男女の露天がつながっており,おそらく最近,心ない(宿の)人により柵をつくられてしまったようである。まったく人情すたれちゃおしまいである。なお,お風呂の前に金魚が泳いでいた。
  パンフレットの写真がコレである。ネ!グッとくるでしょう?ウヒャー!オレも入りてー(バァちゃん達と)


栗山村

女夫淵温泉ホテル 栃木県栗山村川俣字荒井蛇880-2 0288-96-0001 旅館(日帰可)  

弱硫黄泉 内・露天(混浴有) 8:30〜15:00 1,000円(2時間)
  奥鬼怒温泉郷の入り口に位置する宿。八丁の湯や加仁湯へは,ここに車を置いて山歩きをすることになる。宿泊したのだが,早速露天に出かけたら,更衣室前の廊下をおばさんがたちが丸裸であるいており,「混浴よ〜。早く入りなさいよ。いーわよー」など言われてしまった。おおらかである。水着で歩いている若いオネエサンがいて,どこに行くのかと思ったら囲いで覆っている女性専用露天風呂(全12の露天風呂中2箇所)に入っていった。昨今の子供達は,修学旅行で水着でお風呂に入ると聞くが,それと関係あるのやら全然関係ないのやらしばらく考えてしまった。あなたは,トイレでパンツを履いたままウンコをしますか?フンドシしめたままお風呂に入ってもきれいになった気がしないでしょう。と,つまらぬ話はさておき,12の露天風呂は,今まで入った中でも最大級であり,1日中入っていられる。夜の星空も最高である。部屋の窓から下の露天風呂を眺めていたら(よく見えるのだ)彼女に怒られてしまった。人を見ているわけではないし,第一暗くてよく見えないと反論しようかと思ったが,確かに品がないのは事実。少ししか見ないことにした。
 
八丁の湯 栃木県栗山村川俣876 0288-96-0306 旅館(日帰可)

単純温泉,53度 内・露天(混浴有) 9:00〜15:30 500円
  女夫淵から1時間半程歩くと,八丁の湯に着く。ログハウス風の建物が並び,5つの露天風呂がある。女性専用と混浴の露天が計5つある。硫黄の花が浮遊している。早速,彼女と名高い滝見風呂に入った。湯船には,細かい湯ノ花が混ざり,とてもきれいである。都会から来たハイカーの女性たちは根性がなく,女性専用の方にみんな行ってしまったが,彼女は多少耐性が出来てきているのだ。階段を登って,滝のすぐ側にある露天は,飛沫が実に心地良い。下を見ると,女性専用とやらが丸見えであった。「あんなとこ入っても意味ないね。ばかだね〜」と楽しく語らいながら,降りたのであった。(現在は,囲いを高くして見えなくしたと聞く)なお,更衣室は,男女同一であり,女性用にカーテンで仕切られているだけで,これじゃ着替えられないと鼻声で言う女の子もいるかも知れないので注意。
 
加仁湯 栃木県栗山村0288-96-0311 旅館(日帰可)  

含重曹弱硫化水素泉 内・露天(混浴有)   500円
  八丁の湯からさらに10分歩くと加仁湯である。ここの温泉は,白濁した強烈に熱いシロモノ。泉質は激烈で長くは入っていられない。露天は3つだが,女性専用が1つとのことである。奥鬼怒3カ所で,味わいはここが最高であろう。なお,大きな入浴手形をオミヤゲにもらった。末端価格398円はするこれをもらって,500円とはスバラシイとを道々ほめながら,女夫淵までの1時間40分をヨロヨロと帰ったのであった。
 
湯西川温泉共同浴場 栃木県栗山村0288-97-1126 日帰温泉(共同浴場)  

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50度 内(混浴)   100円
  湯西川をさんざん探し回り,ようやく橋のたもとにある小さな共同浴場を見つけた(まさかこれだったとは!)。先客がいたので,先に腹ごなしとすばらしいマイタケ蕎麦を食べ,まだいたので,平家の里でサンショウウオを食べ,またいたので,オミヤゲ物屋を探検し,ようやく入ることが出来た。共同浴場で混浴,しかも無料という条件がそろえば,とことんがんばれる。
 
伴久ホテル 栃木県栗山村 旅館(日帰可)  

  内・露天   500円
  鄙びた湯西川に輝く豪華ホテル。意外と湯西川はさびれつつあるのだ。その分何やら味わいがあるが。さて,ロビーに入ると,800種類の浴衣から好きなのを選ばせてくれる。女性には。(男にはナニもない。)で,部屋には,浴衣の着方の説明書があるので,女性は,それを見ながら四苦八苦しながらやってみることになる。時間を見計らって,ロビーに下りよう。帯を蝶結びにしたり,前後ろ逆に浴衣を着た女性を見ることが出来て,大いにユカイになれるハズだ。温泉ホテルは,最近は女性優先だ。不況で,男主体の宴会が減った現在,家庭の真の主導権を握る女性を大切にして,また来てもらおうという計算だ。伴久ホテルは,その後も何度もパンフレットを送ってきてくれる。女性の皆さんに特におすすめする。また行きたいのう...